□決勝戦 vs さがえST
大将戦:あべしん vs S木県シニア名人
副将戦:ねこ山くん vs あべりーさん
先鋒 :ねこ沼さん vs 清N県高校竜王
いや、油断があったわけではないんだよなぁ。
ただ、地区予選で勝っているので「これは優勝できるんじゃないか?」と選手・応援団含めて思っちゃったんですよね。
なんていうか、大会を通じてはじめて「普通にやったら勝てるぞ」的な慢心がわずかながらあったかもしれない。
決勝戦を戦う上でそうしたメンタルはプラスにもマイナスにも働くので特に気にはしてなかったけど、大将戦はS木五段の戦略に揺さぶられしまった感がある。
□大将戦あべしんvsS木五段

写真 県連HP(H輪先生撮影)
開始早々、
S木五段から「よく考えたらしばらくあべしんに勝ってなかったなぁ。なのであべしんを強い人だと思って指す!」という迷言が飛びだす。
\(^o^)/どういう意味だよww
先手がS木五段、3手目▲75歩。
まさかである。ここ最近はずっと舟囲い急戦だったので完全に油断していた。
S木五段「色々やらないとな~!オールラウンダーだから(^_-)-☆」
なるほど、いきなり変化をつけてきましたね~。
ほまみー&Y田君以外なら相振りをやってもいいのだが言いなりは嫌だ。こちらも少し変化をつけて返すことにした。
あべしん「じゃ、居飛車やりまーす」以下△14歩
以下▲16歩
端歩を交換したのを見て以下△24歩▲28王△25歩▲38銀△88角成▲同銀△22飛と相振りを選ぶ。
S木五段「何が居飛車やりますだよ( ゚Д゚)!」
あべしん「笑」
S木五段「俺は人間は本筋じゃないけど将棋に嘘はつかないっ!( ゚Д゚)」
ワロス。
まるで私が将棋にウソついているみたいになっているw
だって1筋交換したらそうなりますよね~S木さんだってそれは分かっているはず。進んで下図。
評価値見てないから分からないけど後手の方が指しやすい感じか。しかし経験の無い形なのでどこが急所なのかどんな攻め筋があるのか分からない。長考の末、以下△24角と動いてみる。
以下▲85桂はさすがの反応で「そんな手があるのか!」と勉強になった。
タイミングを見て▲73桂成△同金▲74銀と▲41角のコンビネーションという狙いなんですね。ここらへんはオールラウンダならではの形の明るさ。以下△45桂みたいな手だと本当に潰されそう。というわけで以下△57角成▲46銀△45銀▲77飛と進む。
以下△46馬▲同歩△76銀打で飛車をとりにいく。
以下▲同飛△同銀▲41角
単に打つんですか~( ゚Д゚)!
いやこういう手も角換わり系の居飛車を指さないので見えないんですよねぇ…。以下ふらふらと△26歩▲同歩△同飛▲27歩△46飛▲24角
これ打たれて正直焦った。
先手に飛車だけは渡していけないと思い指していたのだが飛車を渡しそうになっているではないか。もしかしたらこの局面に至る前に△85銀▲同歩で桂馬を入手して上図で△35桂と切り返せるようにした方が良かったかもしれない。本譜は、上図以下歯止めがきかなくなり、△49飛成と地獄へ片足を突っ込む。
ついに本対局初「ゲンショウ」が出ました\(^o^)/
「ゲンショウは出る」に賭けていた人、おめでとうございます🎊
私は「出ない」に100円賭けていたんですけどねぇ…(;´Д`)
そして…盤面をまじまじ眺めて
「なんかおまえゲンショウみたいだな~ゲンショウっぽいよ!」 と言い放った。
さすがに「なんやねんそれ」案件。
私にゲンショウ降臨させてどうするんだ\(^o^)/
上図以下▲同銀△59飛▲38銀打
S木五段「うーん、なんかいつもの将棋と立場逆だな~。いつもは俺が攻めてあべしんが受ける展開なのに×3」
いやはや、ここから大チョンボをやってしまった。
上図以下△58金▲同銀△同飛成
以下▲49金△78龍が私の読み筋で△47銀と絡んで千日手を含みに指す方針だった。しかし以下▲68金と金に逃げられ、私の金銀減少⤵😿
▲68金に角が利いているのが大誤算だった~。
以下△59龍▲49金△99龍▲33角成
明らかに1手か2手負けているコースに入った。
以下△45香▲21飛△82王
入城して少し粘れると思ったら全然違っていた。以下▲52角成△同銀▲73桂成!でミサイル着弾!!燃え上がるあべしん陣🔥
哀れなのは、▲85桂に逃げられて取り残された△76の銀。サッカーなら「おまえ何でマークしとかないんだ」と怒られるレベル。以下△同金▲74桂△同金▲同歩
金をはがしつつ前に伸びてきたこの歩が詰めろになってはアカンでしょ。
以下△61桂と粘ってみる。
※△62銀の方が綾があったと記録係のやましゅーさん指摘。
S木五段「それはあべしん流だな~」と▲51馬
これが以下▲73金からの詰めろってのもあひゃ\(^o^)/
以下△63銀打
S木五段「う~~ん、これはアレだな~以下〇〇△□☆〇で詰みだな~」の詰み予告演出が飛び出してS木五段大喜び。
上図以下▲73金△同桂右
ズバッと▲同馬!
