昔と今、指導法の変化【みんな忙しくなった】

半年間、あべしん道場と個別指導をやってみての感想を書きます。

あべしん道場は、平日夜2時間、実戦中心のスタイルです。
たくさん来ると1人にかけられる時間も少なくなるので30秒将棋+感想戦がメイン。あとは、来ている人同士で対局・雑談・学校、テストの情報交換などやってくださいという流れ。こちらはあまり、私が介入するところ無し。

個別指導は、生徒にかける時間が長い分だけ講師としての実力が試される部分です。

当初はあべしん道場の延長で1vs1で指しまくろうぜ!という方針でした。いわゆる「負けて覚えなさい」という古き良き時代の勉強法です。

しかし!
よくよく話を聞いてみると「今の時代、そういうのって流行らないのかな?」と思う事が多くなりました…。

つまりこういうこと。

:子ども→学校終わったら夜9時まで道場、指しまくって体で覚えて地力と根性を鍛えて強くなる。
  
:子ども→勉強優先・習い事多数で将棋に割ける時間はわずか
   先生→会社員なので時間が無い。

うん、これはね、親御さんと話す機会が無かったら気づかなかった。
指導前に「どのくらい将棋に時間取れますか?」と聞くのは大前提だと思った。
そして将棋の指導はじっくり長い目でではなく、時間があまり無い中で何をやれるかを考えていく世界だと思いました。

そういう状況において、個別指導という貴重な時間で何をするかは悩ましい。

漠然と指しまくっても2時間ではそんなに効果は上がらない可能性はある…。
※もちろん段階によって指しまくって地力をつけるというのが最良の策の時もあります。
           
・お互い時間も無いし、最初から弱点を克服していく作業をやったらどうかね?

と思いました。


特に、序盤に難がある子であればそこをなんとかしてやらないと大会で勝てないよなぁ…。実戦的に互角くらいで終盤に入って負けるなら仕方ないけどそれ以前の知識で将棋終わるようではカワイソスです。

そうなりたくなかったら本を読んで研究しなさい~って言っても「棋書が理解出来ない」「棋譜を見ても何がポイントだか分からん」など悩みは様々。自分が小学生の時にそれが出来ていたかというと無理でしたね、加えて最近の棋書は難しすぎる。強くなるためのハードルが上がったように思う。

 しかしですよ、どういうわけか「どう考えても小学生には難しい」と思われる内容を知っている選手が全国にはいる。これは絶対、後ろにナニカいるなぁ~と勘ぐってしまう。それが人間なのかソフトなのか分からないが、小学生ですら昔みたいに才能&地力で勝つ!という将棋のつくりではアカンのかなと思い衝撃を受けています。

というわけで、最近は「定跡読解」を手伝ったり「流行している将棋を一緒に研究」したりと私の出来る範囲で技術介入しております。笑

もはやこれは将棋講師ではなく、「ハイパー将棋アドバイザー(笑)」なんじゃないかとさえ思っています。

 ただし、私も弱いので専門外の戦型についてはなかなか人に説明して教えるレベルまではいかないです、悲しい事に。株式会社将棋予備校を作るなら真っ先に本格居飛車を出来る先生を探しますね(笑)

まとめると、強くなるためのハードルが上がった→指導で求められている質も上がった、というのが実感です。それにもかかわらず昔と方法でやっていたらアカン、自分の過去の成功例を現代流に見直す必要を感じましたね。

こっからは私の勝手な想像コーナー。

これから求められる「趣味じゃない方の子どもの将棋指導者」は…

正しい方向で将棋の勉強方法(ノウハウ)を伝えられる人

いつまでも講師とべったりではまずい。
(金銭的にも大変だと思う!)

講師がいなくても自分で勉強をしていけるように育ててやらなくてはいけない。

 例えば、同じテーマの棋譜を見た時に「どこを工夫していたか」に気づけるか。仕掛けについてもどの条件だと成立するか?なぜ成立するかの理解。地力が無いと厳しい話ではありますがね…。
 そういう細かい点が分かってくると将棋を見る景色が変わってくると思います。

正直ね…
ある程度地力つけて勉強の仕方さえ分かれば講師は不要かもしれませんね。

そうなってくると「ハイパー将棋アドバイザー」は、「ハイパー将棋メンタリスト」に肩書を変えます。モチベーションアップとかそういう面で講師は利用されるんだと思いますね。

そして、プロ生徒の仕事は…

1、将棋をがんばる
2、勉強を親に怒られない程度にがんばる
3、肩書がどんどん胡散臭くなっていく講師を温かい目で見守る

の3点、
アマ講師はプロ生徒に生かされているのです。



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