▲69金型で▲35歩~2筋を突き捨てない一直線変化~【46銀左戦法対策3】

◎46銀戦法の王道、▲35歩の仕掛けを今回から検討する。
再掲下図
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以下▲35歩が定跡手順。
 以下▲68金上→別記事
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以下
・△35同歩 
・△32飛      を検討する。


・△35同歩の変化
再掲下図
2020-07-02d.png
以下△同歩と取る人は素直すぎて危うい。▲同銀で居飛車良し。
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以下△34歩としても構わず▲24歩で2筋を突破。
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以下
・△35歩は▲23歩成で先手良し。銀損でも2筋の突破が大きい。
・△24同歩は▲同銀で斜め棒銀成功で先手良し。

かといって再掲下図で
2020-06-30b_20200630202900e62.png
以下△45歩と角を捌きにいく手は一理があるが…この場合は▲33角成△同桂▲34歩と桂頭を攻められてダメ。
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▲33角成を△同桂と取る形は後手いけません。
▲33角成を△同飛と取る形にしないといけない。
そういうわけで定跡書に書いてある王道の変化を検討しよう。
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・王道△32飛の変化
再掲下図。
2020-07-02d.png
以下△32飛が定跡書に書いてある王道の受け方
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これならのちのち△45歩▲33角成に△同飛と取る事ができます。
上図以下▲34歩△同銀。
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以下手段は3通り。
・▲24歩△同歩▲38飛 →2筋を突き捨てて▲38飛
 46銀左戦法の華~▲69金型で2筋を突き捨てる一直線変化~~【46銀戦法対策4】 
・▲38飛△45歩    →2筋を突き捨てないで▲38飛
・▲35歩△43銀▲37銀(引or上)の準急戦→別記事

今日は2筋を突き捨てないで▲38飛とする変化を潰します。
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以下
・△43銀は▲35銀→▲34歩で居飛車の銀が安定するので後手ダメ。
・△22角は▲35歩△43銀▲36飛で次に▲37桂から▲55歩で後手嫌だ。
・△43金に▲34飛△同金▲43銀としてくれるなら△45歩で後手良し。
・ただし△43金に▲35銀△同銀▲同飛△34歩▲37飛!△45歩はいい勝負。
・一番良いのは正々堂々△45歩。卑屈にならず自然な動き(定跡)。
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以下▲33角成△同飛。
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以下
1、▲22角  …定跡書に書いてある有名な変化
2、▲57銀引 
3、▲37銀引    を検討する。
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1、▲22角の変化
再掲下図。
2020-07-02q.png
以下▲22角
※代えて▲88角は△35歩▲57銀引△64角▲55歩の変化を後手が選べる。とはいえその変化も少し居飛車が良いので後手も選ばないと思う。
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以下△46歩▲33角成△同桂▲34飛に△43金がぴったりの受け。
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これは以下▲36飛△44角で後手が優勢になる有名な変化。
上図以下は『四間飛車の急所3巻』21Pを参考にしてください。
※ちなみに上図で▲24歩△同歩の交換が入っていると▲24飛で居飛車良し。
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2、▲57銀引の変化
再掲下図。
2020-07-02q.png
以下▲57銀引は結構大変。知識が無いと振り飛車を良くすることができない。
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以下△43銀が定跡。
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「飛車交換をすれば美濃の堅さが活きる展開だ、まる」と本に書いてある。
以下▲33飛成△同桂。
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以下
・▲31飛は甘い。次に▲33飛成と桂を取っても△44角の返し技がある。
・そこで▲34歩と1歩Payするのが高速道路🚙を走るための料金。
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以下△同銀で銀の位置をずらしてから▲31飛
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次こそ▲33飛成の狙いがある。居飛車は1歩を使って攻めのスピードアップ。
さて、ここから振り飛車は正着を指せますか?笑
私は大学の大会でこの局面を迎えて非常に困った。読めば読むほど難しい気がして時間だけが無くなっていった。家でもっと先まで研究しないといけなかったと後悔。
以下
◎△43銀
◎△44角
◎△42角  を検討する。

