◎全国中学選抜の感想
山形の男子3人全員が16・8・4位と自己ベスト記録を更新。
蓋をあけてみれば山形で戦っていた相手が実は全国レベルだったというオチ。
全員が「正直、あと1勝は出来たな~」と思ったのではないか。
嬉しいより悔しかったのでないか。
【個別の感想】
・ベスト16 M本少年
将棋IQは、天童交流室の中でもトップクラス。
少ない時間でどう結果を出すかが命題なのだが毎回よく勝っていると思う。
予選1-1から通過、トーナメントも外れくじから勝ち上がり16強。
わりと満身創痍感はある。
しかし欲を言えばあと1勝だったか。
勝負は、実力+運が絡まないとどうにもならないからなぁ。
・ベスト8 T橋少年
努力家。
彼はこの1年でかなりの時間を将棋に費やしてきた。
しかし、予選1回戦負けた時は「まさか2連敗!?」と嫌な予感がした。
以前のT橋くんならありえる話。
しかし、そこからじわじわ勝ち上がりベスト8入賞。
さすがである、成長を感じた。
・4位 ねこP
群れない、染まらない、マイペース。
わりと変わり者の部類だと思うが、そういうタイプがやらかすのか!?
彼については勉強法含めすべてが謎、中1で4位はすごい。
山形は恐ろしいネコを目覚めさせてしまった。
【最強世代!】
過去の中学選抜大会を振りかえると、3名全員が好成績を収めるというのは例が無い。この世代が山形に蔓延する全国で勝てないという空気を変えていくのかもしれない。
ただし、中2→中3→高1→高2と上にいけばいくほど「強いのは知っているけどイマイチだよね」という評価に変わっていく。中学生で強いから価値があるのであって、高校生、大学生になればだれでもそれなりに4段以上はいく。なので、どうせ強くなるなら突き抜けるように強くなってほしい。この3人ならやれるはず。
【最強世代?】
突き抜ける1つの例として奨励会試験がある。
最強世代が活躍するのは大変良い事なのだが、裏を返せばもっと前にチャレンジできたのではないかと、勿体ない。
他県の同世代の強いコ達はとっくに奨励会有段という位置にいる。
ですので最強世代予備軍の小学生たちは、才能を信じて若いうちから実績0でも果敢にチャレンジしていってほしい。
周りは、それに関して奨励会を受ける受けないで他人の事情を詮索するようではいけない。
むしろ「え、まだ奨励会受けてないの?」的なノリでいてほしい。
◎花笠大会結果
1位 M本少年
2位 T橋少年
3位 K上さん
各世代の代表クラスが出場している中で輝くのは最強中学世代!
・ランキング更新
M本少年がT橋少年のローカル大会3連続優勝を阻止で3位浮上。
2位まであと1点差。
大会の運営が2人しかいなくて大変だったとTwitterで見た。
あと、5年・10年経つと大会運営者が過労・高齢を理由に間違いなくいなくなると思う。
人数の少ない支部からじわじわとその現象は起こる。
大会運営者にはしかるべき日当を。
日当出すのであればやってもいいよって人絶対いると思う。
いるんだろうけど、田舎はボランティアを美学とする文化があるので大変です。
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