46銀左戦法対策の△53金型四間~持久戦編~【46銀左戦法対策7】

前回は△53金型の急戦編をやりました。

今日は△53金型の持久戦編をやっていくよ~。
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以下▲16歩
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何をやっているかというと、後手の△53金が、急戦編と比べて1手早く上がれる場合をやろうとしています。したがって▲16歩は乱数調整なのでしばらくお待ちください…。

※後手の△53金が一手早い場合ってどんな時?
・先手四間飛車  (先手だから+1)
・後手三間飛車(最初から3筋に振ってる)
・上図の▲16歩のように3筋から攻めてこなかった場合。

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というわけで
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以下△53金と上がります。
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ここで▲35歩なら…
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△51角と引くのがポイント。
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まさか△22角を考えた人はいないですよね( ゚Д゚)?▲24歩とされて将棋が終わります。さて、△22角には次に△35歩と取る狙いがあるので居飛車は
以下を選びます。
◎▲38飛
◎▲34歩   の2択。順に検討する。
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1、▲38飛の変化
再掲下図。
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以下▲38飛
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ここで手番が後手なのが大きい~( ゚Д゚)!
以下△35歩と取れるのですよ~~!
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以下▲同銀に△34歩とシールドを張る。
5段目で銀は安定させません!下がれっ下がれっ!
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以下
1、「逃げちゃダメだ」の▲24歩
2、「とっとこ~下がるよ~🐹▲46銀♪」 を検討する。
 
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1、▲24歩の変化
再掲下図
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以下▲24歩とシールドをぶち破りに来た!
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さぁここで分岐!
◎△35歩
◎△24同歩 を検討する。

◎△35歩の変化
再掲下図
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以下△35歩▲23歩成△34飛
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上図は後手銀得なのだが、△53金型が頭痛の種。
    ↓
陣形が重いうえに歩切れ…。
    ↓
先手のと金が活躍してきたらヤバいです。
    ↓
再掲下図
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以下▲28飛△36歩▲38歩△74歩(角を使う)▲46歩
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以下△73角▲24と△35飛▲57銀(▲46歩を守った)
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先手はと金を捨てて▲21飛成と入る形を作れば成功。
    ↓
後手はそうはさせまいと3筋で飛を上下させて受ける。
    ↓
詰まるところ、千日手が最善になりそうな気がする。

◎△24同歩の変化
再掲下図
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以下△同歩、▲33歩が「焦点の歩」と言われる手筋。
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数十年前、私はこの筋をウッカリくらってしまい昇天しそうになった。しかしレーティングがかかっているので負けられない。
以下
・△同飛は▲24銀で後手ダメ
・△同角と気合で取った。
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以下▲34銀
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以下
・△同銀は▲同飛で全然ダメ。
・どうすっかな~~と秒に追われて指したのが△42角(笑)。
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「いやぁ…これはひどい事になる…」と覚悟した。
以下▲33歩は当然の一手。
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消去法で何も考えずに△同桂。
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そしたらここまでノータイムで来た相手が…時間を使いだしたんです。「あれ?」と思い上図をよ~く読んだら、振り飛車優勢だったというね(笑)。
以下
・▲43銀成
・▲23銀成 を検討する。

・▲43銀成の変化
再掲下図
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以下▲43銀成△同金
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以下
1、▲34銀は△45桂が絶好。
歩がないので銀が終わっている。
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2、▲23銀には△31飛引く一手。
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以下
・▲22銀成
・▲22銀不成 を検討する。

・▲22銀成の変化
再掲下図
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以下▲22銀成
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以下△51飛▲32成銀△64角▲33成銀が先手の狙いだが…
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そこで△31飛が狙いのカウンター。
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先手は歩がないので▲32成銀しかない。そこで△37歩と飛車の頭を叩けば後手良し。

・▲22銀不成の変化
再掲下図
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以下▲22銀不成。
この変化は脅威でも何でもない。
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以下△51飛でも良いが△32飛が明快。
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以下
・▲11銀(不)成どっちでも△64角で後手良し。
・▲11銀不成の場合は△12飛と銀を取りに行く手もあるくらいだ。
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・▲23銀成の変化
再掲下図
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以下▲23銀成△31飛
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▲24成銀△21飛
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以下
・▲33成銀
・▲28飛車
・▲23歩
 を検討する。

・▲33成銀の変化
再掲下図
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以下▲33成銀は△29飛成で互角以上。
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後手に正直悪いところがない。

・▲28飛の変化
再掲下図
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以下▲28飛
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これにはいったん△52金引と形を整えつつ△64角の含みを作るのが呼吸。
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以下
1、▲23成銀は△25歩で飛車をシャットアウト。
 成銀を孤立させて後手良し。
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2、▲46歩は△64角が受けにくい。
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3、▲23歩なら
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△45桂がぴったり。
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以下
・▲28飛には△52金引として次に△64角を狙う。
・▲33成銀にはやはり・・・
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△31飛がぴったり。
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【途中経過】
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ここまで、以下▲24歩が成立しない証明をした。
     ↓
ここからは▲46銀と引いて持久戦にする将棋を解説する。

