トーチカがこのままでは復活してしまう~~('Д')
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【トーチカくんの成長記録】
◎ステップ1「88銀型箱入り娘」/危険度★★☆☆☆
この瞬間だけ見ると88銀が壁、68金寄に1手の価値があるのか微妙。
どこか不自然さを感じる。
◎ステップ2 「桂を跳ねた箱入り娘」/危険度★★☆☆☆
95歩、同歩、93歩があるのでステップ1より攻撃的。
しかし桂馬を跳ねたので堅くはない、振り飛車はここらへんで戦いを起こしたい。
◎ステップ3「3枚トーチカ」 」/危険度★★★☆☆
正直、ここまで固められると振り飛車作戦負けの気配が漂う。
◎ステップ4「4枚トーチカ」 」/危険度★★★★☆
振り飛車必敗でしょうね~~~たいていここまでくると駄目よダメダメ。
◎ステップ5 「桂馬を跳ねた穴熊」/危険度★★★★★
振り飛車投了級。
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というわけでトーチカにはさっさと仕掛けなさいという結論が出ました。
狙うべきはステップ1~2、価値の低い手を指しているのでそこを咎めます。
神速で動くなら41金型で54歩として32金型中飛車構想をチラつかせるのが良いですね。
トーチカを目指すなら77桂ですかね。
ここで以下52飛の構想は~~
32金から45歩みたいな感じで指すのですが~~
動画によると居飛車も銀冠に組んでやれるみたいですね。\(^o^)/
伝統のトーチカ対策あっさり破られててワロタ。
というわけで中飛車ではなく54歩型で3間に回ります。
ここで89王なら35歩と位を取る。
上図以下▲79金、42角、26飛、34飛。
トーチカは石田流に弱いという噂なので後手まずまずか?
ま、やれば難しいでしょうけどね。
というわけで32飛の局面に戻ります。
上図では石田阻止の36歩と突くんでしょうか。
以下、54歩型を活かして42角!
この角の位置はなかなか良い。
64角ののぞきだけではなく、将来的に9筋攻めの筋があるので価値が高い。
上図以下、居飛車の対応は2つ。
1、46歩からの急戦。←H31.1.21追記
2、57角からのトーチカ継続路線。←メインテーマ
まず、1の46歩から。
これについては・・・笑
よくわからないってのが本音/(^o^)\
2案ありますので見ていきます。
【案1】
図から△35歩と仕掛けてどうか。
以下、▲45歩、34飛、△64角、26飛、34飛。
以下、▲35歩、同飛、44歩に34銀!でどうか。
(△32銀は24歩くらいで自信無し。)
上図以下、43歩成には38飛成で勝負。
44とには35銀があります。
従って再掲下図以下・・・
▲37歩と打ちます。
飛車と角の利きをいっぺんに止めるので好手だと思います。
正直、後手これで自信ないかなぁ。
指すなら45飛ですかね。
43歩成には同飛で良いけども代えて24歩にはどうするか。
32金で寝技に持ち込んで・・・。
この変化は研究されると振り飛車きついですね~。
【案2】←2019年2月3日追記
再掲下図以下…
単に△64角と出ます。
通常△64角型は角頭をいじめられる危険があるのですが居飛車の角も▲66にいるので△64角は無敵状態といえそうです。
上図以下▲47銀が普通だと思います。
振り飛車は、「▲47銀という形にさせたことで4枚トーチカを組みにくくした」という主張です。
それに満足して△22飛。
振り飛車は、飛と角だけ動いてかなりの手損ですが居飛車にマイナスの手を指してもらっているのでいい勝負でしょうか。
上図以下、▲37桂、33桂、29飛、21飛、89王?、32金。
こうなれば後手もまずまずの展開だと思います。
が!!
上記手順の▲89王に代えて▲86歩と指されると嫌ですね。
ミレニアムではなく銀冠を目指す的な。
上図以下△同角だと▲75歩で角を閉じ込められます。
△74歩で角は死なないですが▲同歩で先手優勢。
あひゃ。銀冠vs32金型振り飛車は長引けば居飛車が良くなるので仕掛けを模索するしかないと思いまう。
この2案が破られたらそもそも【54歩+32飛】のトーチカ対策は成立しないので暇な人はソフトにかける価値あり。
12香と1手待つのもノーマル3間特有の哲学ではあるが‥
しかしかまわず、45歩、同歩、11角成、31金、55歩が嫌。
2、57角のトーチカ路線。
これが本日のメインテーマです。
57が攻防に最大限に効く角の位置。
ここに角を置きたいがためにトーチカやってる人もいると思う。
はい、しかしながら私は57角は調子に乗り過ぎているので咎めてやろうと昔からずっと思っていました。
それが33桂!!
