憲法・行政法・民法は得点源です。
正文化という手法を使うのでこちらの記事で確認しておいてください。
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【 憲法の勉強法 】
【勉強法】
基礎・応用レベルは全部やる。
ただし国家総合職やあまりにも難易度の高い問題、学説問題は意味不明なのでやらなくてもよい。やらなくてよいのだが学説問題は日本語がおかしいという違和感だけで解けてしまう問題もあるので見るだけみても良いかもしれない。
☆ステップ1☆
まずは『クイックマスター憲法』のレジュメを読みます!
※他の本は一切必要なし。
評判の良い『郷原のまるごと憲法』はオーバーワークなのでいらない。解説読んでも分からない部分は、全てグーグルで検索して調べるのが最速最短、法律系科目はこれで十分です。なのでスマホ片手に勉強しましょう。
☆ステップ2☆
1周目、問題を読んだら解説を見てどこが論点なのかを意識する。レジュメを確認しつつ問題文を正しい文に直してあげましょう!
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2周目…レジュメを読んで知識を入れる、その状態で正文化した問題文を読んで(解いて)違和感を感じないかチェック。違和感を感じるのであれば知識に穴があると思われるので再びレジュメ・解説を読み体系的に理解するよう努める。その際、論点が重複している選択肢についてもう解かなくても大丈夫という自信があるものをは容赦なく消していく (上の写真で※↑肢1~5までに斜線が引いてあるのはそういう理由)。
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3周目…暗記の核を作る、超重要。
2週目の作業をやりながら、レジュメや覚えらえない論点についてまとめノートを作っておく。
こんな感じで適当で良い。
・人権分野
・統治分野
憲法の「統治」は衆議院解散にはどのくらいの人数が必要かというような数字と制度の暗記です。
↑人権と違って無味乾燥なので頭に残りずらいので心して覚えましょう。
「統治」は行政法の「地方自治」とも数字を混合しやすいので比較して覚えるとよいでしょう。
※1~3周目までは一気にやって記憶の定着をはかる、他の科目に手をつけない。
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・4周目以降…3周目の精度をひたすら上げる。
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憲法の人権分野はこのやり方で7割得点はすぐです。
あとは丁寧に丁寧に復習をしていけば8割~は見えてきます。
【 行政法の勉強法 】
【行政法の性質】
勉強序盤で馴染みの無い単語が連発するので心が折れそうになる。
行政法は忍耐が大事で全部の知識がつながって「これはこういう制度でこっちの分野に続くものなのか!」と分かる科目である。そうすると体系的に整理することができるのでグッと伸びてくる。無機質な科目だが分かってしまえば法律科目の中で一番の得点源になると思う。
ただし忍耐したくない人は予備校の講座を使うのもありかもしれない。
法律科目のカリスマ吉井氏の講座が型落ちして安くなっているのでお勧めします。
全12時間 10,500円
【勉強方法】
憲法と同じです。
まずは何はともあれ『クイックマスター』のレジュメを読む。
これに尽きます。
クイマスのレジュメは『スー過去』のレジュメよりはマシな作りですがそれでも初学者には苦しく感じるところ。行政法は全体像が見えないと理解不能なので勉強初期は非常に苦しく感じるところです。
なので、分からないのを前提にしてサーっとレジュメを読んだら…
とりあえず問題を解く⇒すぐに解説を読むといった感じです。
私は大体5周目くらいから「あぁ~これはこういう事か」と分かるようになって、理解出来ていない問題も正解できるようになりました(笑)、そんなもんです。
◎独学のコツはまさかの独自解釈
解説を読み、こういう答えになるということは~と自分なりの解釈を持つ(書き込む)と理解が深まります。正直、ぶっちゃけると自分の解釈が本質的に正しかろうが間違っていようがそれで問題が解ければいいのです^^