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・▲46銀の変化
再掲下図
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以下▲46銀と引いてくれるなら△74歩と陣形を発展させる。
【大事な指針】
△53金型で攻めをはじき返して、美濃を発展させて、駒組み勝ちを目指すのがこの作戦の第二段階。具体的に銀冠までいけば後手作戦勝ち。←頭に叩きこんでくれ。
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以下▲55歩
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以下
◎△64歩
◎△同歩 を検討する。

◎△64歩の変化
再掲下図
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以下△64歩でも別に後手悪くないんだけどね。
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ただし以下▲54歩と取り込まれた時に
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▲同銀(金)と取った形が…
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先手に仕掛けの糸口を与えている。
以下▲57銀上とされて…
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仮に△84歩なら…
※本筋は△43金▲56銀に△84角だがそれまた難しい将棋。
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以下▲56銀と2枚目の銀を繰り出されてちょっと嫌な形。。
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次は▲55銀右とぶつけてくるので事前に受けるわけですが…
・△63銀は▲55銀右で44の地点を狙われる。
・△43銀は▲66歩→▲67金右で厚みを作られるのが嫌だなぁ。
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△54銀⇆△43銀と屈伸しているうちに、居飛車の陣形がめちゃくちゃ良くなっているので、好ましくない展開。
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【ここまでのまとめ】
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以下△64歩▲54歩と5筋を取らせる指し方は、54銀(金)を目標に動いてくるので、バランスを保つのが大変である(後手悪いわけではない)。
      ↓
こうなるくらいだったら、以下△同歩とスッキリ取って局面を収めた方が分かりやすい。そしてそれこそが、前述した「美濃囲いを発展させる」という構想に沿うものである。
    ↓
ー------------------------------
◎△55同歩の変化
再掲下図
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以下△同歩と取る、取るったら取る。
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以下
◎▲同銀
◎▲55同角 を検討する。

◎▲同銀の変化
再掲下図。
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以下▲同銀
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この銀は、3筋行ったり5筋行ったりとDNAが遊牧民族なんですよね。
そうであれば、「万里の長城」の堅陣を活かして、△54歩ときっちり5筋を治めるべきだと、世界史を学んだ人なら分かるはずです。
※万里の長城…△53金+△43銀型。いずれ後手陣に安定をもたらすだろう。
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始皇帝「ATフィールド全開( ゚Д゚)!
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以下▲46銀と撤退~~。
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そこで84歩。いよいよ陣形を手厚くするターンが回ってきた。
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以下
・▲57銀上
・▲57銀引 を検討する。

・▲57銀上の変化
再掲下図
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以下▲57銀上△83銀▲56銀△72金
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後手は王様の強度が上がったので強い戦いができるようになった。
    ↑
△53金+△43銀でそれまでの時間を稼いだからこそ実現できた。

・▲57銀引の変化
再掲下図。
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以下▲57銀引として4筋の歩を伸ばす作戦もある。
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以下△83銀▲46歩△72金
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以下▲45歩は△73角で後手良し
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銀冠+△73角はめちゃくちゃ相性が良い。

◎▲55同角の変化
再掲下図。
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以下▲55同角には△64金(△64歩でも十分)と出る手がある
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以下▲88角△52飛
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以下
・▲57銀上の活用には△56歩で出鼻をくじく。
・▲35歩△同歩▲同銀には△75歩▲同歩△同金
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以下
1、▲34銀△同銀▲同飛は△73角が見た目以上に厳しい。小駒を拾えば7筋に投入できる。
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2、▲44銀△同銀▲同角は△77歩が盤上この一手。
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以下
・▲同角は、▲53歩の筋が消えたので△49銀でアウト。
・他の手は7筋に傷ができるので先手大変だろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎▲34歩の変化
再掲下図
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以下▲34歩には
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必ず△同飛ととる。
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以下
・▲35歩なら△32飛で後手十分。先手は35歩が負担になる。
・▲26飛には要注意。
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以下△38飛成は▲37銀引で龍が危ない。
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再掲下図。
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ここは△32飛が冷静。
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以下▲36歩と銀を進出する土台を作っても…
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以下△64歩▲35銀の局面は
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以下
・△34歩▲24歩と戦っても後手が指せそう。
・安全に指すなら△22飛。
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以下▲46歩は△34歩で銀が捕獲されるので、先手はこれ以上攻めを継続することができない
    ↓
攻められないと、後手から銀冠に発展されてしまう。
    ↓
つまりそれって後手の勝ちパターンじゃんっていう話。
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【あべしんの感想】
対▲68金直+▲46銀戦法の省エネ対策はコレ。
勉強量50%カット!(笑)。
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↑この局面を迎えたら△同歩▲同銀△45歩の変化にする。

↓何らかの理由で、△53金が間に合う場合は、
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以下△51角と引いて△34歩のATフィールドを展開にする!
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これで後手互角以上だと思います。

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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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