将棋ウォーズやっていたら前々から気になっていた局面になりました。
戦型は先手中飛車vs三間飛車の相振りなんですけどね、
上図をどう見るか。
・後手は石田調の将棋にするなら△35歩。
以下、▲22角成、同銀、65角には25角と打ち返すのかな?(間違ってたら教えてください)。
・石田流では無く32飛型で33銀型を作りたい人は43の地点を強化しながら△42銀と上がります。
42銀型で何も悪い事は無いと思うんだけ気分的にちょっと不満なんですよね~~~。
先手は中飛車だけど5筋から攻めてくる気なんて無いから△42銀とする意味無くないですか?笑
俺は35歩も42銀も決めないで先手中飛車を迎え撃ちたいんだよ~~~(''Д'')
つーわけで実戦はツッパってみました。
↓
62王!
オオイェェェェェイ!!つっぱりハイスクールろっくんろ~~る!♪
これが成立するなら気持ちいい。
相手もメンチ切ってすぐさま22角成、同飛、65角!
これは定跡書に書いてるんですか?
最新の棋書は高くて買えないので自力で考えます。
まぁ~以下△54角は誰でも打ちますよね?
ここで先手の手段は2つ。
1、83角成とツッコむ。
2、54角、同歩、55歩、同歩、65角の切り返し。
とりあえず、1の83角成を見ていきましょう。
◎83角成の変化
これがウォーズの実戦でした。
以下、27角成、55歩、45馬で下図。
55歩は54馬と引かせたくないという意味。
55歩に代えて65馬はあったと思う。
実戦は上図以下、78金、42銀、68銀、24歩で下図。
22角成を同飛と取った効果で2筋ずんずんが確実な攻め。
先手は▲96歩→95歩→94歩、同歩、92歩と香車を取りにいきたいのだが△72金▲65馬、△83歩と筋悪く受けられてみると意外とうまくいかない。
難しい将棋ではあるが後手も指せていると思う。
◎では2の変化、盛大なオープニングの局面に誘います。
△54角に…
同角、同歩、55歩、同歩、▲65角で下図。
これが、本日のテーマ図です~~。
ここで後手の手段はたくさんある。
1、△74角
2、△45角
3、△72王
4、△42銀
順に見ていきます。
◎74角の変化
ダイレクト角交換振り飛車マニアなら何も考えずに指がいく地点が74。
以下、43角成、47角成、54歩、52金右、44馬、72王で下図。
ここで以下53歩成ならば同金、同馬、29馬、55飛、19馬で下図。
次に37馬が王手飛車かつ51香みたいな手も狙っています。
これは実は後手が指せるんじゃないかと。
しかしですね~^
結構前にウォーズで53歩成に代えてこんな手を指されてしびれました。
38銀といったん受ける。
以下、58馬、同金左、62銀、55馬。
後手必敗です\(^o^)/
やはり独りよがりな研究は良くない、実戦で試さないとアカン。
つーわけで74角はダメ。
◎45角の変化
町道場ならノータイムで45角バチーン!!ですね。
以下、43角成、67角成、54歩、52金右、44馬、72王で下図。
・以下53歩成なら89馬と入って後手も戦えそう。
・以下55飛には66馬で先手金縛り。
なかなか先手も大変だと思わせておいて私はさっきの件で学習しました。
上図以下、78銀、58馬、同金右、62銀、77桂で下図。
後手必敗…( ;∀;)
後手の馬と先手の飛車の交換を強要するのが先手良しにするポイントですね。
◎72王の変化
感覚的にどこまでもいっても先手やや良しという未来が見える。
上図以下以下、43角成、42銀で下図。
以下、うっかり44馬なら33角、34馬、56歩で下図。
88銀は57歩成で終わりなので、上図以下33馬、同桂、56飛、45角。
後手優勢というやらせ手順の紹介でした。
正確に先手が指すならば下図以下…
34馬ですよね。
手得は後手、先手は歩得で馬を作ったのが主張。
焦点がわからない将棋だけど神経を使うのは後手、何か動かないといけないのも後手だと思います。先手は自然と指せば手損も解消できる。先手やや良しでしょうね。
◎42銀の変化
これ本命。
以下、83角成に…
時間差で45角が狙いの一手。
以下、78銀、27角成、55飛、26馬、85飛で下図。
・55飛に代えて65馬は45馬と活用してどうか。
・85飛に代えて再度58飛と引く手はありそう。
上図の85飛はもっとも激しい変化。
これをクリアできないと後手は指す意味が無いので潰します。
以下72金!
これで受かる(はず)。
単純に同馬、同王、83金、61王、82金は…
84歩、同飛、95角であひゃ。
上図を眺めて序盤マニアの方は78銀がもし68金に代わっていたら王手飛車が無いから先手良しと思われるかもしれないのでこちらもやっときます。
【68金型だとして…】
確かに王手飛車は無いけども…
上図以下、74角、84飛、82銀、同飛成、71馬がぴったり。
84龍は47角成くらいで後手良し。
なので91龍と潜り込みますが…
せっちーん!!
せっちーん!!
せっちーん!!
おやおや、何やら祭囃子が聞こえてきましたぞ^^
せっちーん!!
せっっちぃぃぃーん!
91龍「ヒィィィィィィィィ(´゚д゚`)」
92金どーん!
龍が雪隠(せっちん)詰にされました。
雪隠詰の問題が気になる方は詰パラアプリで検索だ!
なので下図以下は…
↓
56馬と筋良く引き、81飛車成と34馬をみせます。
これで通常は先手一歩リードの流れなのだが実戦的には後手持ちだと思う。
以下、82銀、34馬、83銀、56馬、84歩で下図。
1歩損で馬を作らせても後手は銀冠の堅陣を作ったのがデカい。
以下、55飛車、71王、77桂、82王、86歩、44馬で下図。
1歩損を通り越して後手良し。
後手は銀冠の堅陣に潜り込んだので後は駒を使って攻めるだけ、超わかりやすい!
というわけで激しい変化はクリアしていると思うので序盤で42銀と受ける将棋は後手有望なんじゃないのかと思います。
◎最大の問題点
ただ、まぁ~~あまりこの将棋が議論に上がらない理由として…
62王と指しても、初志貫徹で先手は55歩としてくる人が体感で9割(笑)
そもそも中飛車党は先後とも自分の好きな形で戦いたい人が多いので乱戦はスルーされてしまいます。
この後、後手はさらに72王、82王と移動して先手の王様がどっちにいくのかを見定めるのが良いかと思います。
後手は、石田流と32飛型、場合によっては31銀を32銀と活用する形などを見せながらプレッシャーを先手陣に与えたいところです。
ちなみに5筋はしばらくノーガードです、もし54歩とかやってきたら△52飛とぶつけます。
中飛車には毅然とした態度で対抗してきたいものです(''Д'')
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