GWなのになんで私はこんなに疲れているのでしょうか。
24をやっても点数は下がるばかり。
でもさすがに2300切ったあたりで危機感を覚えた。六段を目指すどころか2300ないのはあかんやろと。弟子達にも2300は最低限でそれ以上ないと全国入賞も奨励会も全て運の世界、夢のまた夢なのでと言っているところ。
5/6も廃指しをしてしまった、夜中に12局くらいやったかも。
でも学生の頃はそれくらい普通にやってましたよね~。
正直、5局目こえたあたりから目がかすんできて、コーヒーとオロナミンCを飲みながら指していたら色々とひどいことになった。ラストの将棋は必勝だったが詰みだと思って踏み込んだらこっちが詰んでいたという意味のわからない展開でさすがに寝る事を決意した。
さて、5/7本日は県選手権大会。
拙者、内陸地区予選の予選ブロックで敗退したため記録係での参加であります。
メディアタワー集合は8時50分なので家を8時半に出れば十分間に合う。
時刻は7時45分。
やるか~~~!!!(笑)
24やっちゃうか~~~!!
くっっ、朝なので電脳戦士しかいない・・・↓
ちっくしょうおお、早く人間来い!誰かこい!!
更新タブをペチペチペチ!!!
ぺ~ち、ぺちぺち、ぺ~ちぺちpち…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
というわけで1局指して早く終わらせるために堅く囲ってめちゃくちゃな仕掛けでミスをしてもらうという何の意味もない将棋を指して点数を稼ぎました(あひゃ)。
すると相手もげんなりしたのか粘らないで投了してくれたので点数ゲット!
よっしゃー--、もう1局いけるのでは?
もう1局いけるのでは( ゚Д゚)?
と思ったが、ゴミの日だったことを思い出してさすがにやめた。
ゴミ捨てからの会場メディアタワーへ。
さてさてさて、2年ぶりに県選手権が開催された。
この大会は、全国に繋がる大会ではないのでなんとなく若手が活躍するイメージがある。
過去を紐解くと、
・2002 あべしん(酒田西高3年)3位
・2005 KD田くん(酒田西高2年)優勝
・2012 おがっしー(山形東高3年)3位
※2015 OKB全国高校選手権者(鶴岡南高3年)アマ名3位
となっている。
この大会の上位3名は東北六県大会の代表決定戦すなわち県将棋最強戦に出場することができる。
その最強戦は、県名人戦上位3名+県選手権上位3名で争われる。
先の県名人戦では、1位ほまみーくん、2位Y田くん(山大4年)、3位H田君、4位M着君(中3)という順位になった。
そんでもって名人戦の上位4名は今回の県選手権にも出場する。
ほまみー君・Y田くん・H田くんは最強戦の出場が決まっているのでもし選手権で誰かが3位内に入賞した場合はダブりなので、県選手権4位の人または県名人戦4位のM着くんが代表濃厚となる。
そうした水面下での最強戦出場レースもあり、今大会は非常に面白いことになると思っていた。
【あべしんの注目ポイント】
1、大学生の動向。
◎5/3~4 大学生の春大会(団体は5人制)
ほまみー君&つちやん卒業で山大は大幅に戦力ダウンかと思われたが、
・2022宮城県竜王戦2位 小N君(宮城で六県代表歴有)
・2022宮城県竜王戦ベスト8 H谷君
が加入したのでアマ名2位のY田くん(山大4年)と合わせて東北大に対抗できるプランができた。
全国学生女流名人戦7位のサエー=アントワネット様も降臨する総力戦となり、どうなるかと注目していた。結果、新戦力が2つ勝って某Y田氏(山大4)が負けて全国を逃すという事態になった。あひゃー。
◎5/5~6 個人戦(全国学生名人戦出場2名)
山形からはY田氏(山大4年)とO空氏(東北学院3年)がベスト4に残った。あと1回勝てば決勝進出で全国行き。Y田氏、またしても届かず…。
O空氏は勝って全国へ羽ばたく。
さて、このY田氏とO空氏も県選手権へ出場する。
ふたりとも疲弊していることに間違いないが、
・Y田氏は悔しさをばねにここで優勝
・O空氏は東北学生準名人の勢いを活かしてそろそろ3位以内に入ってくる可能性があると思っていた。
2、優勝候補ほまみー君の疲弊
ほまみー県アマ名人が5/3~4に四日市へレーティング選手権で遠征しておりこちらも疲弊している可能性がある。ポカでるか?
3、中高生の活躍は?
