以下、▲35歩、同銀、33桂成、同銀、45銀、62角、17香。この局面はうまくやったと思った、しかし次の一手で冷静さを失った
以下△46銀!
以下、▲同角、17角成、19飛、18歩、69飛、27馬。
この局面は△27馬が絶品チーズバーガーで先手不利という心境、とすれば▲69飛に代えて29飛で27馬は防ぐべきだったとかな~と、頭の中はグルグル カーネリングポテト🍟の様。上図以下、▲24歩、45馬。
実は以下▲23歩成、同王、64角なら先手必勝!なのだが…
▲64に角が出れることに気づいていないというね。
自分だけ1~4筋の36マス将棋の世界で戦っていました。
再掲下図。
▲64角が見えていないので右半分だけで手を作らなければならず、1個か2個無理な手を通さないと優勢にはならないだろうなと考えていた。以下▲14桂、同香、23歩成、同王。
ここまで来ても▲64角が見えていない。以下勝負手気味に▲12銀と打った。
△同王でとりあえず王様バックしてもらおうという意図だが無理筋である。
以下、▲14歩か▲13金だがさすがに足りない。後手からは△36桂などがあり負けてもおかしくない。
再掲下図。
本譜は△32王と、逃げ方がカーネリングポテトだったので▲23金、41王と下に落とすことができた。
以下、角をつまんで1筋へ指を移動しようとした瞬間に(着手はしていない)…
私の閉じていた左眼が開いた!
-領域展開 受験世界史-
王の目(サトラップ)!!
指を急旋回させて▲64へ!
なんとか勝ちになりました。
これがアケメネス朝(BC550~BC330)ペルシア、古代の力だ!!
この将棋は序盤をサエ―氏にうまく対応されたのが衝撃でした。感想戦で「知ってた?」と聞いたら「知らない」とのこと。にも関わらず初見でうまく対応されたというのは暗記ではなくこちらの手を見ながら日頃から何らかの基準をもって指しているという事。感想戦で色々と代案を出してくるなどかなり形を知っている印象を受けた。
今年の前半、一瞬高校時代より弱くなった気がして「おいおいおい~」と思ったが以前には無かった部分も含めて力が戻りつつあると思う。山大将棋部内でもレギュラーいけると思うし、チーム世界史でも副将いけると思います、任せた。
とはいえ勝ったので世界史一問はきっちり出題させていただきます^^
その前に得意な時代ってある?と聞いたら現代とのこと。
古代中世はカタカナがややこしくて苦手らしい。それを聞いてカタカナが正解になる問題を出題しようと思った(!?)
Q1848年2月22日、パリ開催の改革宴会が禁止されると暴動が発生し、国王〇〇はイギリスに逃亡して七月王政は倒れた。これを二月革命と呼ぶ。王様の名前は?
サエ―氏「・・・」
なんか可哀そうになってきたんで「ギブアップでいいですかね」と声をかけると
「ちょっと待ってください」 と実は真面目に考えていた。
失礼しました!私がよく行く中華料理屋さんもメニュー表を渡されて30秒くらいで「決まりましたか?」と来るのでブチ切れそうになります。
その後、サエ―氏は「ルイ・・・」と言った。
おおおおおおおっ!( ゚Д゚)
「ルイ何ですか?」
サエ―氏「18世!」
正解はルイ=フィリップでした!笑 惜しいーー。
「もしかして世界史勉強してきた?('Д')」と聞くと
「してませんっ!」と言われてしまった。
( ゚Д゚)
チーム世界史に不穏な空気が・・・。
□S野G君が支部対抗天童Aチームの陸軍大将に昇格
全国中学生準名人の清N君が受験専念のため12月開催予定の支部対抗東北大会を辞退。コロナで大会先送りの影響がついに出てきたなぁという感じ。そこで副将のげんと君が大将に昇格した。
(^^)/昇進、おめでとうございやす!
S野G君「マジでやばいっす、これは本当にやばいです、さすがに…」
天童Aの大将席という重圧と同時に副将席で勝つために研究してきたことがパーになったことにショックを受けているようだった。
ちなみに、副将にA井少年、先鋒にBチーム大将のK沼少年が繰り上がった。
天童Aチームは頑張らないといけないなぁ、なんせ天童のAだからな~。笑
そして大将としてのポジションが彼を強くしたのかY田くん(山大)に勝ち。
「これが本番だったらなぁ…」と呟いた。なんか全然嬉しそうでないんですが大丈夫か…。
□山大医学部H川君登場
団体戦誰と出るの~?と聞いた。決まっていないというかメンバーが探せないとのこと。
てか、山大医学部チーム出れないのかぁ。地元最強の学歴エリート集団が出るだけで面白いことになるのになぁ。過去に山大医学部チームは5年間挑戦し続けて5年目に抽選のくじを引いて代表を掴んだという歴史があり笑いの名門である。
まぁメンバー集まらないなら仕方ないね。そういう人のために大会当日にメンバーが決まる国境なき棋士団チームがあってもいいと思う。
□vsA井少年 10分30秒
後手が私、必勝形。
以下、△37歩、同銀引、25桂、46銀、67飛、71龍、64角。
攻め駒4枚で穴熊、完璧です。
以下▲76龍。
△69飛成でも十分だが間違いなくここは決め手がある!!
