予選2連勝で通過後、東北大OB尾形氏(下)と仙台のH宮氏と昼の弁当を食べる。
中華料理の弁当は新しいですね。
次の対局まで3時間以上あったのでおがっしーとこんなことをしていました。
↓
上下水道展から帰ってきてもまだ時間があったので・・・
H宮氏は詰将棋を解いていました。
おがっしーは強い人の対局を見て回っていました。
私?
ブログの下書きを書いてました~\(^o^)/
そんなこんなしているうちにまつもっちゃんから呼ばれました。
は~~、待ちくたびれたよ~。
・まつもっちゃん 予選2-1で通過後、本戦0回戦勝って本日5局目。
・あべしん 予選2-0通過、本日3局目。
どっちが良いかは分かりませんけどねw
勝った方が1万円の宿泊費を手にする大一番です!
3.5万円の価値がある大会で1万円の宿泊費までもらったら最高じゃないですか!
がんばるぞー。
◎本戦1回戦 vsまつもっちゃん(山形・中学生)
先手がまつもっちゃん、後手が私です。
ノーマル三間優秀ですよね。
指されるとどうしたらいいか分からない、結局いつもの玉頭戦でなんとかしよういう発想で昭和の銀冠を選びました。特に工夫とかないのですが居飛車は普通に駒組をしているだけで互角くらいなので研究していない人には気が楽です。そして上図までいくと居飛車指せそうな感じですよね。
まっさきに思ったのは、上図以下△86歩、同歩、同飛、、同飛、同角、78歩、69飛の変化。
以下、83飛に75角、81飛成、55歩、同銀、56歩はどうなんですかね。
ここまでいけば居飛車良さそうだとは思いましたが・・・。
長考の末、もっと良くなる、圧倒的に良くなる変化を見つけてしまった。
以下、55歩。
ここで67銀なら前述した86歩の筋がもっと厳しくなる。
従って▲同銀と取るしかなくてそこで△75歩。
こっから夢の世界に入ります。
1万円に目がくらんで頭がおかしくなったかもしれぬ。
以下、56飛に55銀が狙いの手。
同馬でも同飛でも△54歩と打って次に銀を打てば大駒1枚取れます。
これは素晴らしい、やっぱ俺って天才なんじゃないかと思ってこの変化に突入したんですが・・・
再掲下図以下…
66飛と1個かわされアレ?
はい、うっかり~~!!
これは相当ひどい。
飛車も馬も取れないどころか、▲55銀が活躍してきていきなりおかしくなりました。
うーーん、最近のまつもっちゃんとの将棋はこういうおかしなミスで形勢を損ねる事が多い。潜在的に苦手意識があるのか!?
で、まぁ~いつもの事なのでこっからどう勝負するかですよね。
紛れそうな手はないものか。
選んだのは53角。
自爆しないように踏ん張ろうという手です。
しかしここで53角とするのであれば△55歩と突く前の54手目(下図)に上がった方が綺麗ですよね。
はぁぁ、本譜の△55歩は大損だった。
本譜は再掲下図以下・・・
56歩、35歩と玉頭にあやを求める。
「玉頭戦になれば経験値の差で勝てるやろ」そんな感じでした。
以下、44銀。
う~~ん、当初は△同角、55銀、62角を読んでいたんですがね~~。
振り飛車党の私としてはそっちの方がピンとくる感じです。
ただ、時間も無かったので分かりやすさ重視で本譜は同金。
玉頭戦に全てをかけます。
以下、64歩、同歩、35歩、25歩。
▲64歩△同歩が入って、後手は飛車1枚で先手の馬と飛の2枚の大駒を抑える形になった。
どちらが得したかは分からないが6~9筋はほぼ関係ない将棋。
これより先は、1~5筋のみの45マス将棋です。
マス目が少なくなったので濃密な読みの戦いになりそうです。
最終手25歩は、筋であるがやや攻めさせられている感がある。
まぁ、ここらへんはギリギリでしょう。
手筋&経験値で玉頭方面の勢力を確実なものにしたいところ。
以下、36銀打。
鍛えの入ったしっかりした受けです。
現在、振り飛車金銀4枚の囲い、居飛車金銀3枚の囲い。
単に35金から金銀交換は、振り飛車金銀3枚、居飛車金銀2枚になるので分が悪い。
何も考えないで指すなら枚数を増やす24銀打ですが・・・
以下、▲25歩、35銀、同銀、同金、36歩と進む。
ここで△26歩がたいした手になっていないのが痛い。
26歩以下、35歩、27歩成、同金で下図。
35歩の防波堤が堅いし玉頭の勢力が完全に逆転している。
こりゃアカン。
なので、再掲下図以下本譜は・・・
34歩と合わせます。
これも命がけ、非常手段的な手。
23銀を繰り出すので玉頭がかなり薄くなります。
以下、同歩、同銀、35歩、同銀、同銀、同金、36歩。
ここで△26歩は35歩でまたしても防波堤が出来上がるので26金と擦りこみます。
この局面に期待していたんですよね~。
どうですかね、先手の次の1手は?
