現代将棋に閉塞感を感じている方へ【私の将棋enjoy論】

学生時代は…プロで新手が指されMy得意戦法を脅かす事があっても問題は無かった。 時間が無限にあるので研究に研究を重ねて強い気持ちを保つ事ができた。
 
ところがどうだろう。
 
社会人になると忙しすぎて、棋書を読む時間も無ければ十分な作戦を用意する時間も無い。
 
 ※棋書は1冊1分で読みます。

山形市に来てからのH26~H28は悪夢、ワルプルギスの夜だった。
この3年間は定跡形を指していたのだが結果が出ない、ほぼすべての大会の地区予選で落ちた。
あの頃は、歯をくいしばって無い時間を使ってちょこちょこ研究していたけれど圧倒的に時間が足りていなかった。それに気づかず学生時代の成功体験と勉強法を引きづり負けのループにハマりついにメンタル崩壊、限界を感じるようになった。
 
でも、将棋は続けたい。
何か基本的な、根本的な事が間違っているのではないか??

いったんの答えはこの記事ネ。


最近、またひとつ発見したので書くよ。
 

学生時代の様に研究合戦に持ち込むという発想では勝てない。
 

ではどうするか。 
 
 
 



研究をやめました\(^o^)/
精度が低い研究はやるだけ無駄だもん。



そしたら・・・!!
 
 
 

将棋面白いな~と感じるようになった。笑


いやいや、何も研究は意味無いからするな!と言っているわけじゃないですよ。
特に学生さんは将来のことを考えたら色々知識として知っておいた方がよいでしょう。プロも長期的には間違いなく研究している人が勝っているので。

ただし!!時間が無い人は研究将棋はやめたほうがよい
完全戦法を作ったと思っても穴があったり、やってみると実戦的に勝てなかったりとコスパが悪すぎます。時間があるなら練習将棋の中で実戦⇄修正を繰り返せばよいけど私の場合は本番=練習なので気が遠くなるくらい負けないと改良されていかない。

 何でもそうだけど学生時代に習う正攻法の多くは時間がある人向けのもの。なので学生・社会人に関係無く時間が無いのであれば、最初からそういう条件で勝てるやり方をしなければいけない。そんな方法あるのって思っている方は下の参考記事をどうぞ。方法論うんぬんより価値観を変えたら?っつうスピリチュアルな記事ですよ(笑)。



話を戻します。


私は時間が無いので研究を辞めたわけですが、最近特に思うんです。



研究というか、将棋ってさ・・・
 
なんつーーか・・・
        



対局相手によるとこがあるよね。笑
 

研究は1人、しかし実際の対局は2人、しかも相手は人間である。

色々と不確定要素が多すぎやしないか!?( ゚Д゚)

つまり、膨大な時間を投入して研究しても得られるだけのリターンはあんまり無いような気がするんだよね。ましてや最近の将棋は、何でもあり、何が飛んでくるわからない。昔だったら偉い先生が書いた教典のおかげでみんなで同じレールを走っていたけど最近はソフトとSNSの影響で将棋自由主義的な思想が蔓延している。


価値観が変わったのに昔に縛られている人は勝てないよね~。私は将棋の勉強法・勉強量をどーこーするのではなく価値観や思考法を変えていく事で勝率を維持していく方向にシフトしていこうと思います。ちなみにうちの県のベテランはそういう能力が異常に高くて子ども以上に頭が柔軟、もうかれこれ何十年も県のトップに君臨しています。むしろ子どもの方が頑固なコが多い(笑)。
 
それでは最近、私がやっている思考法を披露します。
 
テーマは将棋を楽しむ^^
エンジョイ将棋ってやつだな。
 
どうするかっていうと、まず研究は諦める。
完全にもう諦める。
自分はバカです、0です、何にも知らないですって状態で対局に挑む!!

戦型も・・・ 

相手に任せます。\(^o^)/

自分から主導権を取る戦法はやらない、疲れるから。 
 
相手の出方に応じて~~その場で色々考えてアドリブで指すというのがいいと思っています(笑)

いきなりですが、アドリブ将棋の短所を言います。
持ち時間の消費が激しいこと(爆笑)


 自分のみ未知の局面を序盤そうそうに考えるので大変です。何かひねりださなきゃいけないというプレッシャーがあります(;´Д`) しかも、たいてい最善とは程遠い手を指す羽目になるんですよね。

でもこと勝負に関しては逆に良いという可能性もある。

 なぜかっていうと研究しすぎで思考力を失っているプレイヤーは変な手を指された時に対応できないという弱点があるんです。つまりアドリブに弱いんですよね(笑)。特に最近はみんなソフトに頼っているからいざという時にツッコミが出来ない、瞬発力が足りない。

 あと、これ言っちゃイカンと思うけど、たいてい序盤のセンスが無いから咎める事ができない(笑)。センスがある人でもアマチュアの短い持ち時間で初見で咎めるというのは相当きついと思う。だからこっちが変な手指してもスルーしてくれるからダイジョブ^^もし咎められたら「運が悪かった」と思いましょう。序盤0で挑む人はふてぶてしさも必要です。

さて、長所はですね、勝てるかどうかは別として・・・

楽しい事^^
テーマ通りですね。
私は自分で考える事に楽しさを感じるタイプなのでそれだけでメンタル評価値+500点レベル!
指し手に気持ちが乗っちゃうよ~~サーフィン!!

本来将棋は相手との駆け引き、対話のゲーム。
評価値に基づいた定跡の発表会じゃないはず。

私のやり方なら勝っても負けても1局終わってみると充実感あります!
無味乾燥な将棋指すより、自分で考えて指せば「将棋やったなぁ」ってなります(*‘∀‘) 本来、将棋はそうあるべきだと思うんです。「1局無駄した」とか思いたくない~~。

【最後に】

将棋がつまらないというのは大間違い。

自分自身が将棋の楽しみ方を工夫していないだけ。

あまりにも盤面だけ見すぎているのでは?

将棋は2次元じゃないよ、4次元だよ。

もっと、駆け引き心理戦偶然性宗教(心の拠り所)とか色んな要素を取り入れていけば楽しくなると思いますよ。

だって対局相手は人間だもの。







あ べ お

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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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