万が一の際はこの階段から助けに向かうことになりそうですね(ロック解除していないと開かない可能性アリ)。
□対局会場と1日の流れ
ここからは、超細かくやっていきますよ(; ・`д・´)
【2022年12月25日例会参加者】
・中川大輔八段(幹事)
・阿部健治郎七段(幹事)
・熊坂学五段(幹事)
・鈴木桂一郎指導棋士三段(幹事補佐)
・須田優輝奨励会2級
・研修会員12名(今回休会が2名+長期休会が3名)
・リモート3席
【対局会場はこんな感じでした】
この図面を横に置きながらここから先の「1日の流れ」を読んでいただくとイメージが湧くと思います。
【 1日の流れを説明するよ 】
・午前9時前
幹事(補佐)の先生達が会場設営を行います。忙しそうです。
↓
・午前9時過ぎ
ぞろぞろと研修会員がやってきます。
↓
幹事の先生が入口で検温します。
↓
入室してすぐ手指消毒です。
・幹事席には温湿計が置かれています。
・会場温度は業務用エアコン2台で管理しています。

全館自動コントロールではなく、部屋ごと個別に操作を行います。暑い寒いの要望にもこたえることができるのでーす。
↓
・午前9時半 朝礼
内容は、
1、連絡事項…出席確認・雪大丈夫?リモート対局・私が見学に来ることについて(笑)などでした。
2、プチ将棋講座…大盤を使って15分程度やるようです。
今回2については、将棋講座ではなく「リモート対局の操作方法について何か質問ありますか?」と会員に聞いたようでした。
↓
朝礼が終わると大盤には詰将棋が並べられるようです。
詰将棋一題あるだけで会場の雰囲気が締まりますね~。
↓
幹事席には東北研修会幹事佐藤秀司八段作の「宿題」詰将棋が置かれています。
↑駒の配置は非公表と言われたので消しました。
ちなみにこの宿題は、答え合わせ&解答配布がありません。
次回例会までに「答えを書いて提出した子のみ採点します」というスタンスなんだそうです。「やってくる人いるんですか?」と聞いたら「少数ながらいる」とのことでした(スゲー)。私も考えてみましたがこれは解く過程で基礎力が上がる良問という名の難問です。東北研修会秘伝の詰将棋といえそうです。
↓
□1局目の対局風景
※東北研修会様から事前に許可を頂いております。
持ち時間は30分60秒とかなり長めです。
阿部七段が空き番なので研修会員の対局を見てまわっています。
↑写真左側、研修会クラス上位のグリーン服の子(小6・全国イオン3位)が駒を片付けています。グリーンの子は「ありがとうございました」と挨拶をしたあと、幹事席へ結果を報告。この1局に勝ちC2昇級を決めました。
↓
阿部七段は対局相手の子に「初手から並べてみて」と指導に入りました。
え、これは大サービスだと思うんですが(; ・`д・´)。
対戦相手のグリーン服の子も合流↓
1vs2の個別指導タイムが始まっちゃいました~。
棋士が本気であなただけのために教えてくれる機会、そうそうないと思います。
人数が少ない東北研修会ならではの光景だと思いました。
こちらは棋士と奨励会員の対局席です。
多面指しの駒落ち(リップサービス込)はこれまで何度も見てきました。しかし1vs1で棋士が本気で指すとこうも迫力が違うものなのかと驚きました。
あなたのために本気で考えてくれるのが研修会やで!
中川八段がE2の子に2枚落ち。
撮影技術ゼロの写真ですらこの迫力。生で見たらどうなるか…分かりますよね(ごくり)。
熊坂五段が飛香落ちで県朝日アマ3位の子(中1・D1)と対局中。
天童で指すのとは一味も二味も違った空気だったのではないでしょうか。
↓須田奨励会2級がE1の子に飛香落ち。