あべしん投了。
△39角からの王手ラッシュすら出来ずに負け。
あひゃすぎるくらいの完敗をくらってしまった\(^o^)/
そういえば、昨年の決勝戦もS木五段はH田五段にあひゃすぎるくらいの完勝で優勝に貢献をしていた。S木五段、県職場対抗戦の決勝戦強すぎると思う。
私は全力を出し切るため翌日有休申請をしていたのだが、それでも最後届かなかった。なんてこったである。
敗因はどこか・・・?
S木五段の意外な戦型選択にうまく対応出来なかった私の未熟さもあるが、それよりもなによりもゲンショウ降臨のタイミングをずらしてきたことにしびれました。
いつも前半でその儀式を行っていたが、終盤まで引っ張るとはぁぁぁ。てっきり今日はゲンショウ出ない日だなと油断していた私がバカでした~。
しかもそのあと、ゲンショウを私に降臨させて△49飛成と飛車ぶったぎらせたのも新しいパターン。これ何て呪術廻戦ですか?
□副将戦 あべりーさん(さがえST)vsねこP君(☆cats)
写真 県連HP(H輪先生撮影)
先手がねこPくんで後手があべりーさん。
以下▲34歩がねこPくん好みのギリギリ攻め。
以下△28馬▲33歩成△同桂▲34歩△39飛の変化で後手も指せそうだがあべりーさんは娘2人を育てただけあって面倒見が良い。上図以下△42銀と引く。
しかしこれは▲22歩で攻めがつながる形。
以下△同金▲23歩△同金▲24馬△同金▲同飛で先手捌けた。
しかしここで、あべりーさんが魅せた!「受かってないのにいかにも受かってますよ」の△74歩。これぞ大人の余裕である。
以下「何となくじゃなくて、理屈で話しましょう」の▲43歩が飛んでくる。
しかしこれにも以下△同飛▲44歩△83飛とのらりくらりと対応するあべりーさん。子ども将棋国会があったらめっちゃくちゃツッコまれそう。
上図、実はねこP君少し困ったのではないか?
寄せは相手からミスをしてもらって咎めるのが一番ラク。それなのにあべりーさんは「何もしないけどミスはしない」というスタイルを徹底している。もしかしたらあべりーさんの座右の銘は「果報(相手のミス)は寝て待て」かもしれない。
そしてねこPくんは気づく。「あれ?俺いつの間にか秒読みで正解手を発見できますかゲームに参加するはめになっている」と。正解できれば勝利を得るが、不正解なら全てを失ってしまう。これが『 The 将棋 』(ネットフリックス限定)です\(^o^)/。将棋が女性に人気出ない理由が分かりますね。
上図以下▲43銀△同銀
以下▲23飛成と龍を作る。
なんか勢いがない手ではある。上図以下
①△22銀▲43歩成△23銀▲52と△22王で実は後手残してそう。
②本譜は△32歩だったので▲43歩成△同飛で持ち直す。
ここらへんはまぁ、秒読みでお互いわちゃわちゃやっている感じでしょう。
以下私なら
①▲33歩成△同桂▲22金(わざと重く攻める)△42王▲32金と追って…
以下△51王でも△53王でも▲44歩!に期待して攻めますかねぇ。
②本譜はねこP君らしく▲33銀と豪快に放り込んだが…
以下△同桂▲同歩成△同飛で…
先手の攻めが切れてしまった。
しかしそこから根性で60手指して…
148手目△71金打でねこP君投了。
壮絶な投了図だった。
60手分あれば英単語60個覚えられたはず。
チームのために最後まで粘ってくれてありがとう🐭
再掲下図。
解せんのよね。前への推進力が持ち味のねこP君なら上図以下▲21飛成!△同玉▲33歩成で必勝形にするやんか。
これが見えなかった理由、分かる人いる?
