優勝候補は大体顔見知りなので誰が勝っても負けても複雑な心境です。
優勝したいという強い想いはみんな同じなので、もはや根性論でどうにかなる問題ではなく、基礎の部分をおろそかにせず、かつ戦略的にやってきたかというのが大事だと思います。
さて、ここ1年はA井くんが小学生名人戦優勝・倉敷王将戦優勝と主要棋戦を制してきたわけですが、今大会は小6なので名人戦には出られません。
すると、誰なのかという話ですが全く見当がつきません。
直近の大会だと、
・A達少年(小4) 7/26倉敷高学年2位
・T橋少年(小5) 研修会E2・7/26倉敷高学年3位
・K沼少年(小5) 研修会E2・2019-20県小学生名人戦2位
・T野少年(小4) 研修会E2・7/26倉敷高学年4位
こんな感じになるんでしょうかね。
ここにT橋Hくん(小3)など低学年の代表勢がどう絡むか。とはいえ、さすがに高学年とはまだ開きがあるような、ないような。一瞬の瞬発力で高学年を倒すことは可能かと思いますがまぁ。
うーん、大会の流れとしては東北研修会勢ですかね。まだ開設して半年ですが「うわっ研修会と当たった」と思ってもらえればしめたもの。
どうなるか…
まず、驚いたのは予選リーグ2回戦で小2のS君がT橋少年に勝ち。S君正直誰だか分からなかったがよくよく考えたらこの間の2021.10.24 天童秋祭り将棋大会~ネタの収穫祭でした~で当たっていた。なるほど、確かに手は見えるな~と思ったけどT橋少年に勝つとはちょっとびっくりである。次の世代が来ているんだなぁと思った。
結局4回戦で全勝者が消える混戦に。
本戦へ行けるのは4名。
T橋少年(3-1)vsK沼少年(3-1)→4勝で通過
A達少年(3-1)vsT野少年(3-1)→4勝で通過
S少年 (3-1)vsK少年(2-2)→4勝で通過
結局、4勝でK沼少年、A達少年が通過。
3-2は、7人いて点数上位のK少年とT野少年が通過となった。
T橋少年は2回戦でS少年に負けたのが痛すぎた。T橋少年の将棋は戦いの中でノッてくるタイプゆえ予選とトーナメントで別人みたいな事がよくある。トーナメントに出ることさえできれば本番力でかなりブーストがかかっただけに予選落ちは残念。
S少年は勝てば4-1通過で小2で県小学生名人を狙う事ができた。惜しい。
トーナメントは、4勝で通過した二人がやはり強く、
決勝は、K沼少年vsA達少年となった。
県連HPの写真を観るとK沼くんまさかの四間飛車!?
えぇぇぇぇ( ゚Д゚)
居飛車党じゃなかったのかキミ~。
A達くんは対振りで非常に手厚い将棋を指すので一朝一夕の刃ならすぐに折れるけど大丈夫かこれはと思った。
結果、A達少年(小4)が優勝。
A達少年を小5と勝手に勘違いしていたがまだ小4だった、写真を観ると半世紀以上前から生きている感じがあり不思議である。
K沼少年3年連続準優勝( ;∀;)
これは悔しいだろうなぁとしか言いようがない。こうなったら優勝できるまでひたすらチャンスを呼び込みまくるしかないだろう。そして落ち込む間もなくミッションが。K沼少年、支部対抗戦東北ブロック大会の天童Aチームに昇格したので大将S野少年と副将A井少年を助ける先鋒戦での1勝が求められているぞ。
表彰式、県連HPから写真を見てみるとA達少年まったく疲れていない。
勝ったのだから当然だろと言われるかもしれないがそれにしても疲れていない。
以前から
「君は体力が取り柄だからそこを頑張りなさい(!?)」
とアドバイスしていた。
昨年の棋童戦の全国大会前にも
「全国の強豪に勝てるとしたら体力勝負に持ち込むプランしかないからまずそこを頑張れ」
と言ってしまった(つい口が滑って…)。
あらためて聞いてみると、A達少年 ありえないことになっていた。
毎朝5時起きで、
拳立て・腹筋・蹴りを100回以上、
体幹4種類を3分ずつ、
学校で腹筋300回、
空手の稽古を週4…
( ゚Д゚)いや、やりすぎだろ…
しかも遊びでやっているわけではなく、
東北大会で優勝!
次は全国大会に出場すると言ってました…。
いや、これ将棋の話ではなく空手の話ですよ…。
プラス、将棋もやっているのでメインが空手なんだか将棋なんだか分からない…。
(; ・`д・´)おまえは特殊部隊か。
A達少年は、図書館で『将棋無双』借りてきて長編を解いているらしい。もう数年以上前にあべけんプロから聞いた勉強法をひたすら忠実に守っている。もう戦争は終わったよと言うまで続けるのかもしれない。
いろいろわけの分からない勉強法はあるけど長編詰将棋を解くのだけは裏切らないからなぁ。
拳立て・腹筋・蹴りのように詰将棋は基本の呼吸。
でも普通は辛くてやめてしまうんだけど続けているとは…さすが特殊部隊だ。
あべけんプロに「彼、まだ長編解いてるらしいよ」と報告したら「それで良い」と返ってきた。
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