◎29.7.12 A級順位戦
早速だが下図は24歩が疑問で代えて34歩になっていなければいけない局面との事。(携帯中継調べ)
その意味は、のちのち明らかに。
以下、97香、34歩、98飛で下図。
ここで34歩と突いたのだがこれが先手に手段を与える事になった。
次に▲95歩の狙いなので△84飛とします。
ここで▲65歩があるらしい。
↓
65歩!!ふ~~む。
以下、同桂は22角成、同王、66角で王手飛車。
なるほど△24歩の1手が△33角に代わっていれば王手飛車の筋が無い、
冒頭の話はそういう事です。
下図以下▲65歩に・・・
△77角成、同桂、65桂、同桂、86歩はどうなんですか?
この変化は振り飛車も69金が浮いているのでそんなに自信ないけど・・・。
どうなんでしょうね。
本譜は下図から・・・
86歩、同歩、75歩、58金左、84飛で下図。
△75歩を入れたことで▲65歩からの王手飛車のラインを消して84飛としたという意味です。
以下、7筋の戦場へ78飛。
本譜は、以下76歩、同銀、74飛に・・・
65歩で大捌きとなった。
それはさておきこの64銀+73桂で75歩を突っかけた形は・・・
74飛と回ってみたい気がする。
しかし、ここで一気に振り飛車が良くなる手順があります。
▲65歩どん!!
△同桂は▲22角成、△同王、▲66歩で良い。
なので、△77角成、同桂とする。
以下、76歩、64歩、77歩成、63歩成が強い踏み込み。
以下、78とには・・・
75歩が軽手。
同飛なら66角で攻めがつながる、84飛なら52と、同金、55角で攻めがつながる。
これは明らかに振り飛車優勢。
つーわけで飛車を取らないで63金と手を戻しても・・・
75歩ポン!取れば66銀または66角で問題なし。
逃げればと金を払うことが出来ます。
◎29.7.21 棋王戦 ▲黒沢プロvs△行方プロ
こちらも携帯中継から。
ここで直前に突いた24歩を活かして23銀が普通だと思っていたら本譜は25歩。
23銀と上がれない理由があるようなのでそれを検証します。
66銀vs64銀型って重い形なので捌くには不向きだと思っていました。
しかし上図の駒の配置だとあるんですね~~~。
正解は・・・
↓
↓
↓
↓
75歩いきなり!
以下、同歩、同銀!!同銀、55角!が強襲。
以下、64銀には、
71飛成が82飛と41金の両取の先手。
以下、62飛ですが77角と引いておいて・・・
銀損ですが桂・香を取り返しておけば駒の効率が良い先手が勝つでしょう。
◎55角には・・・
64銀打もあります。
しかしこれ、よくみると・・・
これで後手可哀そうな事になっていますね・・・。
完全に攻めが決まっています。
2局とも勉強になった棋譜でした。
行方プロにとって7月は災難だったと思います…最近勝ちだしたので良かったです。
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