◎△43銀の変化
再掲下図
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昔の定跡書や将棋講座では以下△43銀で後手良しと書いてあった記憶がある。
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以下▲33飛成△44角までは分かる。
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以下
・龍が逃げてくれれば▲99角成で後手優勢なのだが、
・シンプルに▲同龍△同銀▲22角にどうするか。
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以下
・△53銀
・△35銀 を検討する。

・△53銀の変化
再掲下図。
2020-07-02v.png
何も考えずに指すなら△53銀(金銀四枚の美濃を構築)が普通だが…
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以下▲11角成と攻め合われて嫌なところがある。
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というのも以下△27飛に▲37桂が気持ちの良い活用
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以下△36歩と追いかけた時に▲45桂が絶品。
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現役生がラストスパートで浪人生を追い抜いていくイメージ。
数手前に引いた△53銀が悪手になっており後手まずい。

・△35銀の変化
再掲下図。
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ここでは王様から離れて変な感じがする△35銀が正解。
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これなら以下△27飛▲37桂に△46歩と攻め合いにして互角の戦い。
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先手はどこかで▲95歩を入れて勝負にくる。
簡単ではない将棋だ。

◎△44角の変化
再掲下図。
2020-07-02t.png
さわやかに△44角も考えられる。
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以下▲66角△同角▲同銀△44角と急所のラインに打ち直す。
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これでドヤぁ!としたいのだが先手は0手で▲66銀を指しているので悪いはずがない。以下▲22角とされてどうするか。
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以下△43金と桂馬を守るのは絶対ですよね。
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以下▲11飛成△27飛▲13角成△35歩で3筋の傷を消す。
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△35に歩を打たないと、▲35歩で振り飛車の連結が崩れるところだった。後手はなんとか△29飛成を間に合わせれば戦える。しかし上図以下いきなり▲65香という手もあるのでなかなか大変だなぁという印象。私なら選ばない変化。

◎△42角の変化
再掲下図。
2020-07-02t.png
以下△42角と桂馬を守りながら飛車取りに打つのが最有力
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以下▲11飛成に△28(27)飛と打つ。
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これで後手優勢に見えるが気を付けないといけない攻め筋がある。
以下
・▲22竜
・▲55歩 を検討する。

・▲22竜の変化
再掲下図
2020-07-02h_20200702073102191.png
たとえばぼんやり▲22龍。
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以下△29飛成は▲44香が刺さる。
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以下
・△64角は▲33龍で桂馬を取られてさらに銀取り(>_<)
・△43桂は▲32角と足されて状況が悪化している説まである。

したがって、再掲下図では
2020-07-02i_20200702073103346.png
△43銀と先に受けておくのが正解です。
2020-07-02k_20200702073043d81.png
相手の狙いを察知
  ↓
事前に受ける
  ↓
この繰り返しを振り飛車はやらないといけないので時間を消費する。
  ↓
急戦の将棋はそこが怖い。

・▲55歩の変化
再掲下図。
2020-07-02h_20200702073102191.png
筋とばかりに▲55歩と突いてくる方もいる。
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以下
・△同歩は▲54香△62金寄▲41龍と攻めが続いて先手良し。
・単に△25桂 
・△29飛成▲54歩を入れてから△25桂  を検討する

・単に△25桂の変化
再掲下図
2020-07-02l_20200702073045d84.png
以下△25桂は…
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待ってましたとばかりに▲37桂!
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取ることができたはずの桂馬に逃げられてしまった。精神的ショックで負けてしまうパターン。これはまずい。

・△29飛成の変化
再掲下図
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以下△29飛成と桂を削って→▲54歩に→△25桂が正しい手順。
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桂馬を跳ねたことで次に△33角(龍香両取り)の筋を狙っている。上図以下それを防いで▲44角には△43銀がぴったりの受け。
2020-07-02n_20200702073048ba5.png
以下▲22角成△54銀▲56香△55歩▲同香△同銀▲同馬△84香。
2020-07-02l_20200702231228f4e.png
▲55馬も好位置だがこの香車も好位置。次に△87香成を狙っているので以下▲59銀(▲39歩には△36歩が厳しい)に△46歩が軽手。
2020-07-02m_202007022312297ca.png
以下
・▲同歩は△37桂成→△47歩のと金攻め。
・▲同銀は△48歩▲同金△19龍で十分。
・▲同馬は△33角の龍・香両取りのラインが復活!

