コロナ前は「全国大会出場壮行大会並びに合同稽古会」という長すぎる名前の大会をやっていたらしい。
あまりにも名前が長すぎるので山大医学部H川氏が「としま杯」に略した。
実は私も「とっしー大会」と呼んでいたので、もう「とっしー杯」でいいんじゃないかと思ってきた。
さて、その大会を今年復活させたいと2カ月以上前にとっしー氏から話があった。
そういうイベントは大事だと思うので、手伝えることがあれば手伝いますよと今回協力することになった。(とっしー氏も私も完全ボランティアです、参加費も無料)。
どんなイベントなのか。
・全国大会に行くジュニアのチームvs大人チームの5ラウンドの対抗戦。
・1チーム3名
まず、これが基本。
ジュニアチームは、全国中学生名人戦が東京で開催されることもあり、テコ入れが必要。また、別のイベントが重なっており参加できない子も多数いてどうするか。
→人数を揃えるのが大変という印象ですね。
結局、小学生チームの大将におのd氏(山大OB)を入れたり、山東男子団体にY島さん(中3)を入れるなど突貫工事でなんとか完成。
おのd氏を小学生の先鋒にするか迷ったが、大将戦のレベルが異常に高くさすがに今いる小学生ではきついので大将にとどまってもらうことにした。
そしてチーム数が1つ足りないということも判明したので、急遽山東OBチームを結成してもらってジュニアの方へ入れる。
大人チームは、ねんりんぴっく・天童市役所・山形大学3チームという予定だった。
しかし市役所が出れないという事で、どうしたものか。
ここでラッキー。
新潟のOKB兄君が出られることになった。
中高と全国入賞している彼が出るのは大会にとっても良いことだ。
□7/17 会場風景
入口に案内が無かったため、どの会場で対局をしているのか不明だったと感想あり(笑)。勘で会場へ入ってきた人多数。OKB兄くんからは地下駐車場にいます!って電話きた。
□大会結果
◎先鋒戦
先鋒戦で全勝優勝のO空氏(右)。
左は県高校選手権者TMK氏。
この将棋の感想戦は面白かった、みんなでつついても四間飛車がどうやっても良くならないというね。
前日東京から帰還したY島さん(中3)は4-1で2位の好成績。
◎副将戦
写真左が副将戦全勝優勝のS竹氏(東北大OB)。
寒河江支部で教室の手伝いに加えて朝日町で新たに入門教室を始めるとのこと。
S竹先生が威厳を保った。
鶴岡からはるばる来たA在くんが4-1の2位(写真手前右)。
中学選抜代表歴があるが鶴高専に入ったので高校の大会からハブかれてしまった。さらにアンゼブログの更新も途絶えて完全に存在感が…。しかし今年こそ「全国高専大会」に出るらしいので、存在感をアピールしてほしい。
M本Sさん(山大B)vsT田Eくん(高校選手権個人)はM本さんに軍配。
しかし、兄弟のT田Mくん(山東団体)に敵をとられてしまった。↓
M本Sさんの洋服のデザインも実は気になる(笑)。何だろうあれ…。
◎大将戦
大将戦優勝は、4勝1敗でOKB兄君!(写真手前左)
7/14のあべしん道場で全敗したのが、うそのようだ~。
1敗はM着くんからくらったもの。
5RのOKB兄vs清N戦(写真右)が最後まで残った対局だった。
OKB兄君はショルダーバッグを背負いながら将棋を指している。肩こらないのだろうか。
大将戦、4-1で2位のK沼くん(中1)写真右。山大生を削ったがOKB兄との直接対対決で負けたので2位。
最近復調気味と噂のN須くん(山大C)は3-2でまとめた。
小学生チームの大将おのd氏(大きなおともだち)。
社会人になってからの方が真面目に将棋やってるような気がする。
現役山大生に2-1、OB力を示した。
・団体優勝は、岡部怜央ファンクラブが圧倒的な強さで優勝!
岡部四段の活躍に期待するしかないっ!!
→大将OKB兄君と先鋒O空くんが個人戦優勝、副将戦2位がA在くんとこれだけ揃えば強い。
・団体2位は、山東男子団体にY島さん(中学選抜女子代表)を加えたチーム。
→大将M着君が3-2で耐えて、T田M君とY島さんがまさかの4-1という好成績。
・全勝は、副将でS竹くん(山東OB)と先鋒のO空君(怜央FC)。
□山形東高男子+Y島さん(中学選抜女子代表)の記念写真
本大会、Y島さんは謎のTシャツを着ており、対局者を困惑させた。
Tシャツに 来月下旬から と書いてあるのは見えるのだが、その先が読めない。
Y島さんは一体何の告知をしたいのか??S藤O空君も気になっていた。
はい、ここで答え合わせ!
( ゚Д゚) いや、変人やないかぁぁぁ~い!!
