2005.3.25~26【団体戦】第8回キリンビバレッジカップ学生将棋選手権

今はなき学院大将棋部HPに掲載されたあべしん主将日記を再掲します。
当時結構、人気あったと思う(笑)。
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□2005年3月25日(大会前日)

前々から終盤だけは強いと思っていたが、ありえないことに米澤さんが学生生活末期でまくってまくって卒業と就職まで決めた。

この大会が米澤さんと一緒に将棋を指せる最期の大会となった。

僕としては人生を踏み外してでも学生将棋をエンジョイして欲しかった。

メンバーは、
ご存知東北学生名人の米澤裕太(大4)、
東北学生準名人·支部対抗戦東地区優勝の阿部慎太郎(大2)、
秋季個人戦準優勝者の長谷川雅彦(大2)
全国高校新人戦べス卜8の相澤健(大2)
アマ竜王戦宮城県代表の新入生 星宮謙(高3)だ。

出来れば全国高校選手権べスト4の塚目(高3)にも参加してもらいたかったが、彼はどうしても参加できないようで残念だ。

米澤さんを含めたメンバーで団体戦を戦えるのは後にも先にもこれきりで悔いの残らない戦いにしたい。

だがなかなか現実は厳しい。

僕は三月中旬に土樋キャンパスへ引越し、バイトを始めてなかなか将棋という空気では無かった。

大学に入ってから将棋が生活の中から消えることは度々あったが、今回は実戦·研究殆ど無しのノープランで重症も重症。

ただでさえ重い大阪への荷物に棋書が3冊入っているのは、焦り以外のなにものでもない。

朝8時。

仙台駅伊達前で、「仙台空港行きバス乗り場」が分からない僕と星宮で、米澤さんを待つ。

星宮はなんと7時20分に来たらしいが、学生証を取りに家に戻ったらしくて、色々ぼやいていた(笑)。

8時5分くらいに米澤さんがやってきて僕らにこう言った。

「荷物をロッカーから取りに行くから、先行ってていいよ」と。

あひゃ、バス乗り場の場所知ってりゃ待たねーっつうの!

米澤さんは前日卒業式で朝まで友達と飲んでたらしく、その後は仙台駅内のファーストフード店で寝てたらしい。店内で食べる為に注文した品は起きたらお持ち帰り用になっていたとか。

結局8時20分のバスで仙台空港へ向かった。

長谷川とは空港でおち合う。

相澤はバイトの都合で25日の夜行列車で大阪に来ることになっている。
彼は学院のツアコンと自負しているだけあり、彼の手腕はあの人以外の誰もが認めている。そして恋バナが大好きという側面を持つ。

一行は、9時55分発の飛行機で大阪に飛び立った。

僕は前日徹夜だったので気分が悪く、おまけに機内の温度が異常に高く最悪だった。

機内ラジオで流れている曲について長谷川と話したこと以外は記憶がない。

一番やばかったのは着陸時の異常なほど長い揺れ、

あれには思わずエチケット袋を手に取った。

真っ青になりながらもなんとか凌ぎきって綺麗な自分を保った。

(客室乗務員のレベルは高かったです!)

