観戦記のあとがき(R6.1/29~2/2) O野四段vsIG崎七段(山形新聞掲載分)

棋戦 :2023年9月2日
    第77回全日本アマチュア将棋名人戦予選3回戦
    O野四段(山形)vsIG崎七段(長崎)
    山形新聞掲載日:2024.1/29~2/2(全5譜)

・1譜   1/29 (月全国デビュー
・2譜   1/30 (火)山形大のエース
・3譜   1/31(水)開き直りの名人
・4譜   2 /1(木) ナイスガイ
・5譜    2/2(金) まさかの男
  
戦型 : 三間飛車vs左美濃
※O野くんがすでに内容をまとめていてくれたので執筆助かった(笑)。

□第1譜 全国デビュー
山新観戦記あるある。
局面図の右側「第〇回〇〇予選〇回戦」を見ても一体この大会がいつ行われたか分からないという。

そういうわけでこの大会は3月26日の県アマ名人戦でO野くんが優勝して、その全国大会が9月2日に行われたと最初に書いた。

デビュー戦、夢の舞台でふわふわして予選1回戦でやらかしたO野くん。

地に足の着いた三間を採用して予選2回戦勝ち。
負けると現実世界へ退場だったので凌いだなぁという感じ。

予選通過を目指して戦う相手は元全国竜王。

全国デビュー vs 本大会18回出場のベテランという構図。

大学生にとって1泊多く泊まれるメリットは大きい。
2泊3日をもぎとる戦いが今始まった!!

□第2譜 山形大のエース
山大エース!の系譜。
つちやん(令3)→ほまみー君(令4)ともれなく強いので信頼度は高い。

それにしてもO野さんの消極的な作戦には驚いた

山形なら中盤でゴチャゴチャやっている間にO野さんの剛腕で勝てるかもしれないが全国で勝てるのか?というね、見所がはっきりした将棋。

相手の方も的確に咎めてきて、O野さんも当然のように苦しくなる。

□第3譜 開き直りの名人
IG崎七段の教科書のような手順でO野さんm9(^Д^)プギャー

純粋桂損で堅さも位も負けており自分ならやる気がなくなる

それなのにO野くんの「そのくらいではへこたれません」は打たれ慣れしすぎている。

昔の武士みたいに、「やーやー我こそはっ」と単騎で敵陣に突っこんでいく銀にはO野くんの将来が心配になった。

△46歩を手抜いて▲64歩はすごい…。
▲64歩が間に合うなんて到底思えないけどね。

指了図は厳しい手がある、あひゃだと思った。
しかし選択肢が後手は多いので、短い時間の中でそれを見つけるという点ではかなり難しい(内田クレペリン検査的な意味で)。

パッと見ての局面把握能力は、若い人にはかなわない部分がある。

□第4譜 ナイスガイ
全国大会の棋譜なのでそれなりに解説を入れています。
強い人同士の将棋は解説する場所が多くて楽だな~(!?)。

【2段落目で遊んだ】
粘りGuyナイスGuy暗黒Guy 

6段落目ラスト
「▲31金を決め手に残す」
  ↕
7段落目ラスト
「替え玉を決め手に残した」

どちらかの文末を「残す」or「残した」で統一したかった。
ただしどちらも若干微妙におかしくなるんだよなぁ。

「▲31金を決め手に残した」はちょっと文の勢いがなぁ。「残す」の方がO野くんが読み切っている感じがしていいと思う。

「替え玉を決め手に残す」は狙いすぎかなぁ~と。

ちなみに私は小野さんにラーメンを奢った日以降に、単独で4回そのラーメン屋に行った。そしてもちろん替え玉まで食べた。
まぁ、はっきり言って 替え玉は決め手にならないっすね(笑)。
だって明らかにスープがぬるくなってるからさ、おなかはいっぱいになるけどね、感動はしない。まぁ、そういうとこも含めてO野くんだからいいか~って思った(笑)。

□第5譜 まさかの男

2014年の小学生名人戦の結果
◎名人戦の部
優勝 小5のぱるる(全国中学選抜優勝・奨励会)
3位 小4の東北大M本君(全国中学生名人)
4位 小3のねこP(山東高3・県選手権者)
◎中級の部
優勝 小1のM着くん(山東1・全国中学ベスト8)
4位 小4のN須くん(山大1)
◎初級の部
優勝 小5のO野県名人

小学生名人戦の「名人戦の部」に出る事すら出来なかったO野くんが9年後に県名人になった。将棋は実力主義なので、良い事例だと思う。逆に弱いと強い人から相手にしてもらえないという縮図エピソード。

文中の寄付は少額ではあるけどしたよ(笑)。
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山形支部長のいしとしさんも寄付してた。

「まさかの予選通過と表現した」のは、ふわふわとした夢舞台ならでは。

そしてO野さんの自戦記デビュー戦へと続く!

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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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