終盤の勉強として詰将棋・必至・凌ぎの手筋を熱心に解く人は多いけど意外と軽視されがちなのが「次の1手問題」。
次の1手問題も色々種類がありますよね。
下にあるような将棋の基本的な手筋が載っている本。
これらは、どのみち強くなるにはやらなきゃいけないので買って損なし。
定跡書と違って将棋学習の普遍的なところです。
私ですら詰将棋はやらないけど手筋系は一通り覚えました。これらは覚えないと上達への遠回り待ったなしなのでやった事無い人はさっさとやるべきです。
定跡系の次の1手問題もありますよね。
1問1答なので学術書(定跡書)を読むよりは分かりやすいので初心者におススメ。
こういう時はこんな感じだろ~みたいな感覚が身に付きます。
ただしまぁ、1問1答なので体系的に定跡を整理して覚えるには再編集しないといけないですね。なので有段レベルになると求めるハードルが上がるのであまり好まれない傾向にあります。はい、これについて語りだすと延々続くのでこれで終わり!
で、まぁ今回語りたいのは終盤系の次の1手です。
下にあるようなシリーズで週刊将棋とか将棋世界で連載されていた問題をまとめた本です。
終盤の次の1手はかなり厄介です。
まず、自玉がどうなのか?相手はどの条件で詰むのか?そもそも必至を懸ける問題なのか?あるいは詰むとか詰まないの話ではなく優勢になるための問題なのか?
そこらへんを判断して局面の最善手を見つけなければいけないので頭の色んな部分を使うので実戦さながらに思考力を鍛えられます。←効用1
実は「終盤が弱い」にもいろいろあって私みたいに簡単な詰みが見えないのは論外として、他に多いのが勝負所なくずるずる負けるパ~タンですかね。
わりと綺麗な将棋を指す人に多くてセオリー通りに序盤・中盤・終盤を指すのでセオリー通りに負けます(笑)。
劣勢の局面では何かをひねり出さないといけません。
その点「次の1手問題」は、驚きと感動を与えるタイプの部分的手筋の集合体です♪
よくある批判として「次の1手問題」はトリッキーな手ばかりで役に立たないという事が言われるのですがトリッキーな手だからこそ逆転に役立つのだと私は思います←効用2
※ほぼ同じ内容がマイナビのブログにある事を発見。
記事書いた方は元奨励会2段の方だと思います。
私は少年時代、詰将棋はやらなかったけど「次の1手問題」で培ったびっくりテクニックのおかげで子ども大会ではかなり星を拾わせていただきました。
ほぼほぼ優勝&入賞、強すぎてヤバい…。しかし大人になって勝てなくなり今はピータパン症候群を患っています(昨日の県大会も予選2連敗とかなんなのほんとに…)\(^o^)/。
最後に、次の1手問題は終盤の考え方を学べる最高の教材でもあることも書いておきます。解説には「この局面はこうこうこういう状況で、今やらなければいけない事はこれでそれを実現するためにこういう手順を踏みます」という勝つための思考プロセスが!。←効用3
私は級位者時代にそういうのを読んで「あ~そういう事かぁぁぁ」と学ばせてもらいました。独学初心者はそもそも将棋の勝ち方がまだ分からない段階なので知る必要があるでしょう。
少年時代って足が速い人がもてはやされるのと同じで詰将棋を早く解けるとスゴイみたいなところがあるので本質を見失いがちなんですよね。
部分的な局面図におけるスピードスターという称号だけでは81マス罠だらけの実戦では戦えません。覚えた詰み筋を活かせる局面に誘導する方法について何かしらで学ぶ必要があります。「次の1手問題」はそういう要素が含まれた学習ツールだと思いますよ。※他に棋譜並べとかも有効です。
とはいえ、今の若い人ってそもそも「次の1手問題」にあまりなじみが無いと思うんです。昔は、「将棋世界」・「週刊将棋」・「近代将棋」に問題が載っており昭和世代はみんな解いていたと思います(ほかにやる事ないから)。今では『将棋世界』以外休刊・廃刊になってしまいましたからねぇ。
しかも問題を作る手間のわりには需要がそんなにないので作者も敬遠しがち、最近は目につく機会が減りましたよね、さみしい限りです。
伸び悩んでいる人は、勉強法がシステマチックになっているこの時代にあえて逆行して「次の1手」問題を猛烈に解きまくるという勉強法をやってみてはいかがでしょうか?笑 昔はそれで強くなった人が本当にいたので案外そのタイプの人が若い世代にもいるかもしれませんね。色々やって自分に合った勉強法を見つけてください(゚∀゚)
◎H30.5.24追記
「次の1手問題」を大会前の調整で使ったよという記事
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