◎vs5段
私が後手の雁木模様。
36歩は、雁木に対して早繰り銀の含みを見せています。
(勿論右四間もあるよ)
以下、54歩。
36歩や46歩など早めに急戦の味を見せられると64歩+63銀のツノ銀雁木はどこまで効果があるのか私には消化しきれていません。
以下、37銀、42角が趣向。
しかしですね、やっぱりかという感じです。
46歩で困っていますかね?どうなんででしょう。
37銀+46歩は形としては美しくないのですが後手の陣形も相当凝っているのでねぇ。
プロの実戦もあります。
以下、33桂、24歩、同歩、同飛、23歩、28飛。
33桂を跳ねるといきなり薄くなるのが雁木です。
というわけで雁木方面に王様を持っていく意味が無くなったので私は52飛と振り飛車に。
ここで45歩には同桂、46銀、64角で大丈夫。
本譜は45歩とはせず駒組を進めて下図。
角交換をしてないのに32金型というのが振り飛車としては不安材料。
以下、94歩。
ここで96歩と待たれた方が嫌だったのですが35歩、45歩、34歩、同銀、38飛、54飛と進行。
こういう展開になると32金と26銀は見合いみたいな感じなのでなんとかなりそう。
94歩も自分だけ突いていて終盤で効いてきますからね、個人的にカナゴマ1.5枚の価値という評価です。
そして終盤、55角が先手の狙い筋。
うーーーん、ここでは62桂と打っておかないとダメでしたね。
74桂を消しつつ54金取りという。
本譜は、94歩に惚れてしまい単に92王と寄る。
以下、構わず74桂に71金打と埋める。
一見これで後手はなんでもないようですが…
11角成、74歩とされた局面は…
71金打と金を使ったために先手王を寄せるのがなかなか大変です。
74桂は攻めというより後手の持ち駒を削って第二ラウンドに持ち込むテクニックだったのかと気づきました。
いちお、勝ったのですが大変な将棋でした。
序盤に戻ります。
本譜はここで78王だったのですが35歩が実は気になっていました。
△同歩の展開は、▲34歩、同銀、44角&▲26銀の筋があって51王型で受けきれる自信がないです。
つーわけで55歩として44角を消します。
そこで34歩、同銀とします。
これは後手相当嫌な形。
美濃囲いまでいってればいいけど居玉\(^o^)/
33桂と跳ねた桂馬の弱点を徹底的に狙われてすでに苦しいと思います。
ということは…
本譜、42角と引いた手が凝りすぎだったかもしれません。
素直に52飛でどうですかね。笑
36歩+37銀と形をきめまくっているので穴熊にはならないのでノーマル振り飛車党からしたら感涙の展開ではないでしょうか?笑
ていうか、43銀+32金の雁木って序盤の段階でありえないくらい形を決めている(損している)のでノーマル振り飛車で衝撃を緩和する術が今後この戦型では求められる気がしますね。
私は、ノーマル振り飛車と雁木を天秤に掛けながら最も得する形を模索しているところです。
- 関連記事
-
コメント