この前傾姿勢、集中力。須田2級、ガチ本気です。
↓会員同士で感想戦。

阿部七段が導入に向けて奮闘したリモート対局席を紹介します。
リモート用PCは3台あります。
スペックや画面サイズ、セキュリティーなどを含め予算内で自ら選んだとのこと。
「一般的なノートPCの画面サイズは15.6インチ以下ですが、リモート対局では盤面が見やすいように、主に画面サイズ17.3インチのHP ProBookシリーズを使っています」。快適に対局できるよう色々と考えて選んだんですねぇ。
※システムについては、将棋倶楽部24管理人の久米宏氏と将棋連盟メディア部顧問柿木義一氏のおかげで早期実現に至ったとのことです。あべしんは24も柿木将棋にもめちゃくちゃお世話になっています( ;∀;)
写真右下、LANポート。
仙台の貸し会議室は当然のようにこうした設備が充実しています。
阿部七段「東北研修会は有線LANなので安心です^^」。
まぁ、相手の研修会も有線じゃなきゃ意味ないけどね。
さて、リモート対局の場合は持ち時間20分60秒となります。
1~2局目は北海道研修会、3局目は関東研修会と対戦します。
↑彼(中1)は現在B2クラスで東北研修会単独首位、一般大会の県代表にもなる実力者です。今日は1局目から北海道B1の子と対局。刺激になりますね。
東北のような人数が少ない研修会で同クラス以上と戦えるのはリモートだからこそだと思います。
※ちなみに彼の正面窓(図面でいう窓B)は常に少し開いており常時換気を行っています。
↓手前の少年(小5)はC2クラス在籍、県小学生名人戦の代表です。
そういえばみなさん、研修会って他の研修会への遠征が認められているのって知っていましたか?彼は精力的に関東研修会へ遠征をして自信を深め、実力を高めました。
↓じっとPCを見つめるのは現在F1クラスの女子会員(小4)です。
※↑正面の窓(図面窓A)が少し開いているのは換気のためです。
同じクラスの北海道F1の子と対局中。
これはなるほどと思いました!
東北研修会には彼女と同じクラスもいなければ下のクラスもいない(長期休会中)ので常に格上と当たってしまう状況です。人生をかけて女流棋士を目指している子に毎回4局全部クラスが上の子と対局させるのは、他の研修会と比べて公平ではないので、リモートを使って是正していこうという研修会幹事の意図が読み取れます。
再び棋士の対局席へ戻ります。

熊坂四段が感想戦をしています。じっくり丁寧なのは個別対局ならではです。
須田奨励会員の感想戦。
塾で言うチューターっぽいです。年齢も近いので勉強法を聞いても良いのではないかと思います。
中川八段の感想戦です。
対局者が山のようなオーラにびびらないかまず心配。
東北B2vs北海道B1のリモート対局は激戦となっています。

リモート対局は、着手の音(ビシッ)や秒読み(〇秒、〇秒、〇秒~)の声が会場内に聞こえる設定なのでそれが続くとなんだなんだ?と人が集まってきます(笑)。
↓
終局するとリモート感想戦が始まります。
使用しているGoogle Meet のミュートを解除→対局相手と会話ができるようになります。
↓
念のため両研修会幹事(補佐)がPCのそばに来てちゃんと感想戦が出来るかどうか確認をします。
↓
右上の小窓に東北研修会の阿部七段が映っています。
右の画面後ろの女性は北海道研修会副幹事の久津知子女流二段です。そして対局者の少年と、右に見切れているのは北海道研修会幹事の…
広瀬章人八段です( ゚Д゚)
いや、さすがに驚きました。
リモート対局の感想戦は研修会員同士ではうまく進行しないこともあり、幹事主導で行うこともよくあるみたいです。
それが今回は広瀬八段だったわけですが、こんな贅沢ありますか?
正直信じられないですコレ(笑)。
↓1局目が早く終わり手合いがついたところから2局目が始まります。
↓1局目の感想戦を熊坂五段が見ています。

↓1局目が全て終わり2局目が始まりました。

奥の幹事席で熊坂五段と鈴木幹事補佐が3局目以降の組み合わせ(リモート含)をどうするか相談しています。
中川八段がD2の子に2枚落ちを指しています。
須田奨励会2級がB2の子に角を落とします。
【ここで東北研修会注目ポイント】
・ジグザグに対局席が配置されています!
景観美しく密対策、椅子も引きやすくて快適な環境です。
・対局時計の位置決めと文化の違い
東北研修会は、対局時計の位置が下図赤の位置(外側)と固定されています。
アマ大会では後手が好きな位置へ対局時計を置くのが原則で、もしそれが出来ない場合は、対局相手と席をチェンジするという対応をしているところがほとんどだと思います。そこでなのですが… ↓
とある研修会員に「研修会では時計の位置固定だから、席チェンジして指すの?」と聞いたら「入れ替えないですよ。そもそも時計の位置を気にしている人なんていないんじゃないですかね」と言われて驚きました。私が今までアマ大会でやっていたことは何だったのか(笑)。
↓
東北研修会から奨励会に受かった子も「奨励会ではそれが普通、むしろそんなことしたら恥ずかしい雰囲気がありますね」と言ってましたねぇ…。
対局時計の置き場所については、アマ大会と文化が違うので研修会に入りたい子は覚えておいた方が良いかもしれません。
・盤と駒はオール新品で気持ちが良いです^^
もはやインテリアとしても楽しめる逸品となっております。
朱い駒袋がかわいいネ!


