「藤井四段ってなんであんなに強いの?」
って最近聞かれませんかね。
挨拶代わりに聞かれる分には「天才だから仕方ないね^^」でオッケー。
でも本気で考える価値はありますよね!!
まず・、
藤井四段の基本スペックはこちら。
・詰将棋解答選手権で小学生で優勝、からの3連覇。
・将棋ソフトを使った研究。
はい、詰将棋解答選手権というのは現役のプロ棋士も参加している超難しい詰将棋の早解き大会です。それに奨励会員だったとはいえ小学生で参加しての優勝は凄まじい。
この時点で、「詰む・詰まない」に関してはすでに人類トップクラスにいた事になります。
しかし将棋で勝つのは、「詰む・詰まない」の認識能力が優れているだけでは難しい。
むしろ、詰将棋が得意すぎていざ実戦となるとあんまり強くない人もいますからね
そこで、将棋ソフトの話。
将棋ソフトは、「詰む・詰まない」の読む速さに関しては人間より絶対上。
でも、ソフトの強さを語る上で「いくら序中盤で良くなっても人間が勝てるわけない~~終盤でピシピシ詰まされる~~ソフトの演算能力は卑怯なり~~」って思っている方いらしたらそれは誤解です。
将棋ソフトは、「詰む・詰まない」も強いですが、「詰む・詰まないという局面にまで持っていく能力」がしれっと強いのです。
29連勝を懸けた増田四段との将棋は見ましたでしょうか??
Twitterを見ると多くのアマ強豪・プロ棋士が驚愕していました。
つまり!!
藤井四段は、人間にとって謎が多いソフト的な中終盤力をひとり勝ちで体得していると言えます。
なぜ、体得できたか!?
私は藤井四段ではないのではっきり言えませんが、間違いなく幼少からの詰将棋解答能力の高さが手伝ったと思います。その能力がないとソフトの中終盤はなかなか理解出来ないはずです。
かつて羽生先生が羽生マジックで一世風靡した時代(今もですけど‥)、終盤の秘宝(技術)は羽生先生の独占状態でした。
今、まさに藤井四段がその状態です。
将棋ソフトから序盤の研究手を聞くのは誰でも出来ます。
ただし、ソフト的な中終盤の能力を会得する方法は勉強方法としてまだ確立されていません。
今後、藤井四段を分析することでそれらは徐々に解明していくと思います。
楽しみ~~~^^
※こんな記事も書きました→藤井四段の29連勝はゴロ合わせで覚えられるのか
あべしん
・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
→全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com
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2017/10/15 URL 編集