あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
今年1本目の投稿は、山大1年O野くんからの全国大会レポートです。
Y田先輩から触発されたのか、2022年ギリギリまでかかって書いてくれました(笑)。
・学生王座戦、山形大学4年Y田レポート【2022.12.26~28】
Y田先輩との違いは、全国大会個人戦(十傑戦)のレポを書けるということですかね\(^o^)/
そして団体戦(学生王座戦)、7勝2敗と東北最強の力を見せてくれました!
そんな彼のレポ―トはこちら↓
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山形大学将棋部一年のO野です。
今回、僭越ながらあべしんブログに王座戦及び十傑戦の振り返りを寄稿させていただくことになりました。
拙い文章で大変恐縮ではございますが、最後まで読んで頂けると幸いです。
□秋大会
・団体戦
東北大戦は、自分が勝った後にまだ残ってる将棋を見るといけそうと思い、将棋を見ていられず、会場の外をうろうろしていて、恥ずかしながら僕の目はうるうるしてました。
そしたらK池先生が大きな一勝をあげて、4―3で勝利。
K池先生様様ですね。
(K池先生に関しては、学生王座戦、山形大学4年Y田レポート【2022.12.26~28】)
・個人戦
正直勝てるとは思っていなかったが、まさかの優勝。
本当に「僥倖!天啓!」という感じでした。
あべしん道場で子供たちやあべしんさんに削られたおかげかもですね。
□十傑戦一日目
組み合わせ抽選を見た後、悟りを開いた。
日頃の行いなのか⋯?
とはいえ、俄然やる気が出たのもまた、事実ですが⋯
予選一回戦は、自分が先手で三間対急戦の将棋で、良くなったり、悪くなったり、紆余曲折ありながら迎えたのが図の局面で
本譜の▲35銀が敗着で△14龍(詰めろ逃れの詰めろ)をうっかりして負け。代えて、▲25銀上か▲43歩成なら難解な終盤戦が続いてました。
予選二回戦は、先手中飛車穴熊と向かい飛車の将棋で終盤まで(ソフト的には)互角の展開が続き、迎えたのが図の局面
△82銀がどうやら良くなく、△56桂等で攻めあっていれば難しかったようで、続く▲16飛に△12歩が敗着、ここでも攻めあうのが有力だったようです。
感想戦で色々教えてもらったりして、読みの深さにとても驚きました。
二連敗で予選落ちという結果に終わりましたが、指しててすごい楽しかったのでヨシ
早く終わってしまったので、女流名人戦に出場していたM本先輩の将棋を見に行くと、初めて指したと思われる右玉で快勝してて、びっくりでした⋯
この日は、やけ食いしようと思って天一に。
指しすぎでした。
□十傑戦二日目
9、10位決定戦は、一回戦で終盤いいところなく負け。
夕方頃先輩方と合流。
S先輩が披露したモノマネが面白すぎかつ似すぎて、ここ数年で一番、涙が出るくらい笑った。
今後は、我々後輩がそのモノマネを引きついで行こうと決意したクリスマスの夜でした。
ちなみに、この文章を書いている今(大晦日)でもツボに入ってます。
やばいです。
□王座戦
・一日目
なんというか雰囲気が独特でした。
個人的にはこういう感じがめっちゃ好きなんですけど、形容してお伝えできる語彙力を持ち合わせていないのが残念です。
チームとしては0―3でしたが、内二つは3-4負けと惜しく、先輩方の将棋から執念を感じました。
個人的には、個人戦よりも団体戦の方が決断よく指せてて困惑しました。
・二日目
この日は、東京大学、早稲田大学、立命館大学といった毎年優勝争いをしている上位校とあたる日で、初戦は、0-7負け。
早稲田戦は、中盤で大誤算があり、将棋にならなかったのが、相手の方にも申し訳ないし、自分自身とても反省しました。
H谷とY田先輩は勝ち。
強い。
立命館大学戦は、先手が僕で図の局面で
▲96角!と打ったのが自分らしい手で、勝てば勝着、負ければ敗着になりそうな手でしたが、結果は幸いしました。
チームは1-6負けでした。
・三日目
ここまで、一勝が遠く6連敗と苦しい状況でしたが、7回戦の金沢大学戦では、首脳陣の先輩方のおかげで見事にオーダーが決まり、ようやく初勝利かと思われたが⋯
3-4負けであひゃ。
当たり前だけど全国ってなかなか厳しいですね…
8回戦も3-4負け
9回戦、山形大学と山口大学の“山大”対決!
9-0同士で学生王座戦最終局を迎え、互いに優勝がかかる立命館と早稲田。張り詰めた緊張感が他大にも伝わってくる中、山口大学vs山形大学の机に響き渡る「山大偶数先」の叫び声。間髪入れずにツッコまれる「どっちだよ」で会場が爆笑に包まれた。この瞬間、間違いなくこの2校が会場を支配していた───
— 俒試合格予定 (@wakaruhitohawak) December 28, 2022
対局開始前に起こってたTwitterで話題になった出来事。
目の間で見てましたが、なんかこういうのはほっこりしていいですよね笑
最終局の将棋は、後手が僕で、お相手の方の筋違い角で図の局面を迎え、
お相手の方が▲96角と覗いて角成を見せた所、ここで角成を受けずに△65歩、▲41角成、△66歩、▲68金に△24角が会心の一手、
本譜は以下▲78金、△46歩、▲同歩、△36歩と進み、厚みで押し切ることが出来、チームとしてはM本先輩がでかすぎる一勝を挙げ、最終戦を4―3で勝利することが出来ました。
□最後に
今回の学生十傑戦及び学生王座戦では、会場の雰囲気等も含め、勝ち負けは置いておいて最高に楽しかった。
王座戦に関しては、一緒に最後まで戦って頂いた仲間には感謝しかないです。
また来年この舞台に帰ってこれるように精進したいと思います。
そして、今大会で引退される四年の先輩方、本当にお疲れ様でした。いつも先輩方には、楽しい雰囲気をつくって頂き、頼もしい先輩方で感謝しかないです。
最後になりますが、秋大会、学生十傑戦及び学生王座戦を開催して頂いた、東北学生将棋連盟、全日本学生将棋連盟の皆さん、対局して頂いた方に感謝を申し上げて、拙い文章の締めとさせて頂きます。
あべしん
・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
→全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com
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