駒が美しい~!
棋士と奨励会員が用いる盤駒はさらにグレードアップします!
酒田の故・土岐田全国アマ王座の将棋道場以来、数十年ぶりに盛り上げ駒を触りました(;´∀`)盛り上げは持った瞬間、指した瞬間、あの繊細な感じがたまりません。研修会員に対する「駒育」、良いと思います。
それにしてもさ~
この環境、
この棋具で、
30分60秒でゆったり将棋を指すって、
贅沢だと思いませんか(;´∀`)?
なんかもうね、
高級将棋サロン なんじゃないかと錯覚しちゃいました\(^o^)/
月謝2倍にして大人向けのサロンにしても来る人いると思います(笑)。
2局目を終えた中川八段が熱戦を見守ります↓
阿部七段が感想戦を見ています↓
・午前11時55分
2局目が終わった子達は昼食会場へ移動しています。
午後の1局目(3局目)が13時からなのでそれまで休憩です。
阿部七段も休憩かなと思いきや、ここで阿部七段に手合いがつきました( ゚Д゚)
え、誰と指すの?と思ったらなんとリモート対局。
阿部七段が、北海道研修会F1の子と4枚落ちで対局します。
リモート対局って幹事もやるんですね(笑)しかも他研修会と。
これについて聞いてみると「北海道が奇数だからそういう時はやるよ」と言ってました。地方研修会同士助け合ってやっているんですね~(しみじみ)。
・4階 昼食会場
噂のハンバーグ弁当の写真を撮りにきました。

おいおいおい、美味しそうじゃないですかこれ~~^^

1局目でC2へ上がった子がいたので写真を撮らせてもらいました。
食欲そそるナ~。でも電子レンジがあったら温めて食べたい(笑)。
ちなみに関東研修会は3種類から自由に選べるらしいです。すべてにおいて都会の選択肢の広さやべぇ。
・昼食会場風景
ここも対局会場にできそうなくらい広いですね。
見ていたらお腹が減ってきたので私も昼食休憩、立ち食い蕎麦を食べに外出。
↓
すぐに戻ってエレベーターに乗ると缶コーヒーを持った熊坂五段とばったり。
「すぐ隣にコンビ二もあってここは便利ですよ」とニコリ。
本当ですね、ファミマもあるという好立地条件。
5F会場に戻ると阿部七段のリモートが終局していました。

リモート盤面は本手順以外の手順も動かすことができるので棋士のガチ直接指導になります。アマ強豪や元奨励会員のオンライン個別指導の値段が分かる人なら、この価値が分かるはずです。
↓休憩時間中、ホワイトボートの詰将棋を解く子が現れました(笑)。

↑この写真奥の席で作業している阿部七段に、鈴木幹事補佐が「3局目あるので昼食に行った方がいいですよ」。阿部七段「あ、そうか!!」と言って昼食会場へ行きました(笑)。
午後1時、鈴木幹事補佐が対戦カードを読み上げます。

全員揃ってないですが、できるところから対局が始まります。
鈴木幹事補佐は熊坂五段に残りの対戦カードの引き継ぎをしてサッと昼食会場へ行きました。
熊坂五段は対局中ですが全体に目を配りながら将棋を指しています。なかなか幹事(補佐)業務も忙しいですね~。
3局目のリモートは関東研修会と行います。1局目と同様東北研修会内に同じクラスがいない子へリモート対局がつきました。

