□1回戦 チーム世界史(内陸1位)vs 山形大学工学部(置賜地区)
大将 I泉くん(高2) vs Y田くん
副将 あべしん vs SS木くん
先鋒 サエ―氏(大1) vs S藤Hくん(県アマ名4位)
ここは大将戦が鍵。SGE高校の先輩後輩対決であべしん道場ではI泉氏が大幅に勝ち越している。ここをI泉氏がいつものように霹靂一閃で勝つ事で出来ればいける!私が副将戦をとりにいくので2勝。先鋒戦はS藤君はかなり強いのでここはしょうがない。2-1勝ちというプランで期待勝率は6割以上あると思っていた。
□副将戦 vs SS木くん(置賜・山大工学部)
後手が私。
以下、△72金が普通だがわざと△73銀とあがってみた。
ここで▲36歩なら結局△72金と上がるのだが仕掛けてみれば?という誘いの隙、序盤のジャブ。すると以下、▲65桂、82銀、84歩、同歩、同飛、72金と本当に仕掛けてきた。
これは先手の玉形がひどいので正確に指せば後手が良くなると思った。以下、▲74飛。
これもすごい手です。とはいえ、先手は7筋に歩がきかないのでここで確実にリードを広げる手があるはず。以下△73桂、55角。
すでに△73は枚数が足りている。よりリードを広げるにはということでテクニカルな△64歩や△81歩を読むために長考する。
▲ △ ▲ △ ・・・ ←読みを入れてます
▲ △ ▲ △ ・・・
▲ △ ▲ <負けました。
△▲!? えっ( ゚Д゚)!!
左を向くと、I泉氏が投了しているではないか!
おいおいおいおい!
右のサエ―氏の将棋を見るとまだ終わっていない、サエ―氏頼むぞぉぉぉ~
結局、上図以下、平凡な△64角を選択。
以下、▲84飛、55角、同歩、65桂、同銀、83銀、34飛、55飛。
これが厳しい手だと思った。
筋に入ったのもそうだがSS木くんがあっさり土俵を割ってくれた。山大工学部のプラン通りという事か。すでに先鋒戦が終わっていたので結果を聞いてみるとS藤Hくん(山大工学部)勝ち。サエ―氏、残念…。
チーム世界史1-2負け。
I泉氏とサエ―氏から「すいません」と謝られた。
いや、大丈夫。これはありえる事だ。次、勝てばよい。
□1回戦 新プレッシャーBoys(内陸4位)vs 亀ヶ崎将棋研究会(酒田)
大将 M着くん(中2) vs 山寺五段←Y寺じゃなくていいよって言われました!
副将 A井くん(小6) vs H田五段
先鋒 S野G少年(中3) vs W辺四段
先鋒戦は2大会連続でこのカード、W辺四段が勝つ。
亀ヶ崎将棋研究会の大将と副将は県大会優勝複数回の山形を代表する強豪。きついだろうなと思ったが…
大将M着少年が秋祭り大会に続き山寺五段に勝ってしまったぁぁぁぁ!
内容は全然ダメだったらしいけど最後に頓死させたとのこと。それでも十分すごい。
とはいえそう奇跡は続くまいと思っていたら…
なんと副将A井少年がH田五段に勝ってしまった…。
いくらなんでもそれは出来すぎでは、と思った。
一体何が起こっているんだ。
1回戦、2-1で新プレッシャーBoys勝利。
対戦表が貼ってある掲示板に行き、結果を指差して亀ヶ崎研究会の先鋒W辺さんに「あはははは」と笑った。W辺さんは「んだなやの~」とちょっと声のトーンが落ちていた。
2回戦でチーム世界史が新プレッシャーBoysに3-0で勝てば予選ブロックを混沌とさせることができるので面白くなってきた~と思った。
しばらくして、
対戦表を見に行くと…
( ゚Д゚)いや、ダメじゃん!!
と叫びたくなった。
何が悲しくて2連敗予選落ちをかけて最強の亀ヶ崎研究会(酒田)と戦わなくてはいけないのだ・・・。
せめて、ここで新プレッシャーBoysならワンチャンあっただろうにぃぃ。
いや~~~、短い青春だったなぁ。
相手も後が無いので本気の本気で来るだろうなぁ…。チーム世界史、歴史の闇の中に消える可能性大!
最悪のくじ運→午前中のうちに予選落ち確定は、前回大会と同じパターン。この運命から逃れられないのだろうか!?