・M着君(中3・全国中学生名人戦ベスト8・県名人戦4位)
・A在君(鶴高専1)
・ねこP少年(山形東高校2年・全国中学選抜4位)
・I泉くん(寒河江3年・県高校2冠王)
正直厳しいだろうなという辛い見方をしております。上位のメンバーから使う戦法なども含めて適応される段階にきている。
また、各地で大会が始まっておりエンジンがかかってきたベテラン選手や大学生も多い。その状況でどう勝っていくか、なんとなく若手選手のプレミアム感が薄れてきているのではないか。
4、A在君まさかの…
鶴高専に入学したA在君。
高専生でも高校選手権など出れたはずなのだが、今年から高専大会にしか出れないという規定が出来たらしくあひゃ。高専大会も伝統ある大会なのだがこれはあひゃですね。I泉氏(寒河江3年)がここぞとばかりに
「高専ってなんかカッコいいですね。呪術高専みたいな感じで」と言っていたのが面白かった。
↑彼は今日も呪術廻戦のリュックで来ていた。
【抽選からの大会開始】
抽選でAB2組に分け3R戦って上位2名が準決勝へというシステム。
県名人戦ではA組が鬼のような状態になり、B組は県代表経験者が1人だけという感じでかなり偏った。
今回の県選手権、
A組 ねこP少年、M子五段、H田五段、M着県名人4位…
B組 H本四段、O空東北学生準名人、Y田県名人2位、I泉県高校2冠王、ほまみー県名人…
まぁ~、こんな感じでB組がちょっときついかなというくらいでまずまず均等ではというのが感想です。
◎予選1回戦
県名人4位M着君(中3)が78歳のS藤Kさんに敗れ予選通過は厳しくなった。
H本四段vsO空氏の将棋は私が棋譜をとった。O空氏の得意パターンが決まって完勝。これが続けばO空氏の3位以内ある。
ほまみー県名人vsI泉氏は、アマ名人戦の予選1回戦と同じ。
ここもほまみー君が勝利、I泉氏はげんなりしていた。
◎予選2回戦
ねこP少年がM子五段に勝って2連勝。これは大きい。
M着少年vsA在少年はM着君勝ち、必勝形だったがA在くんの猛追で最後負けまであったと思われる。感想戦でH田五段、ねこP少年などなど他多数の県強豪から「さすがにこれはやばいでしょ!!」と総ツッコミされていた。
◎予選3回戦
IGRSさん(酒田)とH本さんの棋譜をとった。戦型は四間穴vs居飛車穴熊。定跡っぽい形に進んだのだがIGRSさんが研究してないのに超研究大事な変化に飛び込んであひゃになってしまった。朝、「Y寺さんの代わりに優勝してください」とIGRSさんにお願いしたんですがダメでしたか~~。
東北学生準名人O空氏は2回戦でY田くん、3回戦でI泉氏に敗れ1-2で予選落ち。あひゃ!!
A組2連勝対決のねこPvsH田五段戦はH田五段が完勝。
H田五段1位通過、ねこP少年が点数で2位通過。
B組2連勝対決は、Y田五段vsほまみー君。
Y田五段の研究が炸裂して、そっから紆余曲折あったが、終盤でほまみー君が間違えてY田君勝利。Y田君はこれ負けると点数で予選通過できない可能性があったので地力で予選通過をきめた。ほまみー君は負けてもほぼ確定だったとか(計算してないのでわからん)。
Y田君1位通過、ほまみー君2位通過。
◎本戦決勝トーナメント
H田五段(A1)vsほまみー県名人(B2)
Y田四段(B1)vsねこP少年(A2)
H田五段・ほまみー君・Y田くんは県名人戦の1~3位でもある。
県最強戦の枠は6名なので・・・
1、ほまみーくん(名1・選4位以上)
2、Y田四段 (名2・選4位以上)
3、H田五段 (名3位・選4位以上)
4、ねこP(選4位以上)
5、M着くん(名4位)
6、県選手権または県名人戦5位
ねこP君とM着君の県最強戦出場がこの時点で濃厚。
そして6人目は誰になるのかという話も浮上。
県名人戦の5位はM本くん(山形東高2年)。
県選手権の5位決定戦は、I泉君vsM子五段である。
どうなるのか!?
◎準決勝以降
・Y田君vsねこP少年→ねこP少年勝利。
Y田君がここでGWの悔しい流れを晴らして優勝するパターンあると思ったらナカッタ。
🐱ねこP少年決勝進出!
さすがに予想していなかった!
・H田五段vsほまみー四段
H田五段が序盤からいきなりほまみー君に殴りかかる!