↑阿部七段が対局前に「設定大丈夫?」と声をかけています。
手前の灰色のフードの子(東北B2)は関東B2の子と対局。↓
↑奥の子(東北C1)は関東C1と対局。
全国大会で元気なのは都会の研修会なので、リモートで東北の力がどこまで通用するのか試せるのは大きなことだと思います。
リモート対局といえばソフト指しを懸念する人もいるかと思います
これについて聞いてみると、
・リモート対局用のPCには将棋ソフトがインストールされていない。
・スマホは対局席に持ち込み禁止。後ろのテーブル(荷物置き場)に置いておくこととなっていると回答いただきました。
・加えて、幹事(補佐)が後ろから目を光らせています。
たとえばこの写真の奥に阿部七段と熊坂五段がいますが、
顔を上げると目線は下の図のようになります。
一気にリモート席まで鷹の目が届くんですよ。
会場に💻からポンッ(どちらかが投了)という音がしました。
鈴木幹事補佐が光の早さでかけつけます。
感想戦をサポートしています↑
そのあと少しして隣も終了↓ 鈴木幹事補佐大忙し!
このタイミングで鈴木幹事補佐へ結果報告しに行こうとしている子が!
↓
それを見た対局中の熊坂五段が、幹事席までサーッと移動して「大丈夫だよ~、こっちおいで~」と代わりに結果報告業務をこなしました( ゚Д゚) すごい連携プレー!
3局目の棋士vs研修会員風景。
阿部七段、E1の子に2枚落ち。
感想戦↓
阿部七段「いくらなんでもこれはひどい手だったね~」と自分の指した手を指さしていました。それをうまく咎めた相手を褒めたという意味でもあります。

熊坂五段、C2クラスの子に飛香落ち。
感想戦↓
詰まさなくても勝ちだけど、詰ますところは詰まそうぜという愛ある指導でした。昔と違い色々な勝ち方を子どもが知る時代になったけど、上を目指すならそうですよね。
須田奨励会2級はE1の子に飛香落ち。

↓ 感想戦

「ここはこう指すのが形だから覚えておいた方がいいよ」という内容でした。独学で形を覚えるには本(棋譜集・定跡書)から学ばないといけないので時間がかかります。そこをビシッと教えてくれるのはありがたいですよね。
【須田奨励会2級に質問してみました】
あべしん「須田2級が研修会に参加してくれることにみんな感謝していると思う。でもあなた自身が弱くなっていないか心配です」
須田2級「全然そんなことはないですよ。東北研修会の子は終盤が強いので駒落ちでどうやって最後まで勝ちきるか、こちらもすごい勉強になっています。」
あべしん「確かに。今の子って昔と比べて攻めてこない。 何もさせませんよ っていう手堅い指し方をしてくる子もいるので上手勝つの大変だよね」
須田2級「はい、すごく勉強になります。」
とても謙虚だなぁと思いました。
最近、私は山形で高橋大輝奨励会1級と不定期で研究会をすることがあります。彼にも「君が弱くなったら困るのでいつでも抜けていいからね」と言っているのですが「みんな終盤が強いので勉強になるので行きます」という回答が返ってきます。地方の奨励会員は勉強法の選択肢が限られているので、少しでもプラスになると思えば貪欲にどんなところへも行くんだなぁと思いました。
今日一番のギャラリーを集めた対局。
かなり真剣。
【本日3連勝の女子会員(小4)に質問してみました】
あべしん「午後の1局目、眠くなかった?」
小4の子「全然眠くないよ」
あべしん「福島県から朝何時に出てきたの?」
小4の子「8時出発、お父さんの車で来たよ」
あべしん「ちなみに朝何時に起きてるの?」
小4の子「6時だよ。起きたらすぐに1局やるよ」
あべしん ( ゚Д゚) 「1局って、24やるってこと?」
小4の子「そうだよ30分くらいはかかるよ」
あべしん「いや、疲れない?」
小4の子「全然」
あべしん「お父さんの車では寝てくるの?」
小4の子「寝ないよ。ボーっとしてるよ」
あべしん「ちなみに女性会員増えてほしいと思う?」
小4の子「どっちでも。ちなみに今は私含め2人しかいないよ。今日来ていないけど」
こんな感じでした。この日の研修会は彼女以外は男子だけ。感想戦以外は誰とも話していないようだったけど、ひょうひょうとしていました。
鈴木幹事補佐から最終4局目の手合いが発表されます。