□2回戦 チーム世界史(内陸1位)vs 亀ヶ崎将棋研究会(酒田)
大将 I泉くん(高2) vs 山寺五段
副将 あべしん vs H田五段
先鋒 サエ―氏(大1) vs W辺四段
プランは…総力戦です。
実は私、山寺さんと原田くんにここ数年1回も勝ってないので多分10連敗くらいしていると思います。勝てる気がしません!しかしそんな事も言ってられない、まずは勝たないと話にならない。
I泉くんは県朝日アマで山寺五段に勝っているのでワンチャンある気がする。
サエ―氏は秋祭り大会でW辺四段に負けているがそこから対策を作っていればもしかしたら…。
とにかく総力戦でぶつかりにいく、これしかない。自分もここは本当に全力でいくと心に決めました。
□2回戦副将戦 vsH田五段(酒田・亀ヶ崎将棋研究会)
後手が私です。
H田くん得意の趣向の序盤だが、狙いは大体いつも持久戦模様の力戦なので、早い段階で先手からの仕掛けを警戒する必要はない。ここで何かやってくるのかと深読みして時間を使うとペースにハマってしまう。サーっと指して進んで下図。
H田くんの▲46銀+37桂+26飛はかつてないくらい現代調だ。上図以下、離れ駒が出来た瞬間に△62銀。
以下、▲78銀。
なるほど~雁木では進展性が無いとみているんですね。しかしこの瞬間は1歩入れば△75歩があるので後手は動きやすい。なので△33桂と揺さぶってみる。
▲24歩で自信はなかったが、歩が入るので△75歩から勝負すれば勝ちやすい展開だと思った。これくらいならウェルカムである。H田五段、少考後▲67金だったので△45桂と左桂を捌くことに成功。
これは後手良くなったと思った。とはいえ振り飛車なのでこれでようやく互角以上くらいの感触。以下、▲86歩、73銀左、29飛、37桂成、同銀、45歩、48銀、33角。
金銀四枚美濃+左桂捌いた+33角も活用でこれで悪いわけないよな~と。しかしいつもここから自爆するんだよなぁ。以下、▲35歩、同歩、同角。
ここで△44角、同角、同飛は39飛でおかしくなる。
再掲下図。
やはり形勢はいい勝負なんだろうな~と思った。
以下、いったん△43飛と浮いた。
対抗形の技術戦で負けるわけにはいかない。
以下、▲34歩と打たせてから44角とぶつける。
以下、▲同角、同飛、33歩成、46歩!
これは 風の捌き が決まっちゃったんじゃないでしょうか。
▲33にいると金が先手にとって重い駒になっているのに注目だ。とはいえさすがH田くん。以下、▲35角、45飛、46角と粘り強く指すのでなかなか楽にさせてくれない。
この局面は絶対何かあると思った。飛車が良い位置にいるので7・8・9筋をうまく絡めて玉頭から潰すことはできないものか・・・。△83桂は▲87桂だしな~~。うーーーーん、組み合わせで何か起こるはず!ここで長考。しかし…良い組み合わせが出てこない⌛
そんなはずはない、⌛⌛
絶対ここで何かあるだろ~~~⌛⌛⌛
と信じて時間を投入したが見えてこない。
困ってしまい上図以下、△55歩、39飛、56歩、43と、75歩で下図。
上図以下▲同歩、76歩、同金、38歩、59飛。
超・絶・感・触・悪・シ
後手自ら7筋に傷を作り、歩を相手に渡し、いつの間にか歩切れになり、その上代償もないという悲惨な局面になった。My超絶感触悪史に残る呪いの手順になってしまった。進んで下図。
投了!!中盤まで大優勢だと思っていたが完封負けになった。
感想戦、H田五段から解答を教えてもらった。
H田五段「△36桂で終わってましたね」
ええええ、何その感触悪シな手は( ゚Д゚)!?
いや~、一瞬その手は見えたけどそっちに桂馬使うのがいいの?
以下、▲37銀、38角、36銀は…。
△46飛、同歩、29角成で後手必勝!