正解は、
「大会を通じて、
ねこP君に、
プレッシャーという感情が芽生えたから^^」
🐭「そうして人は大人になる…」
□先鋒戦 後手ねこか四間vs先手清N君のミレニアム。
持久戦の将棋では△12香よりも、△54歩など駒組みを優先する手を先に指した方がいいですね。以下▲36歩△45歩▲37桂△54歩
この局面(12香はさておき)は後手ダイヤモンド美濃に組んでまずまずと昔は言われていた。しかし最近はソフトを使って居飛車からの「攻め筋」が研究されすぎていて後手勝ちにくいイメージ。以下▲24歩△同歩▲35歩
正直、これくらいの仕掛けですでに後手困っているのが痛い。仮に以下△同歩には▲26飛と浮いてくる。
以下△43飛に▲86歩と悠々駒組みを進められた時に、
後手からどう動くのか分からない。先手は常に▲46歩or△42角には▲66歩のような手があり手に困らない。
再掲下図。
本譜は以下△44飛、これはなかなかの手。
以下▲26飛△35歩▲同角△34飛▲36飛と進む。
ここは以下△44角でどうだったか。
以下▲同角△36飛▲45桂なら△41飛の自陣飛車がある。
これなら△12香が活きていたと思う(それでも先手若干良し)。
再掲下図。
本譜の以下△75歩は爽やかな手。ねこかさんにポカリのCMが来る日は近い。
しかし以下▲45桂△42角▲65桂がこの形の居飛車定番手筋。
以下
①△同桂は▲46角が王手飛車でダメ。後手のダイヤモンド美濃作戦は常に中盤でこれ系の仕掛けを浴びるので、堅さをキープするのが難しいので勝ちにくい。
②本譜は以下△44歩だったので▲53桂成右△同金▲同桂成△同角と進む。
しかしこの局面、先手が悪いわけないのだが具体的にどう指すかって言われると困りませんか?笑
後手からは△23桂や△76歩が見えている。▲75歩には△76桂と打たれそう。正直、△76桂をくらっても先手陣が堅い+後手陣が薄いので先手良しなのには変わりないけどなんとなく駒損って嫌ですよね。ねこかさんはこういう粘り方がうまい。そして清N君も困ったと思う。なにせねこ沼さんが、
写真 県連HP(H輪先生撮影)
シャー!シャー!!言っているから🐾
これに清Nくん、ひるんで▲37歩と弱い手を指してしまう。
これ、後手大チャンス。以下△76歩と拠点を作れば
後手良しまである。次に△77桂と打ちこめば無限に攻めが続く。
再掲下図。
本譜は▲46角を警戒して△33歩だったので▲55歩が攻防で先手がはっきり良くなった。
そしてその43手後、
▲81角でねこかさん投了。
感想戦では、K沼6級もまじえて清N君と熱心に検討を重ねていた。K沼6級は地区予選から県大会を通じて姉のサポートを行い、なくてはならない存在だった。さがえSTの4人目の戦士のように神格化される日は近い。
というわけで…
最後の最後に、
プレッシャー☆cats 0-3負け
仲良し🐭😺🙀!
地区予選から初の黒星がこれなので、☆catsは戦犯がいない世界を生きていたとご記憶下さい。
◎3位決定戦 鶴岡vs酒田
対局前にY寺五段が駒台の持ち駒が「麻雀牌に見える」「相手の持ち駒をポン!するぞ~」と言っていたのが印象的。
結果は、2-1で鶴岡勝ち。わりとまさかの結果だった。詳細はそのうちアンゼブログで記事になると思う。弱小Bブロックから、2位と3位が出るとはね、鶴岡はよくやったと思う。
優勝はさがえST。
「負けたのか…」としばし現実を受けいれられないあべしん。
テーブルが片付けられ、山〇新聞の旗の前にイスが3列×3で並べられていく。
その光景をぼんやり見ていたら、だんだんと頭が整理されてきた。
「来年は優勝するしかないな」と思った。
「表彰式~」と声がかかった。
さぁ、胸を張って表彰式へ行こう^^
予告
プレッシャー☆catsは決勝で敗れた。
翌日の一面にカラーで載ることは叶わなかった。
しかしそれでも、我々を応援する声援は鳴りやまない。
待っているファンがひとりでもいる限り、
明るく、華やかに、気高く、振る舞うつもり。
なぜなら、それがプレッシャー☆catsだから^^
最終話
プレシャー☆catsよ、永遠に!
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