6/3(木)
親戚の納棺式へ行きました。
故人は生前将棋が趣味で愛用の彫り駒がありました。
その駒が収められている駒箱を空けると
中にはスタンプ駒も混ざっており、
とにかく長くこの駒で将棋を指していたことが伝わってきました。
さらによく見てると、
駒の表面が欠けていたり黒ずんでいたり、
駒達も疲れているようでした。
通常、駒箱を開けると、
これから将棋を指すぞ!というオーラを感じることが出来るのですが、
この駒達からは、かすかにしか感じることができませんでした。
駒が死ぬってあるんだなぁと恐ろしくなりました。
私が作った駒でもないし私が使っていた駒ではないですが、
将棋好きとして駒に別れを告げるのはとても心が痛みます。
駒を失うのは同胞を失うに等しいです。
でも駒の具合を見ればどれだけ故人が将棋が好きだったかは分かります。
駒達も幸せだったと思います。
あちらの世界でもぜひ将棋をやってほしいなと思いました。
お前たちも頑張ったんだね、ゆっくりおやすみ。
私はその日、
駒眠る駒箱を、故人が眠る棺におさめました。
アマ名人戦まであと3日。
5/31・6/1・6/2・6/3・6/4・6/5・6/6
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