あひゃーです。こっちに桂馬使うのは玉頭が急所という先入観があったのでまったく深く読まなかった。でも、玉頭で良い手が見えなかった時点で急所と反対側のこちらの筋を読まなきゃいけなかったと猛省。
しかもH田五段に「棋風的に絶対これは指さないと思いました」と自信満々に言われてしまった。まぁ確かに指さないなこれは(笑)。
同じく筋良しがウリの三間党やましゅー先生も△36桂は見えないし指せないと言ってましたねぇぇぇ。
はぁぁぁ、1局勝つには筋だけではダメでどこかで感触悪シの手でもベタ読みで好手にしないといけない。それが出来ていなかったし、嗅覚もなかった。
強い人と指すと自分の足りない部分が見えてきて勉強になる、どっと疲れますが…。
結果を確認すると、
大将I泉くんも山寺五段に負け、
先鋒サエ―氏も懸命に頑張ったがW辺四段に負け。
チーム世界史0-3ストレート負け。
2連敗で予選敗退が決まってしまった・・・。
なんだこりゃぁぁぁぁぁ・・・
こんな結果になるために10月から毎週将棋をやってきたわけではないのになー。
□2回戦 新プレッシャーBoys(内陸4位)vs 山形大学工学部(置賜地区)
大将 M着くん(中2) vs Y田くん
副将 A井くん(小6) vs SS木くん
先鋒 S野G少年(中3) vs S藤Hくん(県アマ名4位)
勝ちvs勝ち同士の対戦で勝てば2連勝で予選通過確定となる。
新プレ坊や達にとってはここも厳しい相手。山大工学部にとっては亀ヶ崎研究会と当たる前に予選通過を決める大チャンスがきているという心境だろう。
山大の理想は、先鋒戦でS藤H君が勝ち、大将戦でY田くんが決めるというプランだか。1回戦に続いて山大工学部のオーダーが当たっているような感じがする。
しかし、勝負はやってみないと分からない。
A井少年が勝って、新プレ坊やズが1勝目。
↓
Y田くんが急所の将棋を制して1-1。
これは山大工学部勝ちパターンかと思いきや…
↓
なんと先鋒のS野G少年がS藤H君に勝ってしまった( ゚Д゚)
ええええええ~~~
前回大会の地区予選でこのカードはS野君勝ち→県大会で本気を出されて負けたのでダメかなと思いきや、今年勝つんですね~。
S野くんの値千金の1勝で2-1で
真・プレッシャーBoys
となり2連勝で予選通過!
山大工学部大将Y田くんは、「それはあかんやろ~~~」と思ったのではないか(笑)
山大工学部は3回戦で予選抜けをかけて超本気の亀ヶ崎将棋研究会と戦う事になる。これは…終わったのでは?笑
もうすぐ、山大工学部もチーム世界史の仲間入りだよ!
一緒に歴史の海に沈もうぜ。ダイブ! ダイブ!!
□昼ごはん メディアタワー食堂
弁当が支給されました。
チームメンバーのI泉氏とサエ―氏とレオナルドしました(最後の晩餐的な意味で)。
なんていうか…
心の底から黙食だったなぁ( ;∀;)
こんなことになるなんて…I泉氏も相当ショックを受けている。
私もなんていうか、話のネタが出てこなかったので、ついつい
「何か運動はしておられるんですか?」
とわけのわからない質問をサエ―氏にしてしまう。
すると「卓球をしていました、今もたまに中学生に教えています」と…。
そうでしたか…「教えられるくらい強いんですか?」と聞くと、
中学時代地区大会優勝したとのこと。
結構ガチで卓球やって山形東も入ったのか!それはすごいなー。
「I泉氏は?」と聞くと、
「(体育の)サッカーを」と答えた。
サエ―氏が「ふ…」と笑ったような気がしたがあれはどういう意味だったんだろうか。 まぁもう何でもありだよなぁ…。
I泉氏から「あべしんさんは?」と聞かれ、
「え、何も…」と言ったら
I泉氏から「ふ…」と嘲笑されたような気がした。
俺たちは一体、何トークをしているのだろう…。
しばらくして、I泉氏が
「俺は来年受験なんで出れないですが、強くなって、
2年後にシャボンディ諸島で会いましょう」
と言った。
いや…普通に後半聞き取れなかった。
「もっかい言って?」と言うと
「シャボンディ諸島」と言った。
そんな世界史用語あったっけ?と思いサエー氏の方を向いたら、
サエ―氏がポンと手✋✊を叩き、「ワンピースか…」と言った。
ああああそっちね、そっちの話ね!
てか…
「知ってるなら何で反応しないの?サエ―氏w」
I泉氏は「あぁぁぁ~」と全体トークですべった事にさらにショックを受けていた。
そしてI泉氏の弁当が減っていなかったので
「じゃ、先行ってるわ」とI泉氏を放置して会場へ戻りました。
もう滅茶苦茶です(笑)
会場に戻ると、チーム山東M本N君が『時代と流れで覚える!世界史用語』で勉強をしていた。
チーム山東先鋒K谷くんが「あれは入隊希望ですね」と言っていたので、なるほどと思い「M本くん、チーム世界史に入隊希望ですか?まぁもう予選落ちしたけどねーー」と話しかけると明日世界史のテストがガチであるとのことだった!俺が代わりに受けようかっ!
