10/30(日)県職場団体対抗戦内陸地区予選があった。
山大Y田くんに「なんで職場対抗団体戦だけそんなに気合入っているんですか」と言われた。自分が最も1年で重視している大会がここなんですよね(笑)。
朝日アマ(11/3)は職場対抗地区予選と日程が近いので、勢いそのままでいきたいところだが…。カレンダーを見て思った。
・10/30(日)職場対抗団体内陸地区予選
・10/31(月)
・11/1 (火)
・11/2 (水)奨励会員と研究会→山大H谷くん、驚きの強さ。
・11/3(木・祝)朝日アマ県大会
ノンストップやないか\(^o^)/将棋は体力!!
□11月3日(木・祝)県朝日アマ当日
朝起きて、Jアラート。これだけで気分が滅入りますね。
天童へ。
駐車場でかねたんと会う。朝から仕事+ミサイルの破片が落ちていないか確認作業をしてきたとのこと。大変すぎる。
会場を見渡すといつも代表戦に来ている人がいない。Y寺さん&H田県最強位&M子さんが不在。そしてねこP少年(令4県選手権者)は赤旗に続いて朝日アマも欠席。職場対抗団体戦だけスケジュールを合わせて参加したということか~義理堅いねこである。
今年の全国高専大会は将棋同好会の設立が間に合わなかったため出れなかったとのこと。1年勿体ない😨
□参加者28名
2ブロックに分けて、両ブロックともに4戦全勝者1名と3勝1敗の点数上位者1名が準決勝に進出となる。3勝1敗はもう運ですよね、運。日ごろの行いが悪い人は4戦全勝するしかないっす。
今年活躍をした人をピックアップすると…
◎Aブロック
N川県竜王
S木県シニア名人
A井県赤旗名人
ほまみー県名人(中1)
O空東北学生準名人(大学3)
T橋HRK県赤旗名人2位(小6)
ON秋祭り王(大学1)
清N県高校竜王(全中2位)
◎Bブロック
あべしん県支部名人
Y田県名人戦2位(大学4)
まぁなんていうか、Aブロックが地獄と化しています。。
このブロックを2つに分ける方式になってから、とてつもない鬼ブロックが形成されるようになった気がしますw。逆にこれを利用して、反対の山から2位通過でベスト4入りするラッキーマンも出てくるようになりましたね。今回のBブロックは大チャンスです。
□1回戦 vsH野くん(山大1)
将棋をはじめて9カ月で参加?それにしては序中盤しっかりしており、Youtubeで序盤を勉強しているようで驚きました。
□2回戦 vsM本サエ―氏(山大2)
□昼食
カレーか中華丼を選べるんでしたっけか?(忘れた)
山大勢が秋の東北大会へ向けて会議していました。東北大は7番手まで県代表クラスらしい…。それは強すぎますね、はい。
□3回戦 vs M浦H君(中1)
2回戦でY田(山大4)君に勝利している子。一撃の力があるので私もくらうんじゃないかと時間を使いながら慎重に進める。Y田くんが私の将棋を見て「自分より序盤で時間を使っていて驚いた」と言ってました(笑)。下図は後手の私が勝勢、しかし持ち時間15分のうちすでに10分を消費。
ここから一切粘らせず反撃させず読みきって勝とうと思ったら、案の定読み抜けがあってあひゃ。それでも後手良しだったがM浦くんの失うもの何もなし!という強気の勝負手連発にこちらの腰が引けた。一時期+1500点以上あった局面が+200点前後まで下がった。

以下△68桂成▲同銀△76飛この局面は金or桂を使ってくれれば後手玉の詰めろが解除される。一番怖い手は▲69王と銀歩歩のエルモ囲いの溝にすっぽり入られてしまうこと。
これはかなりの珍形で先手玉を寄せるのが難しい。
間違って以下△46飛は▲73金△同桂▲74桂で頓死してしまう。
再掲下図。
そうなると上図以下は△72銀打▲73金△同桂▲74桂の展開となり、もうどっちが勝っているか分からないと思っていた。
以下△同飛▲同金は終盤力に劣る私がふつ~に負けると思いました。
再掲下図。
本譜は▲77桂だったので△46飛で天国ルートへ。
最後は▲41の角も抜いて全駒っぽくなり勝ち。
いや~M浦Hくんの強さを体感できましたねぇぇ。ヒヤヒヤッ!
