□準決勝 vs酒田亀ヶ崎研究会
大将戦:〇あべしんvsY寺五段●
副将戦:〇ねこ山くんvsH田五段●
先鋒戦:ねこ沼さんvsW辺四段
ねこ沼父によるとねこか氏は、対酒田戦で自分も勝たないとヤバいという重圧を以前から感じていたとのこと。
いや~~、弱い大将と副将ですいません( ;∀;)
弱い大将&副将でゴ・メ・ン🙇♂️♪
しかし対戦相手は元県竜王のW辺四段。
超格上でゴ・メ・ン🙇♂️♪
県大会に連れてきてゴ・メ・ン🙇♂️♪
案件になるかと思っていたが…
驚きました。
こんな感じでW辺四段が困っていたのだから\(^o^)/
本日はその一局を再現しようと思ったのが…
ー 棋譜再現は困難を極めた ー
12/4(日)ねこ沼2級から…
「棋譜、弟と再現しようとしたのですが、中盤あたりで無理でした」と連絡アリ\(^o^)/
(꒪ཀ꒪*)グフッとなりつつも、しょうがないと思った。
大将戦、副将戦と記事を作成していく…。
このあと、大将&副将戦と同様にアツい戦いだった先鋒戦を、いくらなんでも3行で終わらすのはひどいよなぁと思い始める。
そんなわけで県大会終了の12日後…
W辺四段へ連絡📧 (^-^;
「棋譜思い出してください!笑」
\(^o^)/
W辺四段 「は!?」
さすがに再現は厳しいとは思いましたが…
しかしさすがそこはW辺四段☺
途中図からの棋譜+当時何を思っていたかのコメントを…
当日のうちに再現して下さいましたぁぁぁぁ(*'▽')!!!
ありがとうございます、ありがとうございます!
これで☆catsの茶番劇が完成します。。
それにしてもさすがすぎますね。
W辺四段がなぜ強いのか、分かった気がしませんか?笑
あと私視点でひとつ。覚えていたのは「印象に残った将棋だったから」というのもあると思います!
というわけで、先鋒戦はW辺四段のコメントを随所に交えつつ再現していきたいと思います!
戦型は、
後手ねこ沼さん四間飛車vsW辺さん得意の居飛車穴熊。
W辺四段から頂いた下図からのスタート。
すでにこの局面は違和感がある(笑)。
▲68銀+▲57角型にどうやって組んだんだろうってまず最初に思う。
推測するに、居飛車は下図のように▲48銀型で穴熊に組んだのではないか。
そこから△43銀▲78金△54銀▲57角として▲59銀→▲68銀とくっつけたのではないか。そしてその展開はすでに穴熊が指しやすい。後手四間は高美濃より前に△54銀と出て先手に▲57銀と上がってもらう工夫をした方が良い。
再掲下図。
ここからの仕掛けはねこかさんの葛藤がうかがえる。
以下△46歩
次に▲79銀右と引かれたらきついので動いたという判断だろう。
以下▲同角
おそらく以下△45銀が予定だったとは思うがその瞬間に▲24歩でアカンということに気づいた可能性が高い。その証拠に本譜は上図以下△22飛と指している。
次こそ△45銀と出る手を狙っている。しかし以下▲37桂が自然流。攻め筋を消されてしまう。
後手は、1歩損+4枚穴熊を許す+先手陣が好形(▲46角+▲37桂)で主張点がない。何とかしなければという焦りから△15歩▲同歩△同香と動くが…。
ここで▲24歩が手筋一閃。本筋のW辺四段がこうした筋を見落とすはずがない。
以下△同歩とするよりないが▲15香で後手香損\(^o^)/
ここらへん、ねこかさんもう泣きたい気持ちだったのではないか😿
しかし棋譜を見ると全く諦めている気配がない。
その精神の強さは一体何処から?
上図以下△45歩!▲57角△65歩!
