メンタル系の記事を書きます。
研究研究で頭がおかしくなりそうな方向けの記事です。
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今は、プロ・アマ問わずソフトの力を借りて研究する時代です。
タイトルホルダー&トップ棋士でもソフトを使っていると聞きます。
ソフトの良いところは、一定の評価値で結論を出してくれるところ。
人間が研究すると混沌とするような場面である程度の指針を示してくれます。
しかしながら、結論を出してくれることは良い事なのでしょうか?
これはダメ!あれもダメ!この変化なんてもう終わっている!と突きつけられると息苦しくないですかね。
でもってソフトを使っても自分が思い描いた研究結果が出ないと焦りませんか?
もし、これを次の対局でやられたらどうしよう…と不安になってメンタル不調で頭がおかしくなる人もいるんじゃないでしょうか。
案外、ソフトから首を絞められているのは対局相手では無く自分自身なのかもしれませんね。
実は私自身もここ3年くらいはそんな症状がありました。。
ブログを遡ってもらえば分かると思うんですがソフトで研究しても全然勝ててないし、勝ち将棋でも信じられないミスを連発しています。きっとソフトで研究して結論を出すことに疲弊していたんだと思います。
さて、実はこの病気なんですけど私に限らず主に有段者で序盤研究が好きな人は特にかかりやすいと思います。
研究するのにソフトを使うと結論が出るまでソフトを使い続けなければいけないという強迫観念が生まれませんか?
ドラッグと同じで最初は軽い気持ちでソフトにお尋ねしたはずが、どんどんどんどん「知りたい知りたい」という欲求がエスカレートしていき、もはやそれはダレの研究なんだ?そこにあなたの意見はあるのか?という域に達します。
そういう事もあって選手と研究家は分けた方がいいんじゃない?って意味も込めてソフトで序盤を研究してくれる専門の人がいればいいなぁという記事を以前書きました。
・H29.10.1ソフトで序盤研究するお仕事
最近は…学生時代と比べて時間が無く満足に研究する時間が無いので将棋の方向性が変わってきています。
今はソフトを使って追及するのではなく「目の前の将棋をどうやって勝つのか」というのが私のメインテーマになっています。
その思考に基づくと、色々と価値観も変わってくるわけです。
まず最初に思ったのは…
アマチュアってそこまで真剣にソフトで研究しなくても勝てますよね?笑
という事。
だってアマって持ち時間短いから、浅い手を仮に指したとしてもなかなかその場で正着を指せるプレ~ヤ~っていないと思うんですよw
そりゃあ~家に帰ってソフトにかければそんな手はダメ!と言われるかもしれないdすが現実的に対局中に発見できないでしょう。
だからね、昔みたいに家でちょこっと研究して明日の対局で試してみるか~くらいの感じでいんだと思いますよ。気楽にいきましょう。
そんでもっていざ実戦で相手にうんうん唸って考えてもらって破ってもらえるなら本望です。相手が自分の手に対して真剣に考えてくれただけで満足、嬉しい。
ソフト研究してるけどうまくいかない、なんか最近将棋がつまらない、将棋が苦しい、勝てないという人がいたら原点回帰でノーソフトに戻ってみるといいかもしれません。
大草原で深呼吸して気持ちい~って感覚になりますよ!!
☆他のメンタル系の記事
あべしん
・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
→全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com
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