どうしても分からない問題は積極的にスマホでググって調べる事。
◎似たような用語や制度がたくさん出てくるので図やフローチャートなどをノートに書いて頭を整理しまくるのが急所です。
◎私が作ったまとめノートの一部⇣
☆「地方自治」の分野は…
数字覚えゲームの要素があるので憲法の「統治」分野と絡めて覚える。
◎私が作った「地方自治」整理ノートの一部⇣
なお、
行政法のクイマスの悪い点として出題率が低い分野も問題が多く掲載されているのでそこは気をつけましょう(出題頻度は問題集に明示してあります)。そういう分野は基礎問題のみとかメリハリをつける必要があります。全部解いたらアカンです。
健闘を祈ります^^
【 民法の勉強法 】
☆民法のゴールは…『スーパー過去問ゼミ民法I』『スーパー過去問ゼミ民法Ⅱ』の基本と応用レベルまで解くことです。 難問レベルは時間があったらでかまいません。
【民法について】
分量がクソ多いわりに市役所・県庁試験では4問しか出ない。
非常にコスパ悪しだが数的を捨てるのであれば勉強するしかない。
時間は膨大にかかるが覚えれば得点につながるので歯を食いしばってやろう。
私もあまりの分量の多さに気を失い・死にそうになりながら勉強していました。
【勉強方法】
予備校は最後の手段、まずは下に示すやり方を試してください。
☆ステップ1☆
『郷原のまるごと生中継 民法』を単元ごとに勉強します。
民法Ⅱの債権譲渡のページです。↓
解説が助長で疲れますが良い本だと思います。※現状これやり良い本が無い。
☆ステップ2☆
さっき読んだ単元の『スーパー過去問ゼミ民法』を正文化する。
正文化の方法については前述した通りである。
債権譲渡の問題です。↓
↑左下の図は『まるごと生中継』をコピーして貼り知識を一元化しています。
こんな感じで単元ごとに(2回目)地道にやっていくのがコツです!
【民法暗記の急所】
問題をどんどん正文化していき覚えます。
そうすると、覚えるべき論点が見えてきます。
実はそれを集めたのがスー過去のレジュメ部分です!
☆ステップ3
『スーパー過去問ゼミ民法』のレジュメを読んでどの問題を解くための知識なのかが分かれば合格。
レジュメ部分は要点の羅列なので勉強初期段階にこれを読んでも理解不能です。しかし『まるごと生中継』を読んで、『スーパー過去問ゼミ』の問題を繰り返し解いた後なら「あぁ!」と分かると思います。
☆図を書けるようになること☆
民法特有の「 人間vs人間 」の図を書けるようになってください。
こんな感じの。↓
これが書けないと問題が解けません…。
☆解説を読んでも分からない問題は?☆
・方法1
『まるごと生中継民法の過去問』の解説を読む。
これはどういう事かというと『スーパー過去問ゼミ』の問題と『まるごと生中継民法の過去問』の問題が結構被っています。
問題の解説を書く人が変わると急に分かる時があるのでブックオフに売っていれば入手した方が良いかと思います。
なお、『まるごと生中継民法の過去問』は『まるごと生中継民法』と同じ筆者が書いているのでこっちの問題集をメインで使うべきという説もありますが私は反対です。
『まるごと生中継民法の過去問』は問題数が少ない割に国家総合職クラスの難しい問題が多いので挫折する確率が高いと言えます。あくまで『まるごと生中継民法の過去問』の解説冊子をスー過去に使うというスタンスにした方が良いと思います。
・方法2
ググる。笑
本質的な理解はいらないのでググって分かった気になるくらいでも十分です。
特に学説問題なんてたまにしか出ない割に難しいのでそれくらいでいいんです。
・方法3
最後の最後の手段、予備校を使う。
やはり吉井氏。
総合計24時間の講義で13,300円は超お得だが全部の講義を視聴すると日が暮れるので分からない分野のみ聴くようにしよう。
※2020年合格目標の講座は担当吉井氏では無くなるので注意。
とにかく、民法は分量がヤバいので嫌にならないように手を抜くとこは抜いて頑張ってください!!
健闘を祈ります!
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