先週日曜日(6/6)のアマ名人戦は2回戦で負けてほぼ予選落ちが決まった。自分の中からやる気が抜けていくのを感じた。簡単な必至が見えなかったのは日頃からの勉強不足としか言いようがない、終盤の基礎訓練の勉強を怠った結果である。
それはそれとして、疲労(からだ)のコントロールを間違えたということもある。
社会人になれば想定外の事案発生で将棋をやっている場合ではないということが多々ある。今回もアマ名人戦前の6/3水曜に将棋をする約束だったのをドタキャンしてしまった。でもまぁ、こういうことはよくあるので気持ち的には動揺はしなかった。
6/4金曜日は予定が終わった後にリアルで将棋を指すことができた。
去年もその前もノー調整で大会会場に行っているので今回はいつになく充実した調整であり夢中で若い頃のように夜遅くまで指した。
しかし翌6/5土曜日。
異変に気づいた。
上り調子を維持するために軽く家で将棋をやろうと思っていたはずが、
体が重い。
頭が全く回らない。
おまけに頸椎椎間板ヘルニアが痛みだし首肩左脇腹裏がズキズキ痛い。
溜まっていた疲労が爆発した。
まぁ将棋をやらない日でも土曜日は疲労爆発デーなのだが、午前中に掃除・洗濯買い物などをやって心配事を消してから昼寝をすれば夕方から復活するのだが、今回はそれができなかった。
お気に入りのリラックマのぬいぐるみを
リ~ラ~リラリラ~
リ~ラ~リラリラ~
と撫でても…
気持ちが落ち着かない。
ただただ、
将棋をやらなきゃ
↓
頭が回らない…
↓
将棋をやらなきゃ…
のループだった。
前日に気合の入った将棋を指したのでますます
この流れを維持するために将棋やらなきゃ💣
という気持ちが強かったというのもある。
正直、まさか上り調子からつまづくとは思わなかった。
体が気持ちについてこない。
気持ちが高ぶらなかったら素直にお昼寝ぐ~が出来てプラスだったかもしれない。
気持ちの高ぶりは目標達成へのカンフル剤になる一方で体がついていかないと逆効果になる。
困ったクマー🐻
もはや気合や気持ちの問題ではない。
30代半ば、明らかに衰えを感じる。
大会前日や前々日に全力調整は無理かもしれない。
全力はもっと前で、大会前は軽めの調整でコンディションを整えるべきだろう。
自分が何をすると、
どれだけ疲れて、
回復にはどのくらいかかるか、
を日頃から把握しないといけないと感じた。
いや、それくらい知っているはずだったのだが年取ると数年でもっと悪化するのですねぇ…。
金曜日の神調整から土曜日のグダグダぶりは、
あと一歩で合格なのに必死に勉強せず合格を逃す人のようだった。
あと一歩で勝ちなのに必至の勉強せず勝ちを逃す人のようだった。
単に将棋の勉強をするだけではダメで体調管理も緻密に緻密にやっていくしかないのかもしれない。
いゃ〜将棋よりそっちの方がめんどくさいです。笑
定跡書をいくら読めど体調管理については書いてないからなぁ。
年とると根本的な棋力は衰えるし、体調管理など若いころは考えなくてよかったことまで対策しないといけないんだなぁ。
これは自分が10代20代のころには気づかなかった。
自分が選手として勝つにはもっと自分に時間を使わないといけない。
一方で教えている子達にも勝ってもらいたいのでそこに時間を使いたい。
これも10代20代のころには無い迷いである。
あの頃は単に自分が勝てばよいと思っていたので。
というか厄介なことにこれから小学生・中学生・高校生の全国大会が控えているわけなのだがそのすべてに自分が出場するような錯覚に陥っている。
別に私が出るわけではないのにね。
青春時代全国大会不成績症候群をこじらせるとこうなる。
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