vsキツネ村が地元の学生。
10分30秒ルール。
あ、今年の全国高校将棋選手権は白石蔵王でやってるんですか?
パワースポットなのでぜひ見学していってください・・・。
先手が私で後手がキツネ村出身の学生。
今流行のエルモ囲いを振り飛車でキメてみました。
この後は、▲84歩ずんずんor▲82角を間に合わせて勝つ予定。
↓
△55角は・・・(''Д'')普通に見落としていました(笑)
ここで82角で勝てればいいのだが36歩が怖い。
つーわけでエルモ流39金を継承した禁断の1手を指しましたw
28金/(^o^)\ 逆金無双(笑)
これはヒドイ形だな~~~筋悪し!
ここからキツネ村の学生さんに28金を完全スルーされ左辺で動かれ困る。
後手に決め手がありました。
以下、77角成、同金・・・
65桂。28金が可哀そうな事になっています(笑)
これは5筋を攻められたときに38王の逃げ道が無いので先手負けです。
しかし本譜はそうはならず、88歩、59飛、64歩でこっちのルートで桂を使いにきました。
これは・・・72角から83歩成を間に合わせて勝負形です。
そんな感じで下図。
さすがに先手優勢になった。
以下、72金に84角成が弱気すぎたなぁ、飛車とって攻め合いの時間だった。
本譜は次の手が見えてなかったからなぁ。
24角!!受けづらい・・・。
以下、69金、89歩成、74馬(まだ51馬と飛車をとるんだった。)、61飛、65桂、42金。
ここはまだ36桂で攻め合うんだった・・・。
本譜は頭が真っ白になってやってはいけない手を指した。
89銀\(^o^)/あひゃ。
当然67歩成。自ら銀をそっぽに移動して急所にと金を作られげんなり。
空前絶後の悪手だべや。
以下36桂、同銀、同歩、68歩、79金、66桂。
ノックアウト寸前・・・・。何から何まで逆用されている。
これはもう逆転の余地ないわ~と思い半分諦めMODE。
【あべしんの脳内】
◎ステップ1
攻めたいけど攻める手が無い…。
▲53歩と打ちたいけどあいにく二歩(>_<)ダメだこりゃ。
↓
◎ステップ2
相手の狙いはなんだろう。例えば上図以下仮に▲64歩としたら・・・
58桂成!次は守備の48銀をを削る△48成桂が57の戦場に王様を呼び込む厳しい攻め。
こうなったらダメ(>_<)
↓
◎ステップ3
つまり・・・▲53に歩を打つ手と▲48銀を取らせないようにする2つを成立させなければいけない。
↓
◎ステップ4
見つけてしまった・・・俺天才だわ。笑
まぁ、よくある次の1手問題ですけど…実戦で見つけるのは大変だ。
↓
↓
↓
まずは、39銀!あえて下に早逃げします。
以下、58桂成に・・・
53歩!58の歩を取ってもらった事でこれが可能になりました!
(39に銀が早逃げしているのにもご注目ください!)
以下、62金、63歩、57歩成からの・・・
26歩!!
どうですか、この39銀からの26歩!
27の小部屋に逃げ込めば金銀が何枚あっても詰まない形ですぞ!
以下、47と、27王、59成桂、62歩成、57角成で下図。
うん、まだ先手負けてるんですけどね(笑)
以下52歩成は詰めろでないので39馬で負け。
39銀を利用して48歩で手を稼ぎにいきます。
ぶっちゃけ言うと、ここで62飛と一回取れば先手からの早い攻めが無くなって後手勝ちですね。
本譜は、秒読みの中49成桂!、52歩成、39成桂!、61と直で下図。
これだけ攻め込まれてもつ・ま・な・い・先手王!!笑
まさかの先手勝ち。
いや~~、驚きました。
正直、直線で攻め合われて先手負けと思っていたら勝つんですね。
自分でもよくわかっていない・・・。なぜだ・・・。
◎メカニズムを解明
何が驚いたかって、金銀2枚(39銀+28金)で穴熊以外でここまで耐久力のある形はなかなかない。
・28金単体だと・・・
みんな大好き39銀がいきなり「詰めろ」になる可能性が高い、終盤では致命的。
・しかし、下図の形であれば・・・
敵の打ちたいところへ打て!(笑)で相手から39銀がきません。
この先手陣に1手で詰めろをかけるのはなかなか難しい。
・4筋に歩がきけば本譜のようにこんな粘り方で2手くらい手数が稼げそう。
はじめて39銀+28金型と対峙したら盲点になりそうです。
とりあえずこの形は最初から狙うのではなく終盤の裏ワザ的なノリで覚えておけばいいと思います(^_-)-☆
※おまけ 2回ほど行ったキツネ村の写真。
もふもふしててかわいいな~~^^
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