T橋HRK君(東北研修会C2)が2023年の奨励会試験に合格した。
一次試験は●〇〇〇〇、二次は1局目で決めたとのこと。
ここまでの道のりは、家族の支えがあってこそ。
小3で全国イオン4位に入賞したときは、とんでもない逸材が出てきたと思った。
昨年亡くなったH輪先生も大いに期待したと思う。
しかしそこから、なかなか思うようにはいかなかったかなと。
小4、小5は地力をつける時期だったと思う。
伸び悩んでは、負けまくって→打ち破って→負けまくって→打ち破ってでなかなか方向性も定まっていなかった時期かと。しんどそうな顔をしていた。しかしここを突破しないと何者にもなれない。じっくりやるしかない、焦ってはいけない。
小6→東北JT杯 優勝、全国イオン2位、県赤旗名人戦2位。
はっきり強くなったと思った。序盤で何をやってもうまく対応されて簡単にHRK君に勝てなくなった印象。序盤を研究して失点が減った。
※序盤大事っすよ。今ソフト研究が主流だから変化にハマって何もできずに終わりとか普通にあるんで。終盤は強いのが当たり前なのでそんなに差がつかない。したがって序盤でまともな形になる将棋にしないといけない。
棋風もそれまでの早指し一撃必殺狙い→良くもなく悪くもないみたいな二枚腰の将棋に変わり、私も対局中に何度も気を失いかけた。
中1(2023年)
支部対抗戦でやらかし→全国中学生名人戦32→文部科学大臣杯でやらかし→全国中学選抜&王将16(どっちも1回戦シード)→奨励会試験6級合格
なんか…あと一歩だなあって感じだと思う。
特に選抜&王将は1回戦シードのくじ運を引いて負けている。勝てば選抜は8で入賞だったのに~~(>_<)
オカルト論者なら「勝てないならシードの運を別のところで使いたいよ~。」てなるところ。
だんだんと調子が下がっている悪寒がバリバリあった…
やばいよやばいよ~
しかし今年は…
奨励会試験で一気にギアが上がった!!
奨励会試験付近で失速するのが山形あるあるなのだが見事に立て直したねぇ。
立て直すって言ってもどうやってするねん、ってのが普通だが彼はやったねぇ。
いや、本当すごい。
さすがに小3~から削られていただけあってベテランのバイオリズム管理。
まぁ、このあとが大変なんだけどだね。
「天童出身」の「プロ棋士育成事業」の奨励会合格者第一号ということで、色んな取材依頼とか出演依頼があると思う。
もらった分の恩だけを返して、色んなことに都合よく使われないようにしてほしい。
勉強時間を確保できるように、いらない予定に追われてソワソワしないような管理が大事。誰も責任はとってくれない。
今後の活躍に期待します!
※参考までに6月くらいからの彼のあべしん道場の記録。
□HRK君のあべしん道場(左が勝ち)
◎6/1
O野県名人 vs HRK君(10分30秒)
HRK君 vs M着君(10分30秒)
HRK君 vs H口君(5分30秒)
◎6/16
HRK君 vs M着君(10分30秒)
HRK君 vs H口君(10分30秒)
O野県名人vsHRK君(10分30秒)
A井君 vsHRK君 (5分30秒?)
◎6/30
HRK君 vs K沼君 (10分30秒)
H口君 vs HRK君 (10分30秒)
HRK君 vs O野県名人(5分30秒)
HRK君 vs SI藤君 (5分30秒)
◎7/14
N須君 vs HRK君 (10分30秒)
HRK君 vs OKB新潟竜王(10分30秒)
あべしん vs HRK君 (5分30秒)
清N君 vs HRK君 (5分30秒?)
◎7/21
HRK君 vs H川君 (10分30秒)
清N君 vs HRK君 (10分30秒)
HRK君 vs つちやん(5分30秒)
M着君 vs HRK君 (5分30秒?)
◎7/29
Y田君 vs HRK君(10分30秒)
HRK君 vs 清N君(10分30秒)
HRK君 vs I泉君(5分30秒)
O野県名人vs HRK君(5分30秒?)
M着君 vs HRK君(30秒)
◎8/7
HRK君 vs O野県名人(10分30秒)
HRK君 vs A井君 (10分30秒)
あべしん vs HRK君 (5分30秒)
HRK君 vs I泉君(5分30秒)
HRK君 vs つちやん(30秒)
あべしん道場でそつなく勝てると、奨励会6級は普通にあるんだろうなぁ~という印象です。
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