この貸会議室は18時に完全撤収です。机などの原状復帰、後片付けを含めるともっと前に対局を終わらせる必要があります。
したがって、4局目まで18時に終わらない見込みの場合は持ち時間(30分60秒)を短くすることもあるようです。なるべく極端にならないよう3局目くらいから持ち時間をどうするかを考えるとおっしゃっていました。関東と関西は将棋会館があるので気にせず対局できる強みがありますね。
空き番の熊坂五段が対局を見守る。
↓このリモート対局は実はまだ3局目です。
リモート20分60秒ルールとはいえ、上のクラス同士の対局になると時間をしっかり使うので長引くようです。
ちなみに関東研修会のリモート感想戦には、東京在住(秋田出身)の田中大貴奨励会三段が加わりました。田中三段は関東研修会にも在籍していたことがある現役バリバリの奨励会三段です。そんな方から感想戦をしてもらえるってすごすぎですよね…。
※ちなみに私、2010年東北六県大会1Rで田中三段(当時小学生)に負けました。「え~こんなに強いの?」と驚いたら奨励会スッと入ったのでそりゃそうですよね~と後から納得。で、これは余談ですがその時に記録係を務めたのがOYM田さんという岩手の女子高生。その時知らなくて「え、記録とれんのか、これちょっと大丈夫か」と思ったのだが、杞憂も杞憂。その年、彼女は全国高校選手権で優勝した。一番弱かったのは私でしたというオチ。
ー4局目が始まったので私もそろそろ帰ります!ー
写真を撮らせてくれたら研修会のみなさんありがとうございます。
幹事の先生にお礼を言って会場から出てエレベーターを待っていると、
阿部七段が来たので、待合室で今日の感想を30分ほど話しました。
するとさっきの女子会員(F1・小4)がリュックを背負ってエレベーターまでダダダと来ました。
阿部七段が「今日成績どうだった?迎えにきたの?もし来てなかったらまた戻ってきていいからね。はい、良いお年を、また来年ね」と見送っていました。
研修会はドライな組織なのかなと思っていたら、そうでもないみたいですね。
もっとも人数がまだ少ないからというのもあるかもしれませんが、良い空間だと私は思います。
どうでしょうか、少しでも東北研修会の雰囲気が伝わったなら幸いです。
そして、告知!!
東北研修会では絶賛見学受付中です!
東北研修会に興味ある方、親子で見学をして、一歩を踏み出してみませんか?
2023年1月例会は8日と22日、2月例会は12日と26日になりますので家族会議お願い致します(笑)。
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4、東北研修会あれこれ
ここからは、私の感想であったり取材した内容をまとめます。
理解を深めたい方はどうぞ!
☆ラインナップ
➀見学したら東北研修会のイメージが変わりました←私のガチ感想
②東北研修会内のイベント
③東北研修会にかかる費用は?
⑤目指せB2以上
⑥人数が少ない研修会特有の問題について
↓
➀見学したら東北研修会のイメージが変わりました
【見学前】
知識が無さ過ぎて東北研修会のメリットが全く思い浮かびませんでした。
だって山形県天童市でやっている水曜教室・木曜プロ棋士育成事業と棋士含め顔ぶれが被るのになぜ高い月謝と時間をかける必要あるのかというシンプルな疑問。
加えて、私は県代表クラスの強豪を集めて不定期で研究会を開催しています。そこでは駒落ちなしオール平手なのでそっちの方がよっぽど強くなるでしょうという自信もあったところでした。
↓
【見学後】
一、持ち時間30分60秒で4局、しっかり時間を使う事で基礎力(読みの力)を伸ばし、将棋が強い子を育てようという明確な意思を東北研修会から感じました。
私の将棋の会は、仕事終わってから始まるので時間の都合上5分か10分30秒が限界。技術的な面を伸ばすことは出来てもじっくり読みを深める部分はなかなか厳しい。
要するに私の会とは、伸ばそうとしている能力値が違うわけなんですよね。そうであれば、東北研修会をおススメしたいですね!
二、マンネリにならないよう他の研修会と対戦できるリモートを導入したのは神。
指して終わりではなく、感想戦に幹事の先生が加わるのでかなり勉強になると思います。これは東北研修会の存在価値を高めました。
三、多面指し指導対局で忙しそうにしている棋士ではなく、1vs1で指す棋士のオーラに触れることができるのは大きいと思いました。これで勝ったら自慢できますよ(笑)。モチベーションも上がることでしょう。
以上3つが、見学前の私の頭になかった「東北研修会3大すごいねポイント」です。
でも毎回ハンバーグ弁当って飽きないすか?笑