手の流れ的に防波堤を築きながら金銀の枚数を増やす▲35銀じゃないですか?
実はこれなら後手良しと見ていました(^<^)
というのも35に銀を使ってくれると後手玉頭のプレッシャーが消える、しかも35に銀打ったからといって2筋の爆弾を除去出来る状態ではないので実質1手パス。後手からはゆっくり確実な59銀が間に合う展開になります。
以下、49金には27金、同金、26銀とくいつく。
以下、38金打と埋めても27銀成、同金、26銀と打って、先手の持ち駒の金を銀に代えればどんどん薄くなって受けがきかなくなりそう。そ~んな未来を予想していたら・・・
本譜は再掲下図以下…
▲24歩!
あべしん「な、なにぃぃ!」
以前ならここらへんで何かこう緩い手を指してくれたじゃないか!?
予想外に踏み込まれて焦るあべしんせんせー。
いや~、攻め合いは玉頭周辺の金銀の枚数が違うので分が悪いんですよね。
というわけで、34銀と投入。
先手は歩切れなので玉頭をしっかり受ければ自然と良くなるはずという大局観です。
ここらへんはやれていると思っていました。
そしたら、35銀とさらにかちこんできた。
最低千日手コース。
玉頭戦のセオリー通り43銀打がそれ。
以下34銀、同銀、35銀、43銀打という展開になる。
しかし、後手良くできそうと思い踏み込んだのが誤算だった。
本譜は下図以下、
同銀、同歩、同角。
ここで先手に歩があれば▲34歩なんだけど歩切れ、▲34銀と置くのは△24角と拠点を取る事が出来る。従って指す手が無いと思っていたら~~
以下、26銀!!
しびれました\(^o^)/
こんなとこに金が落ちていたとは~~!!
以下よっぽど24角と粘ろうとか思ったけど、はぁぁぁヤッチャッタヨーって感じだったので同歩、と取り、34金が激痛。
ここで12銀しか受けが無いようでは35金と角を取られ盤石。
△27銀から銀をあと1枚渡すと後手王は詰み。
急転直下で悪くしてしまった~。
だめだこりゃーで投了。
1万円が今年も決定戦で逃げていってしまった・・・。
最善は千日手だったか・・・。
勝ちを急いで玉頭のバランスを崩壊させたらえらい目に遭ってしまった。
いやぁ~~、若手に勝つにはおじさんの経験値が活きそうな玉頭戦が最有力だと常日頃から思っていたのですがこの将棋は頼みの玉頭戦で負けてしまったので言い訳のしようがないですね。
いよいよ、まつもっちゃんに勝てる形が無くなってしまった、ショック~。
☆アマ王将南東北結果(山形勢)☆
3位 おがっしー
6位 まつもっちゃん
県内強豪選手が次々と予選で消え、本戦で消えてゆくなかこの活躍は素晴らしい。
おがっしーの3位決定戦は鬼勝負。
3位と4位とでは商品の質が天国と地獄くらい違うのでよく勝ったなぁと思った。
また、中学生で6位入賞の活躍はまるで他県ジュニア選手の活躍を見ているようだった。いやぁ、将棋強いっすねぇ~w
あ、そういえば回り道ブログのT田さんがベスト16に残っていました。
超久々のブログ更新あるかもしれませんね!
以上、レポート終わり!
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