引き続き、紹介しきれなかった部分を見ていきます。
この本は西村先生のファンブックです。
目次↓
思い出のアルバム…
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こんな感じで貴重なお写真がたくさん載ってます(笑)
インドネシアの留学生カッコイイ!イギリスの血が混ざっているかのようなイケメン。
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「あとがき」では西村プロが簡単に自伝をまとめています。
その中から抜粋。
西村プロがアマ初段程度だった中学時代に近所の人から出題された詰将棋がこちら。
『やさしい詰物二百題』のボーナストラック201題目やで、
気軽に解いてやってや~~^^
楽勝やろ~~。
解答はこちら
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私は楽勝やろ~~っと言いながら10分かけて間違えましたw
初手はこれだね。
で、23に何かを中合いするしかないと。
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「中合いの歩!」
もし、23香不成なら・・・
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逃げられます。
これで失敗、後手王は詰みません。
な・の・で・・・23歩には・・・
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22歩で王手。
以下、11王に・・・
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12歩で王手。
同王、23香成、11王。
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以下21歩成、同王に・・・
↓
22金で詰み。
これで正解だと思っていました(笑)
やさしい詰将棋だからこれで正解だと思っていました。
でも、よくよく持ち駒の歩の数を数えたら・・・3歩余ってるではないか(笑)
間違えじゃんコレ!!
なんか他に良い受けが後手にあるという事か。
とすると・・・やはりここか、何で合駒するべきか。
仮想図ですが・・・
さっきこの局面で同王だから詰んだわけですよ。
△23に合駒した駒で▲12歩をGET出来れば話は違うよね。
というわけで斜め後ろに下がれる駒は「銀」「角」しかない。
◎うん、では角から検討。
角タダに喜んで同香不成と王手すると・・・
12王と逃げられ詰まない(笑)
なので一発12歩と叩きます。
以下、11王、12歩で下図。
これを同角と取らせて21歩成。
↓
以下、同角、22金で詰みやん(笑)
◎では「銀合」を検討します。
銀あれば嬉しいと言って同香不成の王手は・・・
銀あっても詰みません(笑)
23銀合にはさっきと同じように・・・
22歩、11王と進行させます。
以下、12歩、同銀、21歩成、同銀で下図。
↓
こっから7手詰!!
以下、21香成、同王、22銀は・・・
12王で13歩が打ち歩詰なのでダメ。
7手詰の図に戻ります。
上図ではとにかく歩を消化したいので12歩と打ちますか。
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以下同王。
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以下、23香成(23金でもよい)、11王に・・・
↓
12歩!
同銀に・・・
↓
22成香。
ここでは22金でも詰みです。
これが正解です・・・。
簡単そうな詰将棋に見えて意外と最後まで油断出来ない。
変なのって思ったらこの問題・・・
大道詰将棋の香歩問題なんだそうです(笑)。
そういや山形出身のプロは小学校時代に『秘伝大道棋』を全部解いたようでした。
いやああああ、てかさぁぁぁ~~~
俺だってさ~~この問題に関しては・・・
金子先生の『凌ぎの手筋200』の問題ですとか『寄せの手筋200』ですとか言われたら普通に解けますよ!解けないわけないじゃないですか~~~( ˘•ω•˘ )
だってさ~~~
今年1月に『凌ぎの手筋』の6問目で全く同じ論点の問題を解いていました(笑)
し・か・も!!自分のブログのネタにもしてました/(^o^)\
は~~ダメっすねw
解いてさらにブログのネタにしたら忘れないだろうと思っていたらもう頭から抜けてました~~
ひでぇぇぇなぁぁ~~w
でも、こういう学習した問題を本番で見事に間違うという経験をすればさすがに今度は間違わないような気がするんですがでどうでしょうか?笑
◎最後にどうでもいい話
この詰将棋は言うなれば持ち駒「歩4枚」をどう消化するかという問題ですよね。
なんか一生懸命「歩」を使っていく過程が・・・
「8切り!俺のターン!!」
「2(最強カード)!俺のターン!!」
「ジョーカー!俺のターン」
と消化していくのに近いものがあると思いましたw
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