□3回戦空き時間
いや~~~、疲れました。思った以上に3回戦で体力を使い過ぎました。3回戦のおのdくんvsH本さん戦が激戦になっており、待てば待つほど疲労がたまっていく…。4回戦以降を戦う分の体力を残すのであれば、3回戦は序盤でスパッと決めなきゃいけなかった。年取ると、時間配分(瞬発力が低下するので)のほかにエネルギー配分も考えなくてはいけないのが辛い。勝っても体力を使い過ぎたら戦場では生き残れない。学生時代は最悪授業サボればいいので最初からMAXで良かったが今は縛りが多い。
動作停止状態でボーっとしていたら、熊坂棋士が降臨。大会関係者や教室関係者&そして私などを労っていただきました(笑)。
□4回戦 vs おのdくん(山大OB)
3連勝対決。
おのd君は久々の将棋大会登場でダークホース的な立ち位置。
ただの↑東堂葵好きの奇特な人かと思ったら全然違っていた。
後手が私。
さすがにここは勝ちやすいと思ったけどなぁ。とはいえ、おのd君のここからの指しまわしにはしびれました。
以下▲36角。なんじゃこりゃ!?と思った。この時点で私すでに秒読み。時間があれば△57銀成から読みたいがそこまですることないか~と保険をかけて△77銀不成▲54角△同銀と進めた。しかしこれが悲劇の始まりで妥協ヨクナイだった。
以下▲32飛
ここも△71王と引いて5筋に歩を打てるようにしないといけなかったか。ただ王を引くとのちの▲75桂が決め手級になるので指せなかったなぁ。すでに後手が難しい形勢かもしれない。上図以下△52歩。
以下▲77角なら△45桂と一回逃げておいて~と思っていたら以下▲33飛成とこちらを取る。
指されてはじめて「なるほど」と思っているのだから局面の理解が追いついていない。以下△86銀不成▲同歩△79飛
うーーーん、▲75桂を防いで攻防かなと思ったらひどい飛車の打ち場所でした😨
以下▲34龍かな~と思ったら▲58金引!
いや~~~~、この手自体は普通なのだが私の中にあるおのd君のイメージと全然違うんですよね(笑)。こんな手堅い棋風だっけかと。以下困ってしまい秒に追われながら△89角という単調な手を放つ。
以下▲34龍。
えっ( ゚Д゚)?
△89角は単調な手と言ったがいちお上図以下△45角を用意したという意味だった。しかしよくよく見るとそれには▲同竜△同銀▲35角の王手飛車があるではないか\(^o^)/
▲58金引はこの王手飛車のカウンターを狙いつつ王様を固めた超好手だった。おのd君の手の組み立てが完全にこちらを上回っている。ヒエー😨
再掲下図。
進んで下図、△75桂で下駄をあずけた。
そしたらなんと以下▲68銀で飛車が死んでしまった\(^o^)/
飛車を取られたらやりようがない、投了でぇぇぇす。
中盤以降指した手が全て悪手になってしまった。
私のターンの手をおのd君が指しているのではないかというレベルだった。
例えるなら東堂葵の術式ブギウギである。
ブギウギは、相手と自分の位置を入れ替える。もしかしておのdくん、自分が指したあと、ブギウギ使って私と場所を入れ替えて、私の分まで指していた?笑 もしかして最初のAとBブロックの抽選ですら誰かと入れ替わっていた?笑
冗談はさておき、私にとってここ最近指した将棋で史上最悪の出来…。県連HPを見たら「あべしん、疲れ切った表情」と書かれていた(笑)。この内容だとほんともうグッタリです、寝込むレベル。
ポイントをソフト先生に聞いてみた。
再掲下図。
さかのぼるとここでの対応を間違えていた。以下△57銀成▲54角△48成銀▲同玉△54銀と指せば後手良し。
以下▲32飛△52歩▲33飛成には△24角が詰めろで打てる。
ここまで読まないといけない局面でしたか…あひゃ~。
本譜は△33の桂を取られたのがひどかった。そして▲86角+▲77飛の置物に手を出したのも良くなかった。総合的に考えると、私の大局観もひどかったが、おのd君の大局観が研ぎ澄まされていたといえる。完敗でした。
感想戦でおのd君から「あべしんさん、2位に残ったのでしょうか」と問題提起されました…。嫌な予感しかしない。
□Bブロック
おのd君4連勝で自身初の県ベスト4以上確定。
まさか山大卒業したあとに伸びるとは思わなかった~。それと米沢に転勤になったようで、今まであべしん道場を手伝ってくれてありがとうございます<m(__)m>
私は…3連勝から痛恨の1敗で3位後退。
Y田君から「あべしんさん、いきなり転落した」と事実を述べられました。
M浦H君(中1)が準決勝進出。
私と、とっくに転落しているY田君は5位決定戦にまわります。
□Aブロック
N川県竜王が、T橋HRK全国イオン3位→ほまみー県名人→A井県赤旗名人→ON秋祭り王に勝って4連勝。この時点でもう代表で良いと思う(笑)。3勝1敗で一番点数が高かったのはA井県赤旗名人(中1)、2冠目を狙いに準決勝へ。
ほまみー君とON君は5位決定戦へ。前日に山大H谷くんが「優勝はON君」と予言したが外れましたね\(^o^)/3勝1敗最下位のS藤O空くんは順位決定戦に進めず。彼は10/23の天童秋祭り大会も4勝1敗だったが4名中2名が入賞できる枠に入ることができなかった。スイス式に敬遠される男。
