小学生の頃、支部対抗戦の東日本大会に出て衝撃を受けた。
自分の将棋が全く通用しないのだ。
本に書いている定跡通りに指しているはずなのに序盤でほぼ必敗になる。
そんな事が全国中学選抜の出場期間を含め数年続いた。
都会の子達の将棋は洗練されていて序盤に迷いが無い。
田舎流の粘りで頑張ってみても全国に出てくる選手は例外なく終盤も強いので逆転不可能。
これが地元の子ども大会なら終盤でワーワーやればなんとかなるのだが…。
もっとも、地元大会でも小→中→高と上がっていくにつれて終盤ワーワーの将棋ではなんともならなくなる。
最近、思ったのは今の10代ってすごく勉強してるよねってこと。
たまに私が天童交流室に行って、「〇〇先生の新刊読んだか?」「あのブログ読んだか?」「将棋系Youtuberの研究動画見たか?」と質問しても「はい、見ました」とか言ってさらにソフトを用いてその先まで研究してたりするんでひえ~~です。現代将棋は序盤でハマると一発で終わるリスクがあるんで全国で勝とうという子ども達にとっては当然なのかもしれませんが。
しかし一方で上と下の情報格差は広がる一方だなという事。
私が先にあげた、
・最近の定跡書
・研究ブログ
・Youtubeの研究動画
はレベルが高く奨励会員やプロが見て勉強になるなぁという媒体です。
それをアマ3段以下の子どもが見ても意味が分からないと思う。
そして誤解を招くかもしれませんが小中学生ってまだ理解力がないんですよね。
つまりこの将棋はこうこうこういう流れがあってこの変化があってそれがこれでダメだからこんな新手が出て~みたいな事が多分本を読んでも分からない。
私がそういう事を自力で理解出来るようになったのは高校2年くらいからです。
しかしですね、こういう話って将棋有段者グループにいるとお兄さん方がそういう事を言いだすので小中学生でもなんとなく「あぁそういうことか」と分かるんですよ。これはデカい。
しかしどの世界でもそうですが基本的に強いもの同士がツルむのでまだ弱いうちはコミュニティに入る事が出来ません。
強いもの同士が絡めば意見交換してさらに伸びていく。
ますます情報格差は広がっていくわけです。
この格差は正直、ネットやソフトのおかげで現代のほうがひどい、致命傷レベルなんじゃないかと思います。
基本的に私の道場では、最低限これくらいは知っていてほしいという序盤の知識は指摘します。あの本に書いているよ~みたいな感じで。(もちろん終盤の知識も披露します、逆転負けの極意とかw)
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そうしないと本人がいくら頑張っても勝てないのでね~。
自分が勝てないのは弱いからでは無く、知識が無いだけだった、根本的に勉強の仕方で損していたみたいなとこに気づかせてあげられたらいいなと思っています。
※全部あーやれこー指せとは教えません、それやると人に頼りすぎて伸びなくなるので。
また、こんなん言ったらあれですが、
・暇人しか勝てない不毛な変化(研究合戦)
・実戦的に勝ちにくい変化
・研究しても避けられたら努力が水の泡の変化
・局面の考え方、手の選び方
とかも参考までに感想戦で触れていこうかなと思っています。
・・・。
と、ここまで偉そうに書きましたが私自身ここ数年定跡書は全く買っていません。
最新定跡に疎いです:;(∩´﹏`∩);:
ノーマル振り飛車メインなんで戦法の幅も狭い!
それでも持ち前のセンスでなんとかなると思いますが…
人に教えるのでちょっと勉強しますかね。
つーわけで電子書籍購入を検討中。
そのためにはまずはタブレットを買わないと…。
iPadかkindleか…。
Kindleは安いけど柿の木将棋など将棋アプリに対応していないらしい。
iPadは高いけど対応している模様。
今年の自分へのクリスマスプレゼントは悩みそうです。
具体的に…
・iPad Wi-Fi 32GB 2017年春モデル
か
・Kindleペーパーホワイト
かの2択ですね~~。
あ、あとタブレット複数台持ちのS藤Aさんから乞〇するかの3択でした:;(∩´﹏`∩);:
あべしん
・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
→全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com
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