常にあったこの仕掛けを香損になってからやり直したのだ。
これにはW辺四段も少し不気味な雰囲気を感じたのではないか。
上図以下▲同歩△66歩
以下▲同金△6五銀 ▲6七香
しかしさすがにW辺四段強すぎます。タダで貰った香を投入してリードを拡大しようとしている。この後の折衝を間違うと後手はたちまち必敗形までいく。
いったんこらえるが、攻めを逆用されているので後手苦しいってレベルじゃない。上図以下▲7九銀右と穴熊を固めた手は指がしなったと思う。これはW辺四段の完勝譜になりつつある。
以下△3九角 ▲6八飛 △6二飛
以下▲4五桂が全ての駒を活用する気持ちの良い跳躍。居飛車必勝の悪寒。
ーここからW辺四段のコメント入ります!ー
W辺四段「▲4五桂はあまり良くなかった。次の手が素晴らしかったから!!」
以下△5四金打!
大山流キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
W辺四段「これは級位者の手じゃない。段位者の類の手。手厚い好手。この手を見て、この子は強いと気が引き締まった」
これがアニメ柱の力、劇的な何かを持っている。
間違いなくこの一手でいきなり景色が変わった。普通にアマ四段クラスの手を指せることに私は驚いた。大会を通じて成長していっている気がする。
以下▲4六銀
確かに。流れがねこかさんに来ている。
以下△6五歩
W辺四段「これで香得が消えて、むしろこっちが焦らされる展開へ」
以下▲5五歩△6四金▲6五香 △同金 ▲2六角
以下 △5二飛▲7七桂△6六金▲3八飛
角を捕獲にいくが…以下△2五歩 ▲3九飛 △2六歩▲6九飛 △6四香
後手指しているの誰だよ笑!
なんかいつの間にか銀冠が手厚くなってきてないか?(笑)ねこかさんついに四間飛車の呼吸を会得したか!?以下▲4三角△5一飛 ▲6五歩
以下△6四歩 ▲6五香 △同桂
プロ筋すぎるだろ(笑)
△64の歩を土台にして△65桂からカウンター。完全に中盤を支配している。さっきの序盤を指していた人とは別人ではないのかコレ。
以下▲5二金
飛車を逃げると▲53桂成でうるさくなる。ここは終盤のセンスが問われる局面。次の一手が指せれば有段の力はある。
以下△7七香😼!
この距離感、なんなん!?笑
W辺四段「食らいつかれて、もう完全に振り飛車ペース」
以下▲5一金 △7八香成 ▲同銀 △5八角
以下▲7九飛 △6六桂
いや、本当強すぎる。
セオリー通り小駒でカナ駒を剥がしにいって後手勝勢!
以下▲8九銀 △6七角成 ▲6九香
ここが決め所。
以下△7八金
ですね~ここは
①△89馬から殺到でも後手良いし
②△68金▲同香△同馬▲69金△79馬▲同金△77香で剥がしても後手良し。
本譜は金1枚多く取られてしまい居飛車逆転。
上図以下▲6七香 △7九金 ▲同銀 △4九飛
以下▲6八角 △5八桂成
とはいえ実戦的に先手が勝ちきるのはまだまだ大変。薄いので1つのミスが命取りになる。以下▲6五香 △6八成桂▲同銀 △5六角
ここでねこかさんに最大のチャンスが訪れた。
以下▲5七銀引
( ゚Д゚)!?
W辺四段「大悪手→以下△同馬▲同銀△7八銀で必至だった。
これは俺自身直ぐ気付いて、感想戦でもI井さん、Y口さんが開口一番指摘していた 」
ー なぜW辺四段は△57銀引を指してしまったのか ー
W辺四段「最初は▲6一角成の攻め合いを読んだ→以下△4六馬▲7一金(一応詰めろ)の時に△6二香で↑ダメか?と。→以下▲7二金△同銀▲6二馬△同金▲同龍△73銀打で7一に打つ斜め駒がなく、逃げる様では△7八銀で負け。これでダメと判断して▲5七銀引としたが、指した瞬間△同馬が見えて血の気が引いた……」
↑これはこれで秒読みで読みすぎだと思う、強い(笑)。実際後手玉が寄らなかったら先手即負けなのでW辺四段も決断を迫られて困った説ありますね。
再掲下図。本譜は…
以下△9五歩
これが一本入ると思ったのかもしれない。しかし9筋交換型の穴熊は終盤で端を手抜く選択肢があるんですよね…これがデカい。
以下▲5九桂!