□予選3回戦の取り組み
Bブロックは、さがえSTとチーム山東が2連勝で予選通過確定。予選3回戦は2連勝対決と新庄シニアチームvs三川将棋研究愛好会の2連敗対決である。
Aブロックは、2連勝で予選抜け確定の新プレッシャーBoys vs 2連敗で予選落ち確定のチーム世界史A。
そして、唯一アツい対局が1-1同士で予選抜けをかけた亀ヶ崎将棋研究会vs山形大学工学部である。
大将のI泉氏から「最後は勝ちましょう」と前向きコメントが出た。
うーん、そうですねぇ。最後にあべしん道場のお兄サンズ&お姉さんズの力を見せてやろうかねぇ。
□予選3回戦 亀ヶ崎将棋研究会(酒田)vs 山形大学工学部(置賜)
大将 山寺五段 vs Y田くん
副将 H田五段 vs SS木くん
先鋒 W辺四段 vs S藤Hくん(県アマ名4位)
1-1同士、予選抜けをかけた大一番。
負けた方が早々に酒田バックor米沢バックの仕打ちをくらってしまう。
結果、
先鋒戦を山大工学部が制し、副将戦を亀ヶ崎研究会がとり1-1。
大将戦が鍵となったが、山寺五段が勝利して2-1。Y田くんは、I泉くん(世界史)・M着くん(新プレ坊やズ)ととりこぼさずにここまで来たが最後はベテランに討ち取られてしまった。
山大工学部、初戦を勝ったところでは完全に予選通過の流れがきていたが1-2で予選落ちが決まった。あひゃ!!
□予選3回戦 チーム世界史A(内陸1位)vs新プレッシャーBoys(内陸4位)
大将 I泉くん(高2) vs M着少年(中2)
副将 あべしん vs A井少年(小6)
先鋒 サエ―氏(大1) vs S野G少年(中3)
わたし、A井少年には県朝日アマでも普通に負けており、9か10か11連敗くらい(もう負けすぎて分からなくなった)している。
勝てる気がしないので、ここと当たったら大将と先鋒で勝ってもらいたいと11月くらいから言ってました(笑)。
特に先鋒戦のサエ―氏が🔑だと思ってました。
□3回戦副将戦 vsA井少年(新プレッシャーBoys)
後手が私です。
大優勢になった、まぁ序中盤は経験値の差がありすぎるので9割私が良くなるんですよ。こっから私はいつも自分との戦いできっちり決められるか。
A井少年も「それで本当に決まっているんですか?決まらないなら許しませんよ」というギリギリの対応で返してくる。そこを突破する正確な読みが求められるので私にはハードルが高い(笑)。しかもA井少年の場合、「決まらなければあなたの攻めは切れ筋ですよ」という攻めを呼び込む受けもしてくるのでこちらも優勢なはずなのに精神的に楽にしてくれない。いやー、心が鍛えられます(笑)。
途中、大将戦I泉氏が⚡霹靂一閃⚡でM着少年に勝ったのが分かった。
これで1-0。
先鋒戦、サエ―氏戦はまだ続いている。
進んで下図。
色々と攻めを間違えたがここははっきり後手勝ちだと思った。第一感、上図以下△25歩、同銀、55角ですよね。
ただ、秒に追われた+A井少年の終盤が怖かったので直接手の△28歩を選んだ。
以下、▲47歩、29歩成、46歩で下図。
ここは桂馬を入手した継続手で△76桂が厳しいと思った。
以下▲78飛、68桂成、同飛、59銀までは読めていた。
ただし以下、▲98飛に28と!、同王(47王は27と)、48銀成、同飛、59角、49銀、58金!が読めておらずこの筋に踏むこむことが出来なかった。
再掲下図。
本譜は△76桂の楽しみを残して△39角とセットした。
これはさすがにA井くんもまいったのではと思ったら・・・▲59銀と△76桂を消しながら守る手があった( ゚Д゚)
これは全然読んでおらず焦った。焦った状態の頭でよく見るとすんごい良い手が見えた。以下、△55桂で退路封鎖完璧じゃん!(幻覚)
正直、これで勝ったと思ったんですよね。
しかし、以下、スッと▲27王とされて…
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