観戦記のあとがき(R4.10/24~R4.10/27 S藤三段vsH本四段 山形新聞掲載分)

棋戦 :2022年5月7日
    第74回山形県将棋選手権予選1回戦
    S藤O空三段(新庄)vsH本四段(山形)
    山形新聞掲載日:2022.10/24~2022.10/27  (全4譜)
・1譜   10/24(月) 元学生強豪登場
・2譜   10/25  (火) 所持品チェック
・3譜   10/26 (水)   元高校球児
・4譜   10/27 (木)     準備が良い男
    
        
戦型 : 四間穴熊vsトーチカ
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□第1譜  元学生強豪登場
H本さんの事を知らない人が多いのでここで実績を書いておいた。
「高校・大学で全国入賞してるよ」と言うとみんなびっくりするんですよね(笑)。もちろん県大会も優勝してるけど学生時代の全国入賞という記録は価値が高い。

 一方、S藤O空くんは中3で将棋をスタートして高校ではY田くんなどジュニア時代から指している子達を押しのけ県代表になっている。今、小学生中学生で伸び悩んでいる子はO空くんよりは少なくともリードしているはずなので勉強方法を見直すなどしてほしい。

今はもうひたすら実戦では無理な時代です。研究していないとまるで勝てないっス。序盤の勉強が嫌いな人は手軽に学べるYoutubeルートになっちゃうが、そこから自分で勉強しないとダメですね。

□第2譜  所持品チェック
H本さんワインレッドのハンカチ→東北楽天イーグルス(笑)。

皇帝ペンギンの雛のスマホリングホルダーって絶対O空くんが買ったわけではないと思う

□第3譜  元高校球児
本局は、▲17角が強肩でしたね。
このレーザービーム⚾は受けにくい。
O空くんっていわゆる本局のようなAI研究において「勝ちやすい戦型」になったときに、そのままAIのように勝ちきる技術がすさまじく高いんですよね。将棋倶楽部24で2600点あるのも頷ける。

□第4譜  準備が良い男

本局振り飛車が端歩を受けなかったときのプランをO空君が用意しているのは当然として、

・学名で東京 →終わったあとの観光プラン
・本局予選敗退→終わったあとの映画鑑賞
まで、常に予定がある男なんですよね。

そこまぁ、なんていうか、ジュニア時代から将棋どっぷりという環境でやってきた人とは違うなぁという感じ。

いや~~、今の若い子って将棋のあとは将棋じゃないんですかね?笑

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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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