◎H30.3.11(日)
この日真っ先に思い浮かぶのは大震災の記憶ですね。
当時はとある会社で出荷担当をしていました。
14時46分、ありえないくらいの揺れ。
仕事にならんので帰るかと思いきや役員に言われた一言。
「(港近くにある)配送業者に荷物出してから帰って」
あほだなーと思った。
前からあほだなーと思っていたがここまであほだとは思わなかった。
当然「はいはい」と言って港から遠ざかるように私は帰りました(^ム^)
さて、先週から私の左脇腹に波打つような痛さが続いています。
将棋という自己中な麻酔を打てば収まるかと思ったらそうでもなく対局中に容赦なく痛み出す。先週との清N少年とのとの対局では目が遭うたびに悟られないように変顔をするという秘技を披露してなんとか勝つことが出来た。
しかしさすがにおかしいと思い病院行って薬を内服、はぁぁぁぁ。
にもかかわらず相変わらず痛いのに変わりはない(;´Д`)
まぁ脇腹痛くても痛くなくても将棋の勝敗には関係無いのでどうでもいいんですけどね。
そして本人のやる気というのも経験上、あんまり関係無い気がします\(^o^)/
準備万端で臨もうが0で臨もうが、自分でもどんな結果になるかまるで分かりません。私は地区予選では自分の平均くらいの力を出す事を目指しているので感情のブレが一番恐ろしいです。下にブレると簡単に負けます。なので、あまり意識せず気づいたら「勝っていた」「負けていた」というのが理想です。
◎予選ブロック
30人参加で4人ブロックが6つ、3人ブロックが2つ出来上がりました。
県名人戦へ出場できる内陸地区の代表枠は5名、予選通過者を5つのトーナメントに割り振って代表を決めます。
私はいつも県代表経験者たっぷりの超鬼ブロックを引くのですが今回は別の意味で地獄だなと思った。
・あべしんvs M着君
・レジェンド田中先生(87歳)vs S野G君
の4人。
M着君とS野君はあべしん道場の使徒。
順当に行くとあべしんと田中選手が勝つわけですよ、そうすると1-1で予選落ちを懸けて2人が戦うわけです。うーーーーん、よくもまぁこんなストーリーが出来上がったなぁと。勝負は嬉しい事より辛い事の方が多い、『辛い事が9割』です。1割の結果を求めてどれだけ努力し続けられるか、見守る事にしました。
あと、当初の予想通りというか先月からが忙しくて平日にあべしん道場を開けていません。もう平日は100%無理なので土曜日午前とかに時間帯移そうか検討中です。
◎1回戦 vs M着くん
後手が私。
26香と打たれた局面、すでに後手勝勢であとはどう決めるかという局面。
△15歩から△48香の筋が一目見えるところ。
しかし将棋は対話なので▲26香に反応して44銀。
53の銀を活用できれば負けは無い。
次に35銀から26銀と香車を食いちぎる攻めがあるので先手は忙しい。
以下、▲15歩と暴れたところを咎めて勝ち。
1局を振り返って。
多分、作戦選択がまずい。
棋書には理想を追求しただけの勝負に向かない観賞用の定跡も書いてある。
主に勝てない棋士の先生がそういう戦法について何十年も前から同じ事を熱心に書いている、勝負師としては無く研究者として。それを書くとアマチュアが喜ぶから書いている、売り上げにつながるという側面もあると思うんだよね、きっと。
◎2回戦 vs鉄人田中先生(87歳)
ここは田中先生ではなく私の体力的な事を考えて2連勝で予選を抜けたいところ。
私が後手で急戦に強いノーマル四間を採用。
いろんな折衝があって下図。
田中先生は中盤の大局観が非常に優れているので切り込むと思わぬカウンターをくらってしまう。だから攻めるよ攻めるよとみせかけて何もしないという感じで指していたのだが以下77桂とはねられて焦った。
次に端攻めがある。
これは動くしかなくなった、以下65桂と絡み玉頭銀の筋をみせる。
以下、同桂、同銀。
ここで次の76銀をどう受けるのかなと思ったら・・・
55角!!
一見無筋の角と思いきや、指されて納得。さすがの大局観、非常に困りました。
次に64角が入ると将来の▲86桂の厳しさが増すので受けなければいけないがどうやっても味が悪い。ここを境に先手に形勢が傾きます。
進んで下図。
無慈悲に85歩と攻められてまずかったと思います。
以下、同歩、84歩、92王、83銀、同金、同歩成、同玉、84歩、72王、53馬、86歩、78王。
先手玉は詰まないので後手ダメですね。
本譜は下図以下…
75銀だったのですかさず85金と埋める。
8筋を強化。
まだ悪いですが粘る形になってきました。
以下、65銀、27角成、61銀。
ここで61銀は変調、面白くなったと思いました。
以下、63金。
42飛が受けに効いてきました。
以下、74銀右、同金、同銀、同歩、同馬、82王、83金、71王、52銀成。
後手に何か勝ちがありそうですが30秒で読み切れない。
第一感は72銀。
これで受けきれていれば強すぎます。
私は弱いので下図以下王手ラッシュ!
75桂、同歩、54馬、65桂。
以下、52飛、同馬、65馬、78王。
よく見ると83金が浮いています\(^o^)
対局中はそれに気づきませんでした!!
気づいていれば77歩、68王、76桂、58王、83馬で・・・
おそらく勝っていたと思います。
本譜は・・・下図以下…
77銀、同王、76金、68王、77銀、58王にようやく83金が浮いている事に気づき83馬。
以下、74桂!!
投了\(^o^)/
負けましたぁぁぁぁ( ;∀;)
1-1、早くも予選通過に黄色信号。はぁぁぁぁ。
◎隣の組の2回戦
T部井さんが県高校新人戦2位のK君に勝って2連勝予選通過。
感想戦も独壇場。
「じつはこっちの方が嫌だった、『週刊実話』」
席を立ってからも
「切れ味鋭すぎて痛くなかったろ!?」と感想戦は続く。
あっけにとられるKくん。
面白かった。
◎裏2回戦
S野Gくん vs M着君
S野くん必敗だと思ったらなぜか勝ったようです。M着君無念。
これが、切れ味するどく負かされたなら感情も爆発しなかったろうに。
勝負事は大変だ。
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