□5位決定戦
あべしん vs ほまみーくん
Y田くん vs ONくん
なんのベスト4だよこれ(笑)とみんなで笑ってました。準決勝行けなかったあとにこれは鬼特訓ですよ~。本気で勝ちにいってなお勝てる気がしないという。明日平日金曜日、会社行けるか心配です。
□vsほまみー県名人戦
後手が私。やはり本家の金無双は理解できない(笑)
以下▲46歩\(^o^)/
まったく予期せぬタイミングなんですが(笑)。別に銀が死ぬわけでないのにもかかわらず突いてくるから高度すぎる。以下▲同銀△36歩
銀の位置をずらしてから▲36歩と陣形を盛り上げる…。この交換の意味は…うーーん、私にはさっぱり分からないw 相振り職人の芸が細かすぎる。とはいえ以下△25歩はこの一手でしょう。
以下▲47歩△26歩▲同銀
以下△36飛▲27王
以下△35銀▲37銀
\(^o^)/気づいたら飛車死んでたわ。
いや~~、もうあれだ、あれ。
投了。
予選落ちからの、ほまみーワールドで頭がショートしそうです。
もう片方の山、ONくんvsY田くんは、ONくん勝ち。
□準決勝
N川七段がM浦Hくんに勝ち。
おのd君がA井赤旗県名人に勝ち。
これはまさかの結果だった、私が負けるのは分かるけどA井くんが負けたのは関係者にかなりの衝撃が走った。この1勝でようやく「おのd先輩強い!」という言葉が聞かれ始めた。おのd君が私に勝った時はそんな評価はされていなかったぞ(笑)。いや~~、ダークホースすぎるって。
□8位決定戦 vsY田くん
Y田くんもほまみー君と似たような作戦(山大の秘伝)を使ってくるので勘弁してくれ~という状況。別の作戦にエスケープしようとすると相居飛車ガチでやってくるし逃げ場なし。しょうがないので素人同然の角交換振り飛車を披露したら駒組みでミスってどうしようもなくなった。後手が私。
以下△84歩▲93桂成△同桂に▲26香と打たれた局面はひどすぎました。
3対局連続で飛車が捕獲されてしまう珍事!
しかしよく見たら以下△15角で助かってた!
以下▲16歩△26角▲同歩△同飛▲84角△83金▲48角
ここは飛車引いて△36香を狙うしかなかったですね。本譜は△36飛
以下▲37桂なら△25桂の予定だったのですがね…。
指されたのは▲27角
また、飛車死んだんだが( ゚Д゚)
投了。
飛車選手絶不調です。
□順位決定
優勝 N川七段
2位 おのdくん
3位 M浦Hくん(中1)
4位 A井くん(中1)
ーーーー越えられない壁ーーーーー
5位 ほまみー県名人
6位 ON秋祭り王
7位 Y田くん
8位 あべしん県支部名人
おのdくん、決勝はジムで筋トレしている成果が活かせない展開だった。
N川七段完勝。良くなってから細かく歩を突き捨てて手をつないでいく技術はさすがだと思った。
3位決定戦はM浦くんが県中学選抜に続いて大事な一番で荒井くんに勝利。いきなり県3位の実績を手に入れプラチナ世代としてアピール。最近の県棋界はジュニアの記録ラッシュがすごい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
当日限り2階の天童観光物産協会で使える商品券もらいました。
写真を撮ってくれたO空くんに1,000円券を1000円で売りつけようと思ったのですが、彼もまた冷静な判断が出来ないくらい気落ちしていたので、本当に買いそうなのでやめました…。
↓
1,050円分。
N川七段に「スーパー行った?」とつっこまれました。笑
おのdくんとほまみー君はN川七段から参加賞で庄内柿をもらっていましたね(;´∀`)。
□2022年ランキング(最終)
H田五段が朝日アマに来なかったためほまみー君の年間優勝が決定。さすがの安定感である。
N川七段は、県支部名人(同じ日に朝日アマ全国大会優勝)・県選手権・最強・赤旗には出場しなかった。アマ名人は県大会の予選で消えたものの、県竜王&朝日アマ優勝の2冠王。
例年であれば、山形3強(Y寺さん・H田くん・ほまみー君)で6個くらい県優勝を分け合う形になるのだが、今年はY寺さんが仕事の関係で大会に出ないなど選手をとりまく環境の変化もあった。
特筆すべきは、学生の入賞者が過去最高に多かったという点。大学生はわかるとしても、高校生県優勝が17年ぶりに出たかと思えば、県史上初の中学生県優勝が誕生するなどいろいろヤバかった。しかも世代のエースとして一人だけその子が強いというわけではなく、みんな強いという話。どんどん下の世代が伸びてきている。
ちなみになんですが私今回の朝日アマ1位~8位で最年長ですよ(笑)。
やばいっす(笑)。コロナ渦になって社会人の参加が減っていき、持ち時間も短くなり、ジュニアに有利に働いているところもあるのかなぁとは思う。最近は「年齢のわりには良くやっている(!?)」みたいなことを言われるようになってきた(笑)。おいおいまじかよ~~w 来年は、ベテラン勢の復権を期待する。
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