これが一発狙いの手と見せかけてなかなかうるさいんですよ(笑)
以下、24歩、同歩、同飛には45桂が返し技。
この1発狙いがあるから33桂と飛べるのです(^^)/
では、下図以下・・・
悠然と89王とトーチカ路線を貫くとどうなるか。
それは33桂と連動していきなりの64角が受けづらい!!
37桂には・・・
桂ジャンプであひゃ。
37桂に代えて46角のぶつけには・・・
同角、同歩としておく。
46歩を突かせたのがめちゃくちゃデカい。
以下、22飛、79金、21飛。
角交換振り飛車vsトーチカ(笑)の将棋になりました。
トーチカ陣のバランスひどし、振り飛車作戦勝ち。
48銀を動かすと39角があるので動かさないで駒組みを進めると・・・
こんな風に四間で46歩を咎めに来られてアウト。
トーチカとはなんだったのかという将棋になっています。
下図をもう一度考えます。
24歩と突けるようにするためには57角の位置が良くない。
どっかに角を逃げたらどうか?
1つ階段を上がって46角。
これはなかなかしぶい。
しかしこんな手があります、以下31飛!
以下、24歩、同歩、同飛には32金。
これで2筋から逆襲すれば振り飛車良し。
なので31飛には・・・
喧嘩せずに89王、32金、51飛と進める。
あれ!?これよく見るとこれ振り飛車ド作戦勝ちでは??
42角の効果が絶大で居飛車は銀冠に組み替える事ができない~~( ;∀;)
以下78金寄ならば64角とぶつける。
以下、同角、同歩、46角。
63銀、57銀、72金、66銀。
現代流の駒運びであるが・・・
露骨に角打ってどうだろうか。
次に56角と出れば47角成が受けにくい気がするけど。
戻って、次の対策を検討しましょう。
46角がダメなら75角は!?
喜んで同角、同歩、64角!!
このラインが急所、33桂が絡むので激アツです。
以下、46角には・・・
75角と歩をゲット。
以下57銀、45歩、37角、35歩、同歩、36歩、48角、64角。
7筋で得た1歩を3筋に投入、捌けるようにできていますねこの将棋は。
では37角と最初から48銀にひもをつけて打ったらどうか。
以下、75角、24歩、同歩、同飛、45桂、26角、28歩。
21飛成には31飛、23飛成には42金。
28歩が間に合う気がするんですが気のせいでしょうか(笑)
ならば37銀と受けるのは?
以下、35歩!が風の捌き。
以下同歩、45桂、46銀、35飛。
作ったような手順ですな、同銀は28角成で振り飛車必勝。
ただし35歩に24歩はありえる。
以下、36歩、23歩成、37歩成。
以下、32と、28と、41との攻め合いは29とが厳しい。
次に△76桂の先手なので居飛車あひゃ~。
32ととせずにいったん24飛と逃げる手はある。
以下、47と、32と、同銀。
居飛車王はよく見るとただの舟囲いなのでと金攻めで十分。
45桂の応援もあるので火力には困らない。
以下、▲95歩は勝負手だが19角成、94歩、96歩、同香、92歩、74歩に64馬が絶好。
96に香車を釣り上げた効果でどさくさに紛れて馬で香を回収できそう。
これは振り飛車勝ちですね~~。
というわけでトーチカ対策の54歩+32飛の紹介でした。
実は動画が出た直後にこれを考えたのですが誰もトーチカやってこないので披露する場所が無いのでブログに載せてみました。
まだ1回も使った事が無いから研究に穴があるかすらわからない。
暇な人は研究してみてください。
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コメント
ノーマル四間飛車党
2019/01/20 URL 編集
abcn
こんちにちは。
そうですよね、私もこの記事を書いたときに後手無理してそうな感じはしました。
ただ、当時はみんな何も考えずにトーチカ組んできてくれるのでこれでもいいかと思って記事を書いた次第です。
そこで本日、記事を追記しました。
46歩にはどう指すべきか考えました、34飛の前に64角でどうですかね。
まぁ・・・相変わらず後手きつい事には変わりないですが。
2019/01/20 URL 編集
大谷
2019/02/02 URL 編集
あべしん
ブログ見てくださりありがとうございます。
本題の件、
いやぁー驚きました、何回見ても66角が効いていますね。
修正します、居飛車は16歩すらあの段階では必要無いという事ですね。
教えてくださりありがとうございました。
2019/02/02 URL 編集