M着君、県倉敷王将戦で優勝【半年の軌跡】

あべしん道場が発足して約半年。

 

途中、私の事情で数カ月間全く開催できない時もあった最近は月2ペースで開催にこぎつけている。

 

今回、道場初期メンのM着君が小学生倉敷王将戦(高学年の部)で初優勝した。


う~ん・・・

正直、優勝は1年早いかなと感じていただけにびっくりした。

 理由は…


うちの道場に来る人、大体序盤がヤヴァい説。\(^o^)/


M着君も例外ではない。

そこで去年の12月に定期的に個別指導も織り交ぜてじっくり序盤に取り組もうという方針を私が勝手に決めた。


まず最初にやったのは、戦法変更()

からのスタート(^_-)-

まぁ予想通り、最初は勝てなかったよね。

 

でも、それは弱いっていうより知識&経験不足だからしょうがないんだよ、「とにかく本を読んで盤数をこなそう」と教えた。自分が弱いとか才能が無いから負けると思った人は可哀そう、その時点で将棋が嫌になる。基本的に負けるのは知識&経験不足が8割、まだ才能とかそういう話じゃないですね。

 

そしたらそのうち知識&経験不足で勝てないっていうよりも作戦自体がまずいのでは?という事に本人が気づくようになった。笑

(それにすら気づかない人が多い)

 

しょうがないな~という事で私も段階的に高度な作戦を教えるようにした。

 

しかし高度な作戦は理解するのに時間がかかる。

 

棋譜添削を通して戦法の考え方などを伝えたが、それを会得するには袋いっぱいに詰めこめるくらいの黒星を払わなければいけない。

 (普通はそこで嫌になる)


なので、本人が気づかなければそれでいいやと思っていたのだが将棋の秘密に気づいちゃうんだからしょうがないね。(ネットで100局以上やったらしいです…)

 

その探求心が吉と出るか凶と出るか、大会には絶対間に合わないけど今後を見据えれば教えるべきだなぁと思い、大会が近い時期に新しい知識を放り込んでみた。おそらく激しく混乱したと思う。だって、私もよくわからんしプロも現在進行形で研究している形だもん\(^o^)/


 ここまで来ると自分でどう知識を調理するかっていう段階でセンスが問われる。

 

そんなこんなで本番を迎えた。

 

ふたを開けてみると予選から7戦全勝で優勝…。

 

あれぇぇぇ\(^o^)/??

 

決勝の棋譜は、特に神がかっていた。

正直そんなに強かったっけ?\(^o^)

と目を疑った。

 

私はM着くんから、昨年の12月から1局も負けた記憶がない。いつもボコボコにしてやっているのだが・・・大会前日はじめて負かされた、勝ったと思って油断していたら詰まされました\(^o^)/

(朝、毎日終盤系の本を解いているとの事)

 

そんで、今日の決勝戦。

 

私が負けたのは気のせいじゃなかったみたい・・・詰みが早い。



M着君おめでとう。

今後はさらにマークがきつくなると思う。

決勝で敗れた清N少年はここ数年はずっとその状態だった。


これからは、通常の将棋の勉強に加えマリーシアも鍛えていこう。


関連記事

コメント

-

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

あべしん

Re: No title
山形人 様

ありがとうございます、励みになります。

強くなりすぎると師匠探しという新たな課題が生まれてこれがなかなか大変です。

しかし他県を見ていると強い子どもの後ろには強い組織や指導者がいる傾向が強いので焦るところだと思います。

そして山形はそれが厳しい環境のように感じます。

昔は、ものすごい将棋の強いアマチュアの先生がいてほぼ無給状態で相手をしてくれたのですが時代の変化でみんな忙しくなりすぎました。

私もこの先、様々な面でどこまで道場をやれるか不安ですが、せめて今来ている子ども達はなんとかしたいと思っています。

-

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

あべしん

名無し様
お世話になっております。

それは・・・

楽しい家族旅行になったか心配です。笑

ご質問のあった戦法選択について超現実的な回答を記事にまとめました。

ご参照下さい。
非公開コメント

あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

全記事表示リンク