さてさて、前回はですね、この局面から…
68銀!
45歩に…
48飛と受けて松尾穴熊を目指す変化を潰しましたが・・・
今回は…
26飛と浮いて松尾穴熊を目指す変化を潰します。
【まずは先手の狙い筋を紹介】
◎43銀から54銀型で戦う変化
前回の48飛型と同様に43銀とするのは危ない。
以下、79銀右、54銀に…
無慈悲な65ポン!!
無慈悲な物理的暴力に振り飛車投了級、2筋が受かりません。
振り飛車の陣形は美しいだけで正面からのガチ実戦には向かない。
外交カードを駆使して勝つ陣形なので細心の注意を払って動く必要がある。
※前回の48飛型は2筋突破の筋が無いので54銀と上がる事が出来た。
◎32銀型で戦う変化
無慈悲な▲65ポンにガクブルしたので32に米軍駐屯地を置いておきます。
上図以下、82王、79銀右、63金左で下図。
一見うまくいってるように思いきや…
普通に68角でアウト。
2筋突破が受からないんです…。
【という事で定番の筋で反撃します。】
以下、44角。
28飛なら…
33角と戻って…
千日手なので問題ない。
しかし44角の瞬間に36飛と逃げられるのが37歩型の特徴。
この形は研究していないと振り飛車が初見で対応するのは難しい。
当時対策を発見するのにかなりの時間を要したと記憶している。
◎まずは普通に43銀と上がる変化。
以下、79銀右、82王で下図。
43銀と上がったものの狙いが無いという現実\(^o^)/
石田流を目指すのは32飛の瞬間に46歩と嫌がらせをされてしまう。
上図以下は、24歩、同歩、▲46歩、33角、45歩、54銀、34飛と暴れる順で先手は手になっている。
以下45飛には狙いすました22歩。
振り飛車あひゃ。
どうも43銀の変化は、感触として今一つである。
というわけでここをもう一度考えます。
以下、33銀が研究していないと指しにくい手。
何はともあれ79銀右とは指す。
上図は重大なポイント。
ここで正着が指せないと振り飛車不利になる。
普通に82王だとどうなるか?
以下、68角。
この角を引かれてしまうと33銀+44角が動けなくなり振り飛車ダメ。
再掲下図では68角を許さない手を指さないといけない。
正解は・・・
↓
↓
↓
先に35角とのぞくのがポイント。
・68角にはありがたく同角成で38か28に角を打ち込めば後手勝ち。
・この時に無慈悲な▲65歩は同歩で何でもない、33銀が77角のラインを防いでいるのに注目。
また、33銀のおかげで4筋に飛車が通っておりこんな攻め筋が生じている。
以下、55歩、82王、56飛、46歩!
以下、同歩、同角、47歩には35角と戻っておけば良い。
上図以下、36歩、26角、46飛には44銀!
46の飛車が死にそうだし後手から角が成りこまれそうだしで先手必敗。
今回は以上、阿部システム怖いですね!!
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