これでようやく「後手良し」と自信をもって言えそうである。

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3、▲37銀引の変化
再掲下図
2020-07-02q.png
以下▲37銀引は完全に互角
銀を37へ引かれると△64角で決まる将棋ではなくなる。
2022-08-27a_20220827105031eeb.png
以下△32飛と形を整える。(▲22角を防いだ)。
2022-08-27b_20220827105033339.png
居飛車はどのタイミングで▲66角を打つか。
以下
・▲57銀△43銀▲66角 
・▲66角 を検討する。

・▲57銀の変化
再掲下図。
2022-08-27b_20220827105033339.png
以下▲57銀には…
2022-08-27f_202208271050398ae.png
すかさず△43銀と飛車先を通す。
2022-08-27h_20220827105042510.png
以下
・▲28飛は△64角で後手良し。
・▲66角は△44角とこの地点で受けることが出来るのが後手にとってうれしいポイント。
2022-08-27i_2022082710504581b.png
形勢は互角だが、飛車先が通っているので後手指しやすい。

・▲66角の変化
再掲下図
2022-08-27b_20220827105033339.png
以下すぐに▲66角はなかなか嫌な手。
2022-08-27c_20220827105034b10.png
以下△33角しかない。
2022-08-27d_20220827105036761.png
そこで以下▲57銀△43金
2022-08-27e_20220827105038ed9.png
以下
・▲68金上
・▲33角成 を検討する。

・▲68金上の変化
再掲下図
2022-08-27e_20220827105038ed9.png
以下▲68金上は上部を手厚くして後手の出方をうかがっている。
2022-08-27j.png
手を渡されると後手としてもどうするかヒッジョ~に悩む。
以下△44金くらいか。
2022-08-27k.png
もはや捌くというよりも押さえ込む将棋になる。
以下▲88角△35歩▲28飛△64歩
2022-08-27l.png
居飛車の仕掛けは封じた。
しかし後手もどう指していくのか難しいね~。

・▲33角成の変化
再掲下図
2022-08-27e_20220827105038ed9.png
以下▲33角成△同桂
2022-08-27p.png
角を交換してくれれば後手の陣形が活きそう。
以下▲66銀(△44角&△64角を緩和する手)。
2022-08-27q.png
以下△25桂!▲28銀△53角(▲26歩を防いだ)
2022-08-27m.png
以下▲27銀(次に▲26歩)なら△64角
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以下▲55歩△同歩▲65銀△53角
2022-08-27o.png
以下▲26歩なら△37歩から△64歩で銀を取りに行く。
いい勝負だと思う。少なくとも後手悪くはないはず。

□あべしんの感想
▲46銀戦法は攻めたい人がやってくる作戦である。
2020-07-02q.png
したがって、以下▲22角や▲57銀引は理解できる。
でも▲37銀引って指してくる奴いるのかな?笑
2022-08-27a_20220827105031eeb.png
こっちに銀を引くのはいったん攻めを諦めてますからね~~。
指せばまぁ、難しい展開になるのですが振り飛車が勝ちやすいと思います。
居飛車としてはこうなるんだったら別の作戦を選んだ方が良いって思う人がほとんどだと思うな~~。
ー--------------------------
次回。
さっき私は▲46銀戦法は攻めたい人がやってくる作戦であると言った。
2020-07-02k.png
本当の攻め好きなら…
以下▲24歩△同歩▲38飛とより激しくなる変化をやってきそう。
2020-07-02o_202007020730491ad.png
というわけで私も実は自信がない、上図の変化をとりあげる。
46銀左戦法の華~▲69金型で2筋を突き捨てる一直線変化~~【46銀左戦法対策4】
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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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