中野美奈子アナ→なかみー→中飛車美濃囲い。
ここまで個人的メモ。
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こっから本編。
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◎29.7.20 竜王戦 ▲戸部プロvs△矢倉プロ
よくある先手中飛車vs後手三間飛車。
以下、一番多いのは35歩、56飛、34飛の進行ですよね。
この形は一時期左穴熊に組んで先手勝勢だったのですが『藤森本』が出て急激に勝ちづらくなりました。
左穴熊はフィーリングで指してそこそこ勝てるから意味があったのですが研究必要ならもうやりたくないな~~(笑)。
本譜は後手が浮き飛車じゃない方の作戦を選択。
26飛には24歩で受かります。
しかしこの作戦ですが後手を持って謎の変化が私の中にありました。
その回答がこの将棋で出たので紹介します。
はい、駒組が進んで下図、ここが問題の局面。
24歩は次に△44銀から△25歩と棒銀を含みにする指し方で攻撃力が高い。
こうなれば後手満足です。先手の駒は急所に配置されてないのがつらい。
しかしですね・・・下図24歩の瞬間に・・・
↓
26飛と△25歩を突かせませんと意地悪された場合どうするのか謎でした。
これがあるから33銀作戦はあんまりうまくいかないのかなと思っていたりもしました。
しかし、後手の矢倉プロの構想はさすがでした。
以下、35歩。
これは88角に目をつけた手。
以下、58金右なら34銀が良い手。
88角にひもがついてないので以下▲22角成とするしかなく手順に2筋へ飛を回った後手が成功。
なので△35歩には△77角とひもをつけます。
ここで△34銀なら▲24飛が成立するのがさっきとの違い。
念のため失敗図↑
なので、下図では後手が困ったのかなと思ったらすごい構想がありました。
以下、14歩、16歩、31角、57銀、53角、58金左で下図。
角を地底から使うのですね!!笑
とはいえ相変わらず26飛が邪魔して2筋がつけません。
ここで矢倉プロの構想が炸裂します。
↓
なるほど~~~そういう事ですか!!
本譜は以下、56飛、44銀、46銀、36歩、同歩、同飛、37歩、32飛、95歩に・・・
15歩が厳しい手で矢倉プロが勝ちになりました。
△13桂はすげーと思いました。
でも・・・
△13桂にも先手が飛車を逃げなかったらどうなるんですかね?
例えば95歩みたいな感じ。
正直、後手持って次の手がパッと見えない。
何かあるんですかね~?
25桂跳ねても46飛から26歩でダメそうだし、25歩は13桂が跳ねるスペースを消してあひゃだし、うううん??わからんばい。
自分なら13桂はやらないで自然に△44角ぶつけます、これで後手十分だと思います。
以下▲66銀には△52飛と回っておいて先手が動きづらい将棋だと思います。
◎感想
個人的にこの戦型は35歩と34飛の2手の価値があるのかずっと疑問でした。
中飛車が左に囲うのか右に囲うのかを確認してから攻撃陣形を決めたいので33銀作戦は使ってみたいと思っています。
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コメント
TS
三間側は22角成を同飛と取りたいので35歩と伸ばすのは勿体ない気がしますね。
それとは別に44歩を突くと後手が作戦負けし易い印象があります。フィーリングですが笑
2017/09/13 URL 編集
あべしん
44歩はその通りだと思います、禁断の1手まではいかないですが相当勝てる気しないです:(;゙゚'ω゚'):
中飛車対三間は、私も自分から攻めずにじっくりじわじわ模様勝ちしたい派なので34歩型で22角成に同飛と取りたいです。中飛車の人も対石田しか研究してない方も多いと思うので私はそれで結構勝たせて頂いてます。ちなみにこれは対左穴熊においてもそんな構想で指してます( ´∀`)
2017/09/13 URL 編集
TS
実際、早石田対後手中飛車の先手より、先手中飛車対後手三間で後手を持つ方が勝率が良いです笑
返信ありがとうございましたm(__)m
2017/09/13 URL 編集