時代によって戦術の評価は変わる。
雁木が流行る前であれば下図は…
「ツノ銀中飛車っぽいのをしてくるのかな、穴熊で削ってやれ」と考え
以下、25歩、33角、56歩と突く居飛車党が多かったと思います。
ここから飛車を振ると居飛車穴熊されて自信が無い。
進んで下図。
上図で36歩と突いてあるならば無理やり角交換して勝負するのでツノ銀も楽しいですが突いてないですからねぇ。
まぁ、それを克服しようとしたのがアゲアゲ流中飛車なんだけど。
↑左右どちらに王様がいくかを居飛車の出方に応じて変える高度な指し方。
私も何局か動画を拝見させて頂いた。
※参考
ただ、最近は下図の局面を見て…
「雁木してくるのか、速攻で潰したれ!」と36歩(早繰り銀)や46歩(右四間)が選ばれることが多くなった。
こうしてくれるのであれば天敵の居飛車穴熊に組みづらいので後手が中飛車か四間飛車のどちらかに振っていい勝負だと思います。
いい勝負と書いたけど今後の展望としてはこんな感じだと思います。
1、居飛車良しのシナリオ
43銀+32金型の振り飛車にしても急戦で潰せることがソフトの力で判明。 雁木は終わりましたか?w
2、居飛車良しのシナリオ
43銀+32金型の振り飛車は持久戦になった時に32金が使いづらい、やはり32金型は良くないのでは?という見解が広まる。雁木 THE END?
3、振り飛車良しのシナリオ
雁木を速攻で潰すために36歩や46歩を突いたのに振り飛車されてお茶を濁されるなら面白くない。
そもそもなんで序盤でこんな早く36歩とか46歩とか突く必要があるんだ?
初心に戻って56歩はダメなのか?
有史以前の普通に雁木と戦う将棋に戻る(相居飛車)。
これは雁木は始まりました、ってやつですね笑。
個人的にシナリオ3が来ると予想します!
最近…
研究もしていないのに雁木のおかげでみんな急戦してくるから勝率上がりまくってヤバいです。
滅多に来ないノーマル振り飛車のバブル景気ですわ~(^_-)-☆
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