横のふたりから「来月下旬では遅いのでは?(全国大会は8月初旬~中旬)」とツッコミをもらっていた。
いや~Y島さんどうした? テンションが(笑)。
□指導の部
団体戦と同時開催で「指導の部」を開設。
「ガチ実戦を希望していない女子選手に、実戦を指させるのは将棋が嫌になるのでは?」という、もっともな意見があり、指導的な何かをすることにした。
ま、せいぜい多くて3名とかでしょ~って思っていたら…
まさかの6名も集まった\(^o^)/
ありがたい話であるが、同時に大変なことになったと思った。
安易に指導対局の6面指しをするのは、作業ゲーになるので意味がない。
対局数を計上するだけならばそれでいいのだけれど、せっかく時間を割いて(他の部活と兼部など本業ある人がほとんど)来てくれたのであれば、何か意味あることをやりたいよなぁ。
というわけで、指導側の人数を増やそうと思った。
具体的には中高生と年齢が近い大学生が最適だと思ったがうまくいかず。まぁ、大学生は全国大会を控えているので仕方ないね。
そうなったときに、どうするか。
ギリギリまで悩んだ末、
ギターを買いました!!
マグネットの大盤を買いました!
これを使って、授業をしてはどうか。
と意気込んだものの、授業計画を作る時間がない…\(^o^)/
7/15(土)ここでなんとかする!
7/17(月)当日
7/21(金)あべしん道場
7/23(日)さがえオープン
7/15の午前中に色々と考えをまとめました。
・6名おそらく全員の棋力が違う(1手詰?~教室4級まで)ので、一律に同じ授業をできるとしたら1手詰講座のみ。
・できる子には3手詰もやらせたい。しかしただ脈絡もない3手詰をやらせるのではなく、パターンとして覚える系(似た形を2題)をやらせたい。女子団体の山形東高は偏差値70くらいある進学校なので特にそういう勉強法が良いと思った。そこでこの本を買いました。
『5秒で解きたい3手詰』小田切秀人氏の著書。
これは素晴らしい本。2題のつながりがあるので説明するのが楽です。
ただひとつ問題が。マイナビ将棋出版のHPで購入すると棋譜データを手に入れることができるのですが、肝心の棋譜データのページがエラーでダウンロード出来ないという悲劇的展開!肝心なときに意味ね~って思った(7/18になってエラーですいません、正しいページへ直しましたとメールがきた)。
それでははじめていきましょう。
1時間目、「プロ棋士クイズ」!!
プロ棋士の写真を見せて色々とトークをしていくスタイルなのだが、ひふみんや藤井聡太棋士や羽生棋士はみんな知っている。
しかし肝心の
酒田出身棋士
や
鶴岡出身棋士
の写真を見せても誰も分からなかったのが悲しい(笑)。
\(^o^)/
あと「この人がとったタイトルは?一番有名なやつです。漢字2文字です」ってヒントを出したら山東から「全部漢字2文字じゃないですか?」という鋭いツッコミを受けた!さすがだ(笑)。
ちなみに羽生永世七冠王が誕生した場所が鹿児島県指宿市白水館で、今年の高校生の全国大会の会場となっております!
そのあと、1手詰を解いていく。
大盤に並べて答えを言ってもらおうと思ったら「符号」がまだ読めないんですね。
なので、「飛車の上に銀!」とかそんな感じで解いてもらいました。
部活で詰将棋を盤面に並べて解いているけど、紙に印刷された詰将棋を初めて見たので問題の意味が分からんとかもあった。
なるほどね~、私も原稿用紙の使い方が分からなくて盛大に小論文で減点されたことがある、マス目が小さいから勝手に2マスで1文字だと思って書いていたら全然違っていたという。
いや~指導する側としても勉強になる。
で、指導対局もやりましたよ。
運営のとっしー氏と2~3面指しで10枚落ちくらいから。
H間さんとK上さんは天童教室で一緒だったらしい過去があるので、対局をしてもらうことにした。
ここで、対局時計が一個足りないという事案が発生して申し訳なかった。
全国大会前だからこそ慣れない時計に慣れないといけない時なのに。
昼からは、鹿児島について15分ほど語った。
この鹿児島土産の名前を当てたら、あげますよって感じで。
このお菓子を見た瞬間に山東生が沖縄の「紅芋タルト」を閃いた人がいた、ナイス!
これで「○○芋タルト」まで完成。
そんでここでヒント。
「この人って坂本竜馬ですか?」ってボケたら「違う」と言ってくれたので次のステップへ。
「では、坂本竜馬は土佐藩、この人は○○藩でしょう?」
歴史に興味がないと分からんと思うのでここは安全策で
「山東団体代表のお姉さま方、どうですか?」聞いたら、
その瞬間になぜか高校選手権個人代表のK上さんが「さつま!」と答えたのが面白かった。タイミングが(笑)。
というわけで、さつま芋タルトでした~。
指導対局へ。
K上さんとM着YIさんは、それなりに指せると分かったので8枚落ちからどんどん駒を増やして2枚落ちくらいまでいきました。
K上さんは教室出身だけあって定跡を知っているので端をくいやぶられてこっちが削られます、普通にやると勝てません。
M着YIさんは、駒落ちになるとガンガン攻めてくるので受けきるのが大変すぎる…。これも勝てません…。
このふたりは、4枚落ちスタートからやれば良かったと後悔。
山東女子団体は、最終的に1手詰の解き方が分かり、3手詰も解く人が出てきたりするなどポテンシャルの高さが光った。
14時過ぎにO野県名人(山大)が来場して少し指導を手伝ってもらったぜ。
16時前に終了。
お疲れ様でした…。
私としても大変勉強になった~。
帰りは、つちやんとS竹くんと「しゃぶ葉」で打ち上げ。
スープ↑が一番うまかった。
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