◎昼食
脇腹痛くて、喋りながら食べる余裕無し!!
ただし弁当は安定のおいしさ、さすが山形支部主催大会。
◎予選3回戦 vs Oさん
Oさんは公民館将棋の雄。
将棋ウォーズの10秒みたいな事をリアルでやってきます。それをやられると脳がネット将棋と勘違いして変な手を指しちゃうんですよねぇぇ。
具体的には、早指しでこちらに時間を使わせてミスを待つ、陣形もそういう一発狙いの布陣。つまり本筋も無筋も存在しない、自分の勝ちパターンにいかに当てはめるかを追求したストリート将棋なんです。
しかしこれ、実際やられると嫌なんですよねぇぇぇ。
ネット将棋と違って対人のプレッシャーもかかるので神経と精神力を半端なく使う展開になります。
現にOさんは過去に県代表クラスをこれで倒していますからね!
はい、先手が私、後手がOさん。
本局もそういった将棋になりました。

相振り中住まいはプロでも見るようになりましたが上図はまた味が違うでしょう。
後手は、ナイフ(大駒)をぶんぶん振り回して、時には歩をつんつんして、手を出してはひっこめるというヒット&ウェイ作戦を狙っています。
以下、68銀。
この瞬間、もしかして36歩、同歩、同飛、37歩、76飛とかやってくるんじゃないんかなと期待していました。
以下、22角成、78飛成、21馬、89龍、11馬。
こうなれば先手優勢です。
なので本譜は下図以下…
32金。
う~~む。先手の駒組みも岐路にさしかかっている。
ここらへんで構想を練る。
そもそも角交換しなければ中住まいも32金も活きないのでは?
以下、77銀。
じっくり陣形を押し上げていく方針に決定。
以下、42銀、66歩、24歩、76銀、36歩。
ちょっかい出されました(笑)
以下素直に同歩、同飛、37歩、66飛の展開は先手まずい。
同角、同角、36飛、33角打、98飛、31金がある。
次の99角成が受からないので後手良し。
従って下図の36歩には…
46歩とするのが金無双の手筋。
以下、37歩成、同銀と陣形を押し上げる。
この手筋が世に知られる前は奨励会定跡とか言われていたとかいないとか。
進んで下図。
13角は65歩からの1点狙い。
38王型の早囲いは急戦に対して柔軟に構える事が出来ます。
以下、48金上。
天野矢倉完成、5筋を強化して盤石。
これで後手から全ての攻めを消した。
相手が中住まいなのでこちらの囲いもバランスを取るという感覚です。
進んで下図。
先手は攻めまくれば勝てます。
以下、74銀、79飛、65歩、69飛、24飛、97角。
急所に駒を据え、中住まいを咎めに行きます。
次は77桂とさらに中央へ駒を活用するので後手も動きます。
以下、31角、64歩、55歩、65銀、同銀、同飛、62歩に63銀!!
これが決め手。
以下、同歩、同歩成、同金、31角成、同金、61角。
急所の角が入りました。
以下、62王、43角成、74角、64歩、53金、63銀、同金、同歩成、同角で下図。
「切れ味するどすぎて痛くないようにしたるわ!」と61馬から3手詰コースに入る。
以下、53王。
あれ( ゚Д゚)!?
あれれれれれ!?
43金で1手詰と思いきや54王と逃げられるではないですか!?
はぁぁぁ、何をやっているんだ私は~~!!
反省して64金と打つも42王とされて、ため息(´Д`)
念のため言っておくが、人気女流棋士の結婚ラッシュに落胆したからではない。
自分自身にイラついているのだ。
局面は相変わらず必勝なのだが1回ミスると負けたような気になるのはなんなんだろう。将棋ウォーズのやりすぎか。心なしか相手の早指しも「どやぁぁ!!」と私を挑発しているように感じる。
みんなが私の悪口を言っている・・・。
ブログの悪口を言っている・・・。
ここからどんどん頭がおかしくなっていき序盤で築いた貯金が一気にOさんの手元へ流れていく。為替ヘッジをかけておくべきだったーー!!
はぁぁぁ。
精神的なリスクを冒した将棋は崩れるのも早い。
げんなりしながら指し続けて下図。
39角の王手に…
28銀打→同金→31飛成→同王→32銀成→同王→43角成→22王→23金とマッハで進む。どちらの相場が暴落したのか、さっぱり分からない。
10手勝ちがこんな事になってしまったショックで私の思考は完全に停止している。それでも本能で手は動く。
以下、31王に・・・
金を斜めに滑らせる!
スィィィィ~~~(仕事=摩擦力×移動距離 by中学理科)
っとしてから、32でちょん!!
最後は、育ちの悪さが出た。
図は頭金でこれ以上指せない、詰みである。
ストリート将棋は相手を確実に詰ますまで終わらない、油断したら逆にやられてしまう。
投了の美学なんてないのだ。
なお、感想戦は和やかに行われました(笑)
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