◎準決勝 vs H田くん
H田くんからは、今年の県名人戦の準々決勝で負けています。
※6月8日から山形新聞で4回にわたって詳細な解説をするので見てね!
H田氏は最近、得意の中飛車を捨て三間党になった。
おそらく研究されすぎたのでしばらく封印、という事だろう。
Y寺さんも三間やってるし県棋界のトップ二人が中飛車から三間に移ったいうのは興味深い。時代は三間飛車なんですかね~。
下図、後手が私。
三間飛車vs向かい飛車の相振りですな。
う~~ん。
ここは悩ましいところ。
守るなら△82王→72銀と固める手もポイントが高そう。
攻めるなら△35銀かな~といった具合。
時間があればいくらでも比較してみたいところ。
しかしH田くんは終盤に時間を残すタイプの早指しなので考えると持ち時間がダブルスコア以上になっちまいます。
それを分析した記事がこちら。
というわけでサッと35銀と出てみました。
今日は、手がすごく見えるので攻め潰せる自信があったんです。
15の端も終盤で効いてきそうですし。
しかし、指した瞬間に嫌な予感がしました。
以下、▲74歩。
将棋終わりましたぁぁぁぁぁ\(^o^)/
迂闊だったな~~、見落としていた~~これはひどい。
1局無駄にした~~。
しょうがないので
以下、同歩、同飛、73歩、35銀、同歩、24飛、同角、22飛、33角、21飛成、66角まで直線で進む。
美濃囲いvs金無双で先に竜作られて桂損ってどんだけなんだよ~~~( ゚Д゚)
呆れた、自分に呆れました。
終盤ではなく中盤の最初らへんでミスするとは想定外です。
しかし、H田くんが長考に沈む。
まぁ、自然な67金なら39銀から無理攻め特攻するしかないのですがそれをうるさいとみているのかな。
しばらくして指された手がすごかった…。
▲78銀!
ええええええ( ゚Д゚)
銀打つくらいなら65桂とか85桂で攻め合ってきませんかねぇ。
しかし、だんだんとこれが鍛えの入った好手なんじゃないかということに気づく。
完封勝ちを狙っていますね…。
はっきり悪いと自覚したので端にあやを求めます。
以下、16歩、同歩、17歩、67歩。
この瞬間に16香と走っても66歩であかんと思う。
以下、44角、17香、18歩。
県選手権のI田戦でも出現した謎垂れ歩。
以下、同玉、36歩、同歩、16香と特攻。
気合で攻めます。攻めが切れたら投了する予定です。
以下、同香、17歩、28王。
うーーーん、17歩に同桂なら特攻しようと思っていたけど28王が冷静か~。
仕方ないので以下、18飛、37王、28銀、46王、29銀不成と進行。
とにかくスピードアップして攻めないといけない状況。
以下、同銀、19飛成、38銀、力無く18歩成。
うーーん、これでは勝てない、1手パスに相当する手だが他に指す手が無い。
はぁぁぁぁ。
以下、決め手級の手が飛んできます。
▲74歩!!
「金無双だめだわ~」と金無双のせいにする時間が始まりましたw
以下、さらに7筋を激しくいじられて下図。
桂馬乱舞!
三枚の桂馬が次から次へとなだれこんでくる~~
ド・ド・ド・ドドドド、ド~ラエ~モン~~!!
ドラえもん、1期だけの竜王ありがとう( ;∀;)
うわぁぁぁぁぁぁぁ…
たまらずあべしん、ムンクの叫び。
ムンクの三桂美(さけび)・・・
将棋もギャグも投了級です…。
県選手権予選2連敗同士の対局はH田くんに軍配。
あべしんが竜王から陥落して県棋界のパワーバランスが、秩序が崩壊していく…。
末法の世の到来です!!
う~~~ん、終盤で末法の大ポカしたとかじゃなくて序盤のポカが悔やまれます。
こんな形で終わるとは残念。
はぁぁぁ。
というわけであべしんの竜王戦2連覇はなりませんでした。
ガビーン…。
◎もう片方の山は?
S藤Aさんがつちやんに勝ち。
決勝は、H田くん vs S藤Aさん。
よし…帰ろう(笑)
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