ひえ~~、H田くんってそういう人だとは思わなかった~~。
ほまみー君、振り飛車代表として毅然とした態度で受けて勝ち。
※全部将棋の話です。
ほまみー県名人が決勝進出、2冠達成なるか。
◎決勝 ほまみー県名人vsねこP少年(山形東高2年)
ほまみー君が年下の挑戦者に「嫌だな~まだこの大会優勝してないのに先越されたらいやだな~」と言っていた。
私が「そう、いつの間にか下の世代が来て優勝していくんだよ。そうやって自分の時代は終わるんだ」と教えてあげました。
まぁ、ほまみー君は実力者なので仮に負けてもそんな事にはならないので心配ないが。
将棋は、ほまみー君得意の四間にねこP少年得意のエルモ。
ソフトを使うと四間の受け方はまずこれで互角と出る。おそらく皆が知っている。
↓
問題はその後で、ねこP少年の仕掛けがソフトを使っても振り飛車側からは発見できない筋なんですよね。
↓
これはなかなかうまくて振り飛車の受けに徹した陣形へさらに力をためていく指しまわしは絶品。実は以前同じような仕掛けでねこP少年に私も潰されたことがある…。
↓
したがってこれは、ねこP少年ワンチャンあるのではないか!
いや、ねこだからニャンチャンあるが正しい言い方か。
↓
しかし相手はほまみー君で研究範囲かもしれない。どっちが読み勝っているんだ~という話。徐々にねこP少年が良くなっていっているような空気を感じた。
↓
終盤。次の1手のような飛車捨てが決まり…
🐱🐱🐱🐱🐱
ねこP少年が勝ってしまった!
🐈🐱🐈🐈🐱
さすが 終 盤 八 段 や~~!!あの寄せは記録係のT橋奨励会員も見えていなかった(豪快すぎて)。
ねこP少年は朝、20分以上かけてチャリで会場まで来た。
終盤もまた快走だったよね~。
最近私がねこP少年のエルモに負けまくっているのも不思議じゃなかったってことでがよくわかった…。
ねこP少年が2005年のKD田君以来の快挙、高校生で県優勝を達成。
おめでとうございます。
ねこP少年は中1で全国中学選抜4位になって以降はいまいちアレだった。高校生になってからは勉強が忙しいのか、将棋をやっている感じには思えないような研究不足やポカをすることも増えてきたがここにきて一般大会優勝とは持っていますね~。
◎県選手権順位確定
1位 ねこP少年(山形東高2)
2位 ほまみー県名人
3位 H田五段
4位 Y田くん
5位 I泉くん
ほまみー君が
「なぜねこP少年の勢いを準決勝で止めておかなかったのか」
「ねこP少年が決勝に来るなんて心の準備が出来ていなかったぞ」
と、山大の後輩Y田くんを口撃していた。
◎県最強戦出場者を発表
山形新聞の担当の方が名前を読み上げる。
日本代表のメンバーを選ぶような緊張感が好き。
既に代表内定している人も呼ばれてホッとするのではないか。
第1順位 ほまみー君(名1・選2)
第2順位 山東高2・ねこP少年(選1)
第3順位 山大生・Y田君(名2・選4)
第4順位 H田五段 (名3・選3)
第5順位 中3・M着君(名4)
最後、第6順位は?
「 寒河江高校3年・I泉K君 !」
こういうことでしょうね。
・M本君(高3)→県名人戦5位+県選手権地区予選敗退
・I泉君(高3) →県名人戦予選1勝2敗+県選手権5位
ますます内陸地区予選でのくじ運は大事ですね、紙一重。
最強戦は戦う前から順位が決まっている!
同率で並んだ場合は上位が代表となる。
したがって下順位はとにかく勝たないと東北六県大会の代表3枠には入れない。
あと新聞に結果がリーグ表で載ると記憶しているので全敗すると真っ黒になる。
【記録】
・県最強戦を高校生で優勝したのはOKB全国高校選手権者(高3)。
・県選手権を高校生で優勝したKD田君は2位?だったと思われる(たぶん)。
・県選手権3位→最強戦3位で代表になったのは当時山東3年だったおがっしー君。
・私は高校時代に県選手権3位で最強戦に出ましたが代表なれず。
・ねこP少年が県選手権優勝→県最強戦を優勝すれば歴代最高成績の高校生になる。
・M着君が中学生代表になればおそらく史上初だと思う。
ほまみー君が中学生のとき推薦で最強戦に出場したけど私が居飛車穴熊を使って彼の四間を決め打ちしてボコボコにしました…。
県最強戦は当たる人が決まっているので相手の弱点の戦法を研究しやすいので誰にでもチャンスはあると思う。
◎県ランキング更新
・ほまみー君3大会連続入賞で圧倒的な強さ、この勢いは止まりそうにない。
・ねこP少年は、県高校選手権を獲る前に県将棋選手権(全年齢対象)を獲った男として語り継がれると思う。
・Y田くん、H田君も2大会連続入賞と存在感を示す。
・特にY田くんは近年まれにみる安定感である。
・ほまみー君、ねこP少年、H田君、Y田くん、M着くんは県最強戦というボーナスステージがあるのが羨ましいな~。
・Y寺五段が仕事の関係で大会自体に出ていないのはちょっと寂しいね。
・N川七段の猛追が目に見えているので県ランキング中盤戦以降も目が離せない!
以上、お疲れさまでした。
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