星宮から「やばそうでしたよ」と言われたが僕はうんともすんとも言えなかった。

それぐらいの状況だった。

こんなに気持ち悪かったのは去年のキリンビバレッジで乗った帰りのフェリー以来である。

一行は空港を後にして、モノレール乗り場を探すため広場を通った。

そこに数羽ハトがいたので米澤さんが「ハト氏」と連呼したので「うっせーぞ」と言ってやった。

「〇〇氏」は元々学院B用語で、始まりは部員の池田さんを「いけ氏」と呼んだこと。

※学院B用語…本屋の地歴参考書コーナーに行くと『学院大バカ用語集』が売っている。

その後僕が、受けが強い人またはウケた時に「うけ氏」と使うようになって、今は何でもかんでも「二文字+氏」で呼んでいる。

モノレールに乗るときは「モノ氏」、お洒落な人を見かけたときは「おしゃ氏」、アイスクリームをなめている人は「アイ·ナメ氏」の要領だ。

こんな感じで学院大は盛り上がっているので知らない人が聞いたら単なる異常集団と見られてしまう。

さて道に迷いながらもモノレールを無事発見し乗り込む。
勿論この時「マヨ氏(道に迷う)」「ワカ氏(分からない)」と言っていたのは言うまでもない。

モノレールの座席では僕だけ一人だったのでで「ハブ氏(省かれ)」とも言われた。

新入生の星宮はB用語を知ってはいたが実際ライブで触れると戸惑うようだった。

他にも「ああ」「おお」「クックック」が頻出B用語で、間を繋いだり、とりあえす返事しとくのに便利なので覚えて損なしだ。

チェックイン前に宿泊地である三井アーバンホテルに行き荷物を預け、地下鉄御堂筋線でなんば駅に行く。

道中米澤さんが「大会に、しいちゃん来るかな?」と言ったが全然意味が分からなかった。 ※〇根女流

「誰氏?」と間くと「お気楽コンピ」と言われやっと理解できた。

分かった自分が恥すかしいのでこのネタに関してはもう書かない。確か「どう氏(どうでもいい)」と返答した気がする。

なんば駅からいい感じで迷ってなんとか道頓堀に着き本日の目玉である金竜ラーメンを食べる。期待通り美味しかったが屋台のためスープがぬるかったのが残念。。
長谷川は化学調味料が気になったと言っていた。

その後は米澤さんの奢りでたこ焼きの名店「赤鬼」に行くがイマイチで、後日行った「大ダコ」の方が美味かった。

昼食後米澤さんと星宮は、熱心なことに将棋道場に行き僕と長谷川はホテル戻った。

コンビニで買ったデザートを食べながら長谷川と一局指した後、すぐ寝た。

さすがに徹夜は厳しい。

3時間くらい寝た後、18時37分に相澤から電話が来た。

電話の内容は「バイトでアベシンくらいのドラム缶を運んだら足に落として、ねん挫·疲労骨折した」とのこと。

彼は大阪まで足にテーピングをして来るようで僕と長谷川は「おお・・」と思った。

ちなみにその3日後皆でサッカーをやったのは彼の異常なまでの治癒力の早さかかそれとも・・?