②東北研修会内のイベント
・成績優秀者の表彰
4カ月に1回、研修会の成績優秀者に図書カードを贈呈しています!
励みになりますね~!なぜ図書カードなのかというと「棋書を買って勉強してください」という意味だと阿部七段が言ってました。
鈴木幹事補佐から結果が書かれたノートを見せていただきました。1位と2位は別格の金額、3位は1位の1/2程度、4位以下は…一律同じですが全員に配布でした!優しいな~~(笑)。
・東北研修会トーナメント
これの副賞なんだったのか聞くの忘れました…。
③東北研修会にかかる費用は?
田舎は経済的に余裕がない家庭の方が多いと思います(実体験)。だからこそお金の問題についてはしつこく聞いてみました。
・試験料21,000円(研修会へ2回出席してクラスを決めます)
→「そもそもこの試験に落ちる人っているんですか?」って聞いてみたらいるんだそうです…。
・入会金31,500円
→さすがに高いと思う…。
・月謝12,500円(月2回分)
→最初は高いと思ったのですが現在の東北研修会の環境(人数少なくて至れり尽くせり)であればむしろ安い説まであると思います。今がもっとも入会してお得な時期だと思います。
・休んだらお金戻るんですか?
→それは休会といって戻りません。
ただし「来月から休みます」と前月までに申告した場合は「長期休会」となり月謝は発生しません。月の1回目出席→2回目を休む場合は月謝は満額発生します。退会の場合も同様で返金はありません。
・入るタイミングはいつでもOK、損はしない。
→研修会は第2と第4日曜日開催。
2023年1月の研修会は8日と22日になります。
1/22→2/12と試験をして、2/26入会となる場合の月謝は・・・
全額ではなく半額、12,500÷2となります!!
したがって入る分には損しないのでいつでもGoです!
まずは見学からのほうが良いと思いますがね…。
④みんな何で来てるの?
東北研修会は現在山形・宮城・福島・岩手・新潟の会員が在籍しています。
会場は仙台駅からすぐ近くでアクセスは素晴らしいのですが、毎回新幹線で来るのもお金かかりますよね。
岩手の子は朝7時に車で2時間かけて来ると言っていました。他、山形や福島の子も車で来る子が多いようです。車は一番安く仕上がるとはいえ親の負担も結構なもんだよなぁと思います。
山形のとある子の親は、子どもを置いたあとは仙台港でL147円でガソリンを詰めにいって、イオンや三井アウトレットモールで時間を潰すと言ってましたねぇ。ひえええええ、私は家が大好きなので耐えられない(;´Д`)
⑤目指せB2クラス以上
全研修会のクラス別人数はこのようになっています
(2021年12月21日時点・あべしん調べ)。
・Cクラスは団子、B2クラスに入れば全研修会の上位10%前後。
・B1クラス以上であれば上位4%内で全国入賞が見えてくる。
奨励会試験は、各大会の全国優勝者については1次試験免除(要確認)。15歳以下でB1クラスに到達した研修会員にもそれと同等の一次試験免除の権利が与えられます。B1から特別待遇ですね。
・その他研修会から奨励会編入の規定は以下の通り。
→A2へ昇級した時点で15歳以下なら奨励会6級へ編入できる。
→Sへ昇級した時点で18歳以下なら奨励会6級へ編入できる。
・B2昇級で女流棋士2級(通算対局数48局必要)
⑥人数が少ない研修会特有の問題について
人数が少ないとどうしてもクラス比がいびつになりがち。
前から思っていた事を幹事の先生に聞いてみました!
【研修会規定】によると、
1クラス差…下手先手
2or3クラス差…上手左香落ち
4or5クラス差…上手角落ち となっています。
↓
ー適用例ー
・E1vsE2 →1クラス差でE2が先手
・E1vsD1 →2クラス差でD1が左香落ち
・E1vsC2 →3クラス差でC2が左香落ち
・E1vsC1 →4クラス差でC1が角落ち
・E1vsB2 →5クラス差でB2が角落ち
Q 会員同士の角落ちは規程通りではあるけど、嫌がる子が多いような気がするよ。
A 把握している。人数が少ないと角落ちの手合いをやらないといけなくなる。でもなるべくそうならないようにリモートを活用するなど手合いに気を遣っている。
Q 3と5クラス差については下手が普通に不利だと思うよ。
A 現在検討中の問題である。人数が少ないとどうしてもそういう手合いをつけないといけない時がくる。なるべくリモートを活用してそうならないようにしたい。
→東北研修会は色々と考えてくれている組織ですね。
※その他、東北研修会関連記事
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