私の公務員試験6【消耗戦】

 
第1志望の市の筆記通過通知だった。
 
地上(地方上級の略)の面接対策に手を追われあまり良い出来ではなかっただけに奇跡だと思った。

しかし問題は面接である。
 
 今更ながら地上で落ちた要因を分析してみることにした。
地上の面接が終わってすぐ高速バスの中でどんな質問でどんなやりとりだったかをメモしていた。将棋と同様、負けた棋譜の精査は大事である。
 
思った…。
 
そーいや俺って民間の面接しか経験した事ないなぁと。
ハローワークでやった練習もそんな感じだったような。
 
う~ん…。

そこを念頭に置いて私はスタイルチェンジを決めた。

公務員対策本に「面接官は1日に何回も同じような答えを聞かされて飽き飽きしている」と書いていたのでキャラとしてちょっと変わった事を言うようにしていたがそれを辞めた。

地上では年齢が気になり過ぎて面接でリスクをとりすぎて自滅した感がある。
ちょっと変わった鋭い回答的外れな回答紙一重すぎて私には判断不能です。

というわけで、次はひたすら地味に地味に超無難な没個性の答えしか言わない事にした。これならプラスも無いけどマイナスもないでしょうと。
ただしある程度筆記で順位が上にいないとその方法で逃げ切るのも難しい。

まぁ、この地点では自分の筆記順位は分からないのでここらへんは考えても仕方ないですがね。

とりあえず、私はそっちに賭けたという事です。 
 



そういえば…



 
N君とは音信不通。
 


T君からは「来年もう一度挑戦する」とメールがきた。
「分かった、応援してる」とだけ返信した。

本来であれば最年長の私が二人を鼓舞しなければならない、しかしそんな余裕も無かった。

ある日…

私は家の階段から足を滑らせ、腰を強く打った。

自分でもびっくりした。
 
幸い、腰の骨に異常は無かったが痛みは三日三晩続いた。

気持ちを強く持っていたはずだが身体は限界だったのかもしれない。
 
 
 
9月中旬。

二次試験。
 
会場に入ると、別の試験で見かけた人達もちらほらいた。
狭い世界、みんな受けるところは一緒なんだなぁと思った。
 
昼休み、一回りも違う知り合いの大学生に会ってしまった。
彼とは趣味の将棋でたまに顔を合わせるのだがこんなとこで会うとは恥ずかしい(笑)。
 
小論文を無難に終えて個別面接である。
 
時間が来たので会場へ行く。
受験番号を呼ばれ受験生がタテに並ばせられる。
異変に気付き動揺する受験生もいた。
 
「やっぱりな・・」と思った。

二次試験の案内には「個別面接」と確かに書いてあった。

しかし、私が独自に入手した情報によると「集団面接」だった。
 
万が一に備えて「集団面接用」の少し短い志望動機や自己PRを用意してきた。
 試験は本当に情報戦である。

入室。

ここまで自分にとっては至って順調、良い精神状態だった。
しかし緊急事態発生隣の受験生が規格外だった。



自己PRで「教員採用試験が本命」、好きな言葉は「泣かぬなら殺してみせようホトトギスです」と言ったのだ、頭が真っ白になりかけた。



試験終了

後は天運、次にやるべきことをやるだけ。

ここから私は、1日10時間以上の勉強を再開した。
過去問集もこの時期になると6週くらいはしている。
 
そして前職の同僚から結婚式の誘いがあったが断った。
とてもじゃないが出席できる面(つら)ではなかった。
早く内定が欲しい、自分が不甲斐ないばかりに人間関係も壊れていく
 
9月下旬

とある市役所を受けに行った。

200人くらい受験生が集まっていた。

会場でやらかした事に気づく。

スリッパを家の玄関に忘れたのだった。
しかも、あろうことか私の席は試験官の真正面

ツイてない…。
ついない洋一とは私の事である。


ちなみに…隣の受験生はいつだかの集団討論で一緒になった人だった(笑)。
お互いさすがに気づいていたが「ども」と挨拶する程度で会話は無かった。
 
10月になった。
 仕事を辞めてからあと少しで1年が経つ。
 時の流れが早すぎる…。

 ただ、1年前の絶望的な気持ちでは全然なかった。
何かこう上向きに事が進んでいるような気がした。
 
ある日、音信不通だったN君から連絡がきた。
やる気が戻ったらしく10月中旬の試験を受けると連絡があった、良かった良かった。
 
この頃私は最悪の事態を回避すべくハローワーク等で求人を探していた。
 
官民問わずに試験を受け続けた。
 
そして会場に100人いようが200人いようが通過者5人であろうと必ず通過するようになっていた(笑)。
公務員試験の勉強をすると民間の筆記試験が簡単に感じる。
とある試験では体感で8~9割解けたところもあった。
中・高と劣等生だった私がまさかこんな事になるとは思わなかった。
 
-10月中旬の平日-


図書館で勉強を終えて自宅に帰ると部屋の前に封筒が置かれてあった。
 
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