相澤のトークですっかり目が覚めたので長谷川と将棋を指す。

序盤から角交換されいきなり馬を作られ劣勢に。

確かそんなことが去年の新人戦の吉田順一(東北大)戦にもあった。

粘っていると米澤さんから「どの駅で降りてホテルに行けばばいいんだっけ?」と電話が来たので「自分で考えな(笑)」と言ってやった。

なんとか無事にホテルへ帰ってきた星宮に話を聞くと、彼らは不思議な国のアリスばりに迷ったらしく「歩きすぎて疲れた、足痛い」と言っていた。

かわいそうに。

しかし本当にかわいそうなのは米澤さんで彼は道場で二段を認定されたらしい。

東北学生名人が二段とはあひやですね。
星宮は全勝でその道場で滅多にくれないという四段を認定された。

夕食は歩き回った末、大阪なのに長崎ちゃんぽんの店に入った。

パートの方が挙動不審だったり、
やたら「すみません」と言ったり、
「ゲゲデのキタロウ」のねずみ男に似てたりと突っ込みどころ満載だった。

料理を食べ終わった頃に、お手拭を無言で4人分重ねてテーブルに置いて去っていったのにはさすがに笑いそうになった。

出すの遅すぎでしょ、あひゃ。

店を出てさっきの事について四人で爆笑しながら酒を売っているコンビニを探した。

なかなか見つからないので二手に分かれたが、あろうことか2グループはどちらも遭難してしまい合流に時間がかかった。

ようやく見つけた異常に人が溢れるローソンで食料を買い込む。

僕はローソンのおでんが大好きなので早速注文しようと店員の顔を見ると…
なんと70歳はかたいだろうというおじいさんだった。

その人は他のバイトの若者やお客さんにたくさんの気遣いを受けていた。

僕がおそるおそる具を注文すると手が震えていてなかなか掴めないようだ。

あひゃー。

しかもおでんの汁を殆ど入れてくれなかったので「もっと入れろ」と言おうと思ったがなんだか申し訳ないので言えなかった。

実際食べた頃には完全に冷めていて、しかも注文していない品も入っていて最悪だった。カーン・・。

会計後、夕食を食べた店のねずみ男とさっきのコンビニのおじいさんの関係についてで盛り上がった。

ホテルに帰り米澤さんの卒業と就職に乾杯をした。

星宮くんは未成年なので立派なことにジュースを飲んでいた。

米澤さんと僕は部屋のソファーを強引にずらして、サツカーW杯アジア最終予選日本vイランを見て一喜一憂した。

長谷川と星宮は将棋をやっていてジャパンプルーにはあまり興味が無いようだった。

結局イランの「ハシミアン」が2点を決め日本を降した。

その選手はこころなしか「ホシミアン」に聞こえるので憎むべきは星宮だった(笑)。

長谷川一星宮戦の終局後に米澤さんが感想戦に混ざりいきなりこう言った。

「二人とも弱い」。

それを聞いて僕は爆笑した。

一体二段が何を言う!

後日長谷川に「弱い」と言われたことについて聞くと「ちょっとショックでした」と漏らした。

僕はそんなに強いならということで米澤さんと将棋を指すため星宮に「THE名人戦2」を借りる。

これがまたえらい使いにくく、この改良版が出たら買おうと思った。

対米沢戦の一局目は王手飛車をかけて勝ち、二局目はド必敗の将棋を終盤だけで勝ち。

その後彼は「寝る氏」と言ってすぐに部屋に戻った。

米澤さんは企業研修などで全然将棋をする暇がないのだろう。

この日は昼寝をしたせいもあり朝5時まで眠れなかった。
しかし明日の団体戦は勝たねばならない。

□3月26日(大会当日)

朝7時起床。

とりあえずシャワーを浴び、その後皆でバイキング形式の朝食をとる。

眠い··。

二日間で睡眠時間が5時間だとかなりヤバイ。

僕は昔から大会前の調整が下手なのだ。

一年次秋季大会の合計睡眠時間が4日で8時間だったり、二年次新人戦は二日で3時間だったりとかなり爆裂している。

平均するとどんな大会でも前日の睡眠時間は5時間を切っている。

こんなんじゃ勝てないと分かっていてもなかなかこの習慣を直すのは容易では無い。

会場のハートンホテル南船場への移動中に別行動相澤から既に会場で待っていると連絡が来る。

一昨年の東京オール学生団体の一戦目、彼が間に合わず2-3で負けた過去があるのでとりあえず安心した。

さて、一行は心斎橋駅で降りた。
そこから長谷川曰く徒歩1分で大会会場との事だったがそれは大いなる誤算で10分以上はゆうに歩いた。

そして会場に入り「うわ氏(うわー)」と思った。

人が溢れている!

これはテロの標的になるかもしれない·・。
人数に対して会場が狭すぎるので満足にイスにも座れない。

ギャラリーも多く対局中席を立つには一度隣の対局者に席を立ってもらいギャラリーを押しのけ、戻って来る時もこれに同じ。

しかも切れ負けルールなのでへビーだと思った。

一回戦は和歌山大学。
オーダーは今年度の主将である僕が決めた。
上から米澤、阿部、長谷川、相澤、星宮。
なんの芸もないオーダーだがこれで十分だと思った。

しかし…。

将棋は僕の三間に対し相手は序盤78金68銀79角とわけの分からない駒組みで来たが普通に指していたらかなり優勢になった。

だがここから気分が悪くなり申し訳ないことに持ち時間が少ない米澤さんに席を立ってもらいトイレに行く。

これで米澤さんが負けるようなことがあれざ責任を追及されても何も言えない。

戻ってきて再び席に着くと残り時間が5分を切っていて次の手をノータイムで。

あ!悪手も悪手じゃねーか。

2手勝ちくらいが一気に一手負けになり変化の余地なく寄せられてしまった。

あひゃ。

感想戦で聞くと相手はネット24の3段らしい。

それにしても不甲斐ない。

相澤の将棋は早い段階での相入玉。

そして宣言法を使われ負けていた。

しかし他の3人がなんとか勝ってくれたので3-2で辛勝。

新入生の星宮にいきなり助けられてしまった。

入学時は学院のルーキーと僕も言われたが今は星宮や塚目にその名はふさわしくスラムダンクでいう流川の様に活躍してもらいたい。赤木役は相澤でビンゴだし、着実さで小暮役は長谷川。僕はブランク有りなので三井と言ったところか(かっこよくてゴメン)。

