観戦記のあとがき(R5.9/23~R5.9/28 清野N四段vsほまみー四段 山形新聞掲載分)

棋戦 :2023年5月7日
第75回山形県将棋選手権 予選3回戦
清N四段(寒河江)vsほまみー四段(鶴岡市)
山形新聞掲載日:2023.9/23~2023.9/28 (全5譜)

・1譜   9/23(土) 東地区支部対抗戦V 
・2譜   9/25(月) 尖った10代
・3譜   9/26(火) 端をめぐる攻防
・4譜   9/27(水) 浮遊するもの
・5譜   9/28 (木)  純粋なるもの
   
戦型 : トーチカvs四間飛車

□1譜 東地区支部対抗戦V 
9月12日~掲載の県アマ名決勝では、清Nくん初段表記。
9月23日~掲載の本局では清Nくん四段表記。
さすがに触れないわけにはいかないよねと。
同時に天童支部Aの東地区支部対抗戦優勝(O野・清N・T野)についても書きたかったので1譜まるまる使わせてもらったぜ。

清Nくんが「入玉宣言法」を決勝で勝ったのはさすが。
寒河江高OBY田くんも「そういう勝ち方があるということを選択肢に入れておいたからこそ」と言っていた。まさにその通りである。
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最終行…四段ほやほや vs 社会人2年目もやもや
→ほまみー君なので社会人2年目ほまほまにしたかった。

ほっまほっまにし~てやんよ~♪

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□2譜   尖った10代
黄金世代について↓

黄金世代のポイントは、年齢が離れている子達が共存していること。H輪先生やY田くんなどまとめ役がいたのが実は大きい。将棋が強いガキが集まっているだけだとメンタル的に未成熟(ふざけだす・自分の権利だけを主張する)なので崩壊する可能性が高い。また集団で共存するには本人のキャラも大事。運動部でも先輩にかわいがられる後輩っているけどやっぱキャラなんすよね、キャラ。

彼には高い「後輩力」があった→後輩力がポイント(笑)。
清Nくんは今でこそイッケメーンだが昔は「カワイイ、カワイイ」と言われていた。山東文化祭女装コンテストに実行委員長のねこP少年とぜひ出てほしかった。
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【リーサルウェポン清Nトーチカ】
   vs
【 四間飛車の救世主ほまみー】

宇宙戦争始まったわ~。
山新将棋観戦記で供給されるSF映画。

それにしてもほまみー君の四間飛車→石田流+エルモ囲いはうひゃああああです。
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近未来の構えだなぁ・・・情報量が多いっス。

これ、本当宇宙人しか指さないんじゃないか?笑

赤旗名人戦でほまみー君に「この作戦はどういう意図なの?」と聞いたら「え、普通じゃないですか?」と言われてあひゃ。

O野県名人に聞いたら「うーん、これはほまみーさん流ですね」

やっぱこれは、ほまみー文明 なのかもしれない。

謎の作戦すぎる。

堅さもトーチカが上なので後手の攻めに正確に対応しないと必敗→ほまみー文明が荒廃する。後輩の荒廃力‥。
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全国大会に「なんで親ついてくるの?」は、東北高校新人戦の取材(清N親子&K沼親子)のとき。

そのあとK沼父が被弾した。

清N母が「コラッ空気読めよ!K沼さんのお父さんはそれが生きがいになってるのに」→清Nくん「??」 

正直あれは面白かった。
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□3譜   端をめぐる攻防
そろそろ将棋の解説をしないといけないので仕方なく書き始めた。

は~~。

最終行で清Nくんの妹が登場。

正直、妹登場の合計5行のみで第3譜は終わりで良いと思う。

「え、将棋を応援してくれる妹いるの('Д')?」

この事実だけでもう将棋の内容なんて頭に入らないでしょ?

あわわわわわ…

もう読者の頭の中、真っ白じゃん。

6行目以降は 全部空白 にしてやっても良かったんだぜ?笑

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□4譜   浮遊するもの
Q、浮遊したものは何ですか?
A、清Nさんの思考とほまみー君の王将。

清N君の「△9五銀に代えて~」の読み筋も実は結構難しいところがある。
「王様を薄くされるので嫌だった」のところは本当は「飛車を取られるので嫌だった」と言っていた。しかし飛車を取られるとも限らないのでこちらで直させて頂いた。

ほまみー君の勝負手連発はさすがだった。
正確にやられるとド必敗なのだが、中段玉寄せにくし+秒読みなど様々な要素を絡めて実戦的には勝負形だと思う。

清Nくんは、ほまみー君が社会人になってから覚えた新たな術式。

「パニックルーム」へ誘われた。
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□5譜   純粋なるもの
▲85角が攻防にきく保険流の一手だが△87銀との交換は損。
    ↓
しかし清Nくんこっからリカバリーできたのはさすが。
    ↓
終盤強いブランドはこういう時に便利なんよね。
    ↓
清N工房の2段ロケット!下町ロケット。
    ↓
ほまみー君も迷ったのではないか。
「これは詰めろなのか?('Д')」
    ↓
詰めろじゃないなら攻め重視の手→△86角
    or
詰めろだったら怖いので保険流(攻防)の手→△66角本譜
    ↓
結局、保険流を選択したが…それが敗因。
保険金が降りない保険でした~\(^o^)/

清Nくん勝ち。

終局図は1手詰だが、詰まされてはじめて「あ、詰みか」とほまみー君気づく。
全体的にほまみー君の調子が今一つだったと思う。
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勝負に純粋→飲み物は純水に限るね。
炭酸飲料だと爆発するんで(\(^o^)/パーンッ)
山新のカーペットをベタベタにしたクソヤロウは私です。

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本大会の運営には、Y島研修会員とK沼TMK東北高校新人王と女性の力もあった。

清Nvsほまみー戦の観戦記は登場人物が多いのが特徴。

将棋に【純粋なるもの】が集まった観戦記となった。

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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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