気合で△47飛成、同銀。小学生に社会の厳しさを教えるにはこれしかない。
と、意気込んだものの分からなくなった。結果的にここで△57金と張りつけば手厚かった。
歳のせいか駒が密集しているところの利きが分からないんですよね。将棋脳が劣化しすぎて、盤面を見たときにガタガタと脳が揺れて処理落ちしている感じがする。
本譜は再掲下図以下、
△36歩、▲55歩で一気に怪しくなった。
さらに焦って「決めにいかねば」と△57桂成!と焦点にタダ捨てしたのも意味不明で▲同銀、55角、46銀左とされ△37金と打ち込むもいつの間にかギリギリの攻めになっていてあひゃ。
そして案の定A井少年から徹底的に受け潰され大逆転負けをくらった。
A井少年にこれでおそらく6連敗くらいしている。10連敗したら天童将棋交流室にある私のカマボコ板を五段⇒四段に下げといていいよ。
感想戦。今ノッているI泉県高校2冠王に見ていただいた。
以下、シンプルに△64角が良いらしい。
以下▲61龍に46角、同金、57銀!
なるほどこう指すのですか~~。
桂馬が持ち駒にあるので▲46金が消えると△36桂の筋が残りますからねぇ。いやぁ、至ってシンプルだ。さすがだな~普通の手を普通に指したいよ私も。
□サエ―氏がS野G君に勝った!
ここは地区予選で想定される先鋒戦のひとつ、デカいぞこの勝利は!
これでせめて私がA井少年に勝つ確率を50%くらいまで上げることが出来ればチ-ムとしての勝ちがみえてくる。
□チーム世界史 vs I泉=ケイスケ=ボナパルト 10分30秒
ナポレオン=ボナパルト …フランス革命後の混乱を収拾し、軍事独裁政権を樹立。1804年、皇帝の地位に就いた(第一帝政)。
ケイスケ=ボナパルト …コロナ渦で混迷の県高校棋界を掌握、県高校選手権と県高校新人王戦を制し2冠王となり皇帝となった。
圧倒的な強さ、この日もH川くん・M着くんに勝ち全勝。マジであかん…。
先手が私で三間ミレニアム。
モバイル中継の久保vs出口戦をイメージして▲48飛と早めに回って仕掛けてみました。ここで▲同桂が普通ですが△42銀で分からない。
以下、▲26歩、31銀引。
おそらく互角だと思うがどっから手を作るのか想像できず断念。
しかし、結論から言うとこの変化で指すしかなかったですね。本譜はひどかった。
※【あべしんの王の目!】
久保出口戦は、▲38王型で48飛と回りそもそも穴熊に潜らせていなかった。ギリギリの牽制だったといえる。この一局でそれが分かった。
再掲下図。
以下、▲同飛、43金右、49飛、44歩。
先手は1歩交換したもの後手の穴熊が完成したのが大きくこれ以上は手を出せなくなってしまった。手が進めば進むほどド作戦負けになる悪寒。困ったなぁ…方針としては、
1、すいませんでしたと銀冠に組んで来るべき勝負に備える。
2、ちょこまか目くらましで動いてI泉氏に仕掛けてもらう
の2つ。10分30秒なのでこっちでいくことにした。
ところが…
I泉氏からこちらの方針を見切られていました\(^o^)/
先手から決定的な手を指せないことをいいことに△94歩⇒84飛⇒64歩から△64飛と着実な手を積み上げられ大ピンチ(下図)
中学時代は無筋王+無理攻め王の中学2冠だったのが今では県高校二冠だもんなぁ。上図以下、△86歩、同歩、42銀。
(>_<)うわぁ。8筋を突き捨ててから堅めにいく、何この手渡し…。間合いの取り方が非常にうまい。以下これ以上固められるとまずいので▲49飛と再び回ったがその瞬間にトーンと△35歩を突かれた。
この瞬間を狙われていた!?( ゚Д゚)
いや、正直これなら何とかなると思ったのだが…
以下、▲同歩、36歩、25桂、35角。
ここでようやくどさくさに紛れて△37桂の筋を狙っていることに気づいた。なので以下、▲37歩、同歩成、同金と傷を消したら堂々△34金!。
なんだこれはと思い、以下▲36歩と角取りに打ったらそこで△25金!!