二回戦は大阪大学B。
オーダーはさっきの結果を元に機械的に上から米澤、長谷川、星宮、阿部、相澤。

対局が始まりちよっと経つと、相澤が相手の反則を指摘した

なんでも相手の人が指したつもりが滑って駒を進めずそのまま時計を押してしまったらしい。

審判を呼び協議の結果、反則勝ちでもいいし続行でもいいとの判定が下る。

すると相澤は迷わず、




「続行で」と言い




「ルール確認したかっただけなんで、ホントすいません」



何故か相手に何度も謝った。


正直相手の困惑ぶりが面白くて自分の将棋どころじゃなかった。。




そしてその将棋は相澤が負け。


「投げる将棋じゃなかったんですが相手が俺と同じ将棋だったのと終盤強すぎると思ったので投げました」と後日感想を述べた(意味わからん)。

局後相澤は相手の人と打ち解けたらしく、まだチームの他の対局が残っているにもかかわらず、

その人+他の大阪大学将棋部員と昼飯を食べに行ってしまった。

あいざわ‥‥。

僕の将棋は完全に作戦負けの局面から勝負手を放ち逆転に成功したが最後「この受けがあるから勝ち」まで読んで指した手がひどかった。

その受けを指した瞬間相手の駒台から歩が飛んで来て急転直下でいきなり必死がかかり時間を余しての投了。

恥ずかしいことにその筋に歩が効くのを見落としていた。

途中トイレに行きたかったが過ちを繰り返すまいと我慢していたのが敗因か。

つーか実戦不足だな。

それはそうと他の対局も学院が全て負け。

なんと大阪大学のBに0-5で切られてしまう。

昼食を近くの鉄板屋で食べ次のオーダーは0-5の全敗なので大富豪でいう「大革命」→したがって今の5将が大将になり以下全て反転しようと提案した。

誰も文句ないようなので本当にそうすることに決めた。

注文した豚玉はますまずの味だったが連敗の成績にガックしてなかなか喉を通らなかった。

鉄板屋で部員と「〇〇氏」を連発したので相当店員さんに怪しまれたと思う。

また、「筆が立つ」の意味を米沢さんにしつこく聞いたりして気分転換をした。彼はやはりよからぬ誤解をしているようだった。

三回戦の相手は洛星高校。
オーダーは作戦通り「大革命」で行こうと思ったが、相手は高校生なので同世代対決と言うことで星宮を大将に起用。

以下相澤、米澤、長谷川、阿部。

まず相澤が早い段階で投了。

星宮の将棋は大差で完勝さすが星宮くん、同世代には負けられないよね。

米澤さんは時間で相当負けていたが鉄板流の受けから時間切れ寸前で相手を詰ませて冷や汗ものの勝利。

長谷川は今大会何故か連採のツ銀中飛車で不利になりながらも粘って勝ち。
この一年で本当に強くなったと思う。

僕の将棋は中盤必敗形で決め手を指されたら投了級のやばさだったが、相手が見逃し最後は時間切れで勝利。

相変わらず不出来な将棋を指してしまった。

何はともあれ4-1で勝利。

四回戦は大阪経済大学。
オーダーは上から阿部、相澤、長谷川、星宮、米澤。

每度注目の相澤は、負けの将棋を何だか訳の分からないうちに千日手に持ち込み、指し直し局を時間切れ勝ち。

本人日く「普通にやったら強すぎて勝てないので切れ勝ちしかないっすね」とのこと。

相澤の勝利は学院に勢いをもたらし5-0で大勝。

相澤タイフーン。

2回戦を0-5で負けたときはどうなるかと思ったが、みんなの粘りで3勝1敗まで巻き返した。

次の最終戦に勝つと学院史上初の4勝1敗で上位入賞が期待できる。

注目の相手は王座戦出場校の広島大学。
正直関東Aクラス大学を警戒していただけに予想外だった。

オーダーは、上から米澤、阿部、星宮、相澤、長谷川。

まず確実に一勝が欲しいので五将で長谷川を起用した。

あとは学生生活最後の団体くらいは勝ってくれんじゃねーかという軽いノリと色々敬意を表して米澤さんを大将に。

あとは僕が個人成績の勝ち越しをかけ本気でいく。

相澤は計算不可能なのでとりあえず置いておき、

星宮にはこの最終ラウンドを勝つために君を連れてきたと伝える。

