ソフトは強い人をより強くするための道具だよなぁとつくづく思う。
私はいちお免状五段でネット24は数年以上やっていない六段という棋力です。
自分が最も経験と本を積み上げた分野はノーマル四間飛車なのですがこの前暇だったので旧定跡をソフトに聞いてみたら( ゚Д゚)ってなりました。
ソフトの示す手の意味が分かりませ~ん\(^o^)/
ただ、そっから5手~くらい進めてみると「もしかしてこういう事かな?」とだんだん分かった気がしてきました。旧世界にいる私にはなかなかソフトの手を理解するのは時間がかかる作業です。しかし、ソフトが教えてくれる未知の手を積み重ねれば必勝定跡(笑)が作れそうとも思いました。
今、勝つために必要な能力はソフトの示してくれる手を素早く理解して体系化できる人間だと思います。遅かれ早かれ、ソフトを研究すればだれもがいきつく結論に我先にと辿り着いて「白星」を得る、そんな競争がものすごいスピードで始まっているように感じます。
と、まぁこういう話をしたところでワタクシ最近居飛車の勉強を始めたよという記事を書きました。
具体的に、棋書をそのまま柿木将棋に入力していくというやり方をしています。
こうすることで、気になる局面があれば柿の木将棋盤のデータをコピーしてソフトに貼りつけ→最善手を教えてもらう事が出来るからです
プロの先生がひいたレールに乗って定跡書をソフトでなぞるだけなので私みたいな居飛車未経験🔰でも誰でも出来ます!
将棋って簡単(^_-)-☆
ってのは嘘です・・・。
むしろ、
居飛車の知識・経験・理解が乏しすぎてソフト先生に良い質問が出来なくて逆に困っていますぅぅぅぅ(;´Д`)
せいぜい、
本の「これにて良し」周辺の形勢判断は本当なのかを調べる程度で、ソフトを全然有効活用できていません。
思った。
しっかりしたその戦型の知識・経験・理解が無い(つまり将棋が弱い)とソフトで調べる局面がすでに的外れになる可能性があるなと。
薄っぺらな理解だとソフトの使い方も薄っぺらになる。
強い人は「これにて良し」の局面の見方が違います。
直線だけでなく、どういう風に条件を変えれば結論が変わるかを考えていて、そのお手伝いをソフトにやらせています。
例えば…
・変化に飛び込む前の一連の手順に問題があるのでは?
・そもそも構想に問題があるのでは?
・金の位置や端歩の関係、陣形を工夫すべきか?
・自分から先行する変化がそもそもあるのでは?
など、強い人の局面の認識・着眼点は高次元なのでソフトを使ってより有利にゲームを進めるヒントを得る事が出来ます。
弱い人は、延々と出現しない局面や既に不利な局面をそうとも知らずに検討する羽目になります。これじゃあ勝てるわけないやんけ!!
これねぇ、恐ろしい事に世間一般では有段者と言われている人でもそんな感じの人が結構います…。
なので、まだ弱いうちはIT教育の一貫でソフトを使ってもいいけどソフトをより有効に使うための地力をつける努力も並行してやった方がいいよとアドバイスをしておきます。
同じスペックのPC・ソフトでも使い手の棋力によって研究成果に差が生まれます。
結局、将棋が弱い人はソフトを使えばソフトを使っていない強い人にもしかしたら勝てるかもしれないけど、ソフトを使っている強い人にはまぁ勝てない。お金をたくさん払って高性能PCを買っても使い手が弱ければ意味が無い。
「 ソフト+人間 vs ソフト+人間 」
の結末は、ソフトではなく人間の地頭・地力の差なのかもしれませんね~。
※ただし…
強くなればなるほど人間の力が拮抗してくるのでソフトの性能とかが大事になってきます。つまり…
マネーゲーム!?
💸💸💸 💻💻💻 vs 💻💻💻💻💻💻💻 💸💸💸💸💸💸💸
IT将棋!?
みたいな世界になるかもしれません。笑
将棋が強くて経済的に強い人がより強くなっていくという地獄絵図👹
将来活躍したい方は、今のうちお小遣い&お年玉を貯めておきましょうw💰
※アマ大会は持ち時間が短いので研究を外した勝負将棋で頑張るというスタイルもおすすめです^^ 頭を使えばなんとでもなる…はず。まぁ私がそれやっているんですけどだんだん見切られてきて勝てなくなってきた…。
なお、レ〇パ〇スなら水道光熱費無料の物件があるので複数台PCを置いても電気代が使い放題です。住居用としては無理だと最近ニュースで分かったので事務所として賃貸してはいかがでしょうか?w
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