◎vs五段
時刻は0時半。
電気を消して布団に顔半分を埋め、右目と左指1本でぎこちなく操作を進める。
アイフォン6は画面が小さいのでかなり不安定な環境です。
戦型は、続38金型向かい飛車。
先手が私です。
前例2局との違いは73銀と8筋交換を拒否していること。
この展開だと、38金型向かい飛車破りの△55銀!という将棋にはならなそう。
ただし先手は86飛+75歩+65歩の理想形が作ることが出来ない。
どう指したらいいものかね~~と考えるのが楽しいですね。
こういう時に役に立つのは過去に学んだ定跡の蓄積ですかね。
以下、38金からカニ囲いっぽいのをいつも通りめざして下図。
この68金が過去記事で何度も述べた骨子の手。
次に何がなんでも65歩です。
65歩なんですが後手からそうはさせんと64歩はあるところ。
これには6筋を突かせたことに満足して58金→68飛→86角みたいな感じで指してどうか。
相居飛車のカニ囲い右四間+矢倉っぽい将棋になりそう。
はい、本譜は64歩ではなく42銀だったので…
突きます。これをどう処理するかが分岐点ですよね。
33銀・33桂・44歩どれも味が違いますからね。
※77角成は,角の打ち込みが多い後手が大変。
本譜は、44歩、56銀、43銀と進行して下図。
56銀では▲66銀、△45歩、▲67金から▲75歩と仕掛ける展開もあったと思う。
さて、図から先手はどういう構想で指すべきか。
パッと目につくのは37銀だが…
普通に32飛(31飛)と引かれ困る。
37銀と出てしまったがために次に34銀からグイグイ押し込まれそう。
先手の陣形は低い方が良いようだ。
戻って下図。
まぁ、相振り指し慣れている人はこうやってみたいところ。
55角!
矢倉城を睨む位置に角を転換します。
以下、54銀、28角、45歩。
ここは当然68金型を活かして77桂。
先手の駒組みに無駄がない、全てが1本に繋がっています。
まさかとは思うがここで56飛、同歩、79銀は無理筋。
以下、32飛が激痛。
28角が73に直射しているので後手陣は見た目以上に脆い。
というわけで上図以下は、24歩、86飛、25歩、75歩、同歩、84歩、同歩、85歩の合わせ歩で後手崩壊。
そんな未来予想図を描いておりました。
描いておりましたⅡ。
本譜、下図以下…
寝ながら指を滑らせて・・・
77金!?
やべええww
いや‥無くも無いがなんでわざわざ77に金上がらなきゃいけないんだ…
あひゃーーー。
以下、気合で進めて下図。
15歩、55金、同銀、同銀、35角、36飛。
以下、16歩に44銀が味良しの刷り込み。
以下、57角成(代えて58金はあったと思う)、34飛、58金、39王。
このくらいの凌ぎはさすがに見切ってます(^ム^)
以下、37歩、同角、25桂、31飛成、61金に42銀??
52銀と絡もうとしたらまぁたタップミスです。
まぁこれでも幸い詰めろになってたんで勝ちました。
38金型向かい飛車は見慣れない戦法なの相手が戸惑っているように感じる。
冒頭で紹介した天敵の△55銀アタック対策としては、38金を保留するのが最新形ですね。
戦法出始めの頃にありがちなボロ勝ちの息吹を感じるよ。
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