これは本当に大会受付一番乗りで1万円札出すような人の将棋だなぁと思った。
色んな意味で強すぎる…。
仮に以下▲35歩なら36歩、38金、37桂。
この手順の組み立ては一体何手前から読んでいたんだろう。
今日もまた終盤に入る前に一気に将棋が終わりそうな気配、秋だなあ。
本譜。
△45銀と打ってきた、これが▲54角成を防いで急所の位置。
以下、▲81角成、46銀、同飛。
ここで△64角や△45桂で攻め合ってくるのかなと思いきや・・・
△43銀と自らお立ちになられました。
私はこの手を見て、『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』という世界史資料集に載っている絵画を思い出した。これまで通り教皇から王冠を頭にのせてもらうのではなく、自ら王冠を△43銀!とのせたってやつです。
この戴冠式は皇帝としての力・権威を81マス全土に行き渡らせたと言える。マジで大人と子ども(僕)の将棋だった、投了。
I泉氏が急激に伸びたのは、
将棋ソフトを導入した
↓
序盤の弱点が無くなった
↓
もとからあった攻め気が活きるようになった
↓
と今の今まで思っていたが今日それが勘違いだと分かった。
なんというか将棋が全体的に格段に練り上げられている。
特に中学時代には見られなかった、間合いを取る手・しっかり受ける手・嫌らしく手を渡して相手に間違ってもらうといったことを、駒がぶつかった中終盤でも指してくる。強い…としか局後に言葉が出ませんでしたねぇ。
そして…
なぜ1万円札を出したのか…その理由は!?
学校で友人から両替を頼まれてそのまま放置していたとのこと^^
何とも言えない友情エピソードの挿入…
オチが無いから強い、でもこんなやつに負けたのか…と思った。
□S野G君発狂
M着くんに短時間で投了に追い込まれるG君。
「あぁぁぁ~~駄目だぁ、これはひどい、ほんとにひどい」と嘆いていた。あまりにも早く終わりすぎて「もう1局やろう」と2局目もやっていた。
焦る、焦るS野G君。
まだ10月後半。
12月になったら彼は一体どうなっているんだろうか?笑
S野G君は中3だが中高一貫校に通っているため受験がない。しかし、支部対抗戦大将席・ジュニア団体戦大将席と試験ではなく試練が続いている。
□学生王座戦(四日市)に連れてって!
サエ―氏は学生女流名人戦で四日市確定(地方予選が無い)。
山形大学もチームとして四日市(学生王座戦)に連れっててや~とY田くんにお願いしたら、医学部1年H川くんが
「連れてってください!」
と言った。
なんかアツいぞ🔥!
良い後輩キャラをしている。
ちなみに大学4年Y田くん、仮に東北を制しても研究室関係で山大チームに同行できるか怪しいと言っていた。
大丈夫、Y田くんがいなくてもきっとみんな(Y田くんの分まで)楽しくやるさ。。。
「柱ならば後輩の盾となるのは当然だ…」
煉獄さんになってくれY田くん。
□vsS野G君 10分30秒
前回負けたので今回はG君の戦法を決め打ちして振り飛車穴熊で勝ちに行った。
下図。
途中にG君の緩手がありはっきり勝ちと思ったが対応を間違えた。
以下、▲同銀と取ったのがいくらなんでもひどかった。
ここで△同桂成なら必至コースで投了級。
▲同金直は△39銀、38金打、28銀成、同金、39角、38金引、28角成、同金、37金が受けづらい。
上図以下、▲39香は…
△28成桂、同金、39龍、38金打に37金で受からない。
これははっきり負け。
本譜は△37桂不成だったので
以下▲39香と耐えてなんとか勝つ事ができた。
本譜ではないが以下29桂成、同金、37桂を検討してみる。
以下、同金は39龍、28金打に…
△48銀、38金引、37銀打と怨念が絡みついてきて離れない。
前世から呪われていると上図のような投了図になってしまう。
再掲下図。
以下▲28金打、29桂成、同金、64角王手はありそう。
ここで△46桂は打ってはいけない駒。
なぜなら△37桂、28金打、29桂成、同金、46角、同歩、37桂としつこく絡まれるから。
これは先手負け。桂馬は先手陣攻略の急所の駒で角よりも価値がある。
なので△64角王手には▲46香と打つ。
以下、△37桂、28金打、29桂成、同金、42角には44桂で先手勝ち。
終盤が難しいですね~。秒読みでこれを読みきるのは大変です。
戻って下図。
ここでそもそも△同銀がいけなかった。
正しくは以下▲39香と打つべき。以下△29桂成、同金引、37桂が怖いが…
▲28金打で遠さをキープするのが良くてこれなら先手良しだった。
以下、△29桂成、同金の局面は詰めろがかからないから先手勝ち。
距離感難しすぎますよね~。
コメント