◎2局目 vs三段の方
先手が私で四間で64銀急戦と対峙。
懐かしい形です。大学時代ぶりにこの形を見ました。
以下、86歩、同歩、76歩、同銀、72飛。
ここで振り飛車からのメジャーな手段は3つ。
1、65歩
2、73歩
3、74歩
気になる方は『四間の急所3巻』をどうぞ。
後手四間で68金直が入った形ですが参考になるかと思います。
私は、74歩と中間に垂らす手を選択。
初めて見る人はどういうこっちゃ?と思うでしょう。
本譜をご覧下さい。
以下、同飛、65歩、77角成、同飛、22角、64歩、77角成で下図。
ここですよ。
ここである手を指したいがために74に飛車をおびき寄せました。
以下、65銀!
銀を逃げながら飛車と馬の両取りです!
これで居飛車困っているはず。
以下、75飛、77桂、同飛成で下図。
うん。これにて振り飛車良し!!
のはずが…改めてこの局面を見るとどうやって勝つのか大変な事に気づいた。
10分考えて54銀、79龍、55角、44桂。
うーーーーーん。55角は微妙だったか?
63歩成から銀を清算した後に勝ちを読み切ってないと57歩から反撃されて逆転負けする可能性がある。変調かもしれないが良い手を見つけた。
以下、46角、89龍、63歩成、同銀、同銀成、同金、72角と進める。
46角は79歩と受ける筋と57歩に同角を用意したという意味。
(最初から46角と打つべきだったという説もある)
そして7筋から竜をずらしたことで72角と打つ。
ここが一番、怖いところ。
本譜は、69飛だったので79歩で勝ちになりました。
が・・・問題は下図、69飛に代えて78飛です。
勝ちを読み切ってないと72角は指せないんですよね。
以下、63角成、58飛成、同金、39銀、17王、15歩。
以下、41馬、同王、61飛、51歩、52銀。
これで詰みなので72角は打てるというわけです。
読み切るまでやっぱり時間はかなり使いました。
フィーリングなら10秒でも指せるのですが読み切りは大変です。
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