W辺四段「これで九死に一生を得た」
居飛車再び逆転。以下△36馬▲6一角成
W辺四段「この一手が入り面白くなったかと」
そして9筋交換型穴熊のイラっとするポイントその2。
以下△9六歩 ▲9四歩
9筋を逆用して攻めてくる\(^o^)/
以下△同香 ▲8六桂 △9七歩成
以下▲8三金 △6四玉 ▲7八銀 (手堅い!)
以下△4五馬 ▲7二飛成
以下数手でねこかさん無念の投了。
W辺四段「いやあ強かったよ。」
W辺四段をここまで苦しめるとは・・・
終局後、W辺四段に🐭「おめでとうございます、酒田に帰れますよ!」と伝えた(笑)。
「え、どういうこと?Y寺さん負けたの?」と驚いていたので
🐭「そうです。うちの勝ちですよ」と言ったら
「え~~~( ゚Д゚)」となっていた。
なっていても、しっかり感想戦をしてもらいました(笑)
感想戦つながりでねこ沼さんの母から聞いた話。
令和2年2月の庄内青果大会で弟(当時小3)がW辺四段から感想戦ですごく丁寧に教えてもらい、大変感謝しているとのことだった。
いまやその弟が奨励会員(笑)。
W辺四段は感慨深いものがあるとおっしゃっていました。
【 本局 あべしんの感想 】
間違いなくこの将棋は、今大会ねこかさんのベストファイトだと思う。
相手が格上でも「何とかしなきゃ」という強い意志をところどころで感じることができた。
そのハート(戦う意思)は本当に素晴らしい。
ただその気持ちに、序盤の技術がついてこなかったのが悔やまれる。
中終盤は何が引き金になったか分からないが覚醒していた。
たまにそういうことがあって実は11月25日(金)のあべしん道場で、私ねこかさんに居飛車穴熊を潰されて負けているんですよね…。
おそらく相手が強いと自分も引きづられて強くなるタイプだと思う。
しかしその能力の危ういところは、
たとえば本局の終盤127手目、W辺四段の▲57銀引に最大のチャンスを迎えた。
ここで△同馬と決めにいけなかったのは「相手は強いのでミスするはずがない」と信用しすぎてしまう点。そこが課題であるが…
桜色のチャームが揺れる頃には、
今よりもっと強くなっていると思う。
負けはしたが、おそろしく潜在能力が高い将棋だった。
というわけで、
プレッシャー☆cats、ついに決勝進出!
🙀🐭😺 「にゃ~~!!」
ここ数年、こじ開けることが出来なかった入賞以上の扉を開いてしまった。
ねこやまくんが「◎▲☆□?」(多分行くぞ~の意)と言った。
♪~
♪~
ねこ沼じゃんっけん~(゚∀゚) ♪
🙀🐱🐭wow wow~ ♪
25秒
な、に、を、だそうかな(゚∀゚)?
🐱グーかな、チョキかな🐭?
🙀そ~れともパ~にしようかな?
それではじゃんけんの準備はよろしいでしょうか(*'ω'*)?
🐭ねこ沼じゃんけんっ♪
🐱ジャンケン
🙀ポォ~ン!
🙀🐱🐭 Hey~♪
もうひとつの準決勝、
鶴岡将棋教室は、さがえスーパータイムに飲みこまれてしまった。
3連覇を目指すさがえSTだが、地区予選で勝っているのはプレッシャー☆cats。
ー 同じことをすれば良いだけ ー
今大会初めて「行ける!」という「自信」をもったことに噓はなかった。
「見切った」という「傲慢」さが生まれたことに噓はなかった。
そんな状況下で始まった大将戦、
S木五段が戦術とスピリチュアル面で、変化を織り交ぜてきた。
序盤から翻弄されるあべしん、
プレッシャー☆catsに未来はあるのだろうか?
次回 ケッセンの気候区分
みんなで見てにゃ🐭🐱🙀
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