いよいよ古くて新しいチームの真価が問われる。

振り駒の結果、学院大偶数先。

まず長谷川が危なげなく勝利を収める。

星宮は四間vs穴能で先後一手の差に苦しみ、知識レベルの戦いに屈した。

相澤は全然ダメの局面から、

駒台にある4桂を連打して

相手の頭をおかしくして、

なんと詰まない王を詰ませてしまった。

その瞬間相澤が席を立ち「よっしゃー!」と手を叩く。
こころなしか弘前大学の小向さんに似ている対局者は「あひゃ」状態だった。

確か相澤は過去にも全国高校新人戦で立命I本氏に駒柱を築き劇的転勝利を収めている。

4桂と言い駒柱といい全く異常としか言いようが無い(誉め言葉)。

僕の相手は中·高で全国制覇をしているF井〇範氏。
彼が全国制霸するところは中·高と同じ会場で見ていただけに強さは十分に知っている。

当然苦戦を覚悟していたが、序盤で相手の不備を突き中盤で読みきり完勝。
意外というかなんというか、あっさりしていた。

米澤さんはここまで全勝の相手と相矢倉の激闘。

もしテレビならテロップに

「学生将棋の集大成」

「フィナーレを飾れるか米澤裕太」と出ているはずだ。

そして苦手なはずの相居飛車の戦いを制す。
最後は2手勝ちだった。

学院4-1で勝利!!

やっと一歩前に進めた。

はぁ。

僕個人としては2連敗から3連勝と勝ち越し3勝2敗、主将としては不甲斐ないが将棋以上に得たもは大きい。

相澤は2勝3敗ながらやはりパンチカがあるので欠かすことは出来ない。

長谷川は4勝1敗とますます将棋に安定感が増してきた。

星宮は団体戦初参加ながら3勝2敗と空気にのまれずよくやってくれた。

米澤氏は学院に残るなら下位で使ってやってもいいが卒業するのなら仕方ない(笑)。

注目の順位発表。

ベスト4は明日のプレーオフに進出する。

まず5戦全勝の早稲田、京大、慶応が呼ばれ、

神頼みの4勝1敗4位には…






東大が選ばれた。



この瞬間米澤さんの学生将棋は終わった。



が、

そんなことを考える間もなく5位が呼ばれ、





「6位、東北学院大学」、




「よっしゃー!!」


相澤がさっきより大きい声で「バチーン!」と手を叩く。


「今は6位入賞を素直に喜ぼう」、そう思った。

相澤が「アベシン、最終ラウンドのオーダー神懸りすぎ」と言った。


僕はニヤっと笑い、
わざとらしく「いやいや、チームワークの勝利だよ」と言ってみる。

すると長合川が「アベシンさんにその言葉似合わないっすね」と突っ込みチーム内に優しい笑いが起こった。

この瞬間を写真に収めたいと思ったのは僕だけではないだろう。


夜は、宿泊地の新大阪ユースホステルに荷物を置き、近くの定食屋で夕食を食べる。

微妙な味だ、そして微妙といえば入賞賞品の「関西将棋連盟の商品券1万円分」。

どこまでいっても将棋ですか・・。

ホテルに戻ると相澤は旅行者と交流するためどっかに行ってしまった。

それはいつものことなのでこっちこっちでコンビニで買った安酒で乾杯。

「学院大6位入賞おめでとう!」

こんな時でも星宮はジュースときたか。

ソルコフの魔法で得た6位に満足してはいけないがこの日ばかりは…そんな気分だった。

もっと言うなら明日の個人戦はどうでもいい(爆)。

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この時のキリンビバについてこちらにも少し記載あり→私の将棋史 ~大学2年の頃~【序盤信者は勝てない】


画像引用元↓【将棋連盟】第8回キリンビバレッジカップ学生将棋選手権
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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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