山形市独自の緊急事態宣言が明けました。
GWくらいしかまともにネット将棋できないのでやってみたらこんな局面になった。
後手が私、先手王は詰んでいます。
詰み筋は色々あるのですが「玉は下段に落とせ…期待度40%」+「一間竜…期待度60%」の複合技で△59飛、同王、57飛成と迫る。
これはさすがに投了でしょう、なんせ期待度40+60で100%ですからねと思っていたら…
以下▲58角!
( ゚Д゚)
逆王手でひじょーに萎えました。
ありえないっす、こういうのばっかりで終盤勝ちきれないよ~。
中学生名人戦や支部対抗戦北海道東北ブロック大会が開催日未定のまま延期になったわけですが~~少し将棋をやろうかなと思ったので大会が近い子達に声をかけた。
あべしん専用席をつくってもらった↓
昔、支部対抗戦東日本大会で優勝した記念に師匠の土岐田八段に頂いた盤・駒の封印を久々に解いた。この神具を用いれば私のパワーは蘇る!したがって負けるわけないですよね!
結果、
・高校生に全敗(4敗)
・小学生に1敗
・中学生に反則負け含む3敗。
過去最低の成績をマークしたのだった・・・。
〇vs N君戦(高校生) 1回目
『中飛車の逆襲』をつまみ読みして対策を立てていった。
本は玉側の端歩交換が入っていなかったのだが実戦は端歩交換有り、色々勘違いしてド完敗…。いや~あほすぎる。
〇vs N君戦 2回目
私も意地を見せたい!研究を軌道修正して臨んだのが下図、後手が私。
この△76飛で先手の攻め駒を金縛りにしてやろうと思っていたら~以下▲55角が軽い捌きをモットーにするNくんの棋風通りの手で悪寒が走った。
善悪はともかくらしい手を指されてしまい焦る。
形勢はまだ悪くはないはずだが▲85桂からの波状攻撃があり押し込まれる展開を覚悟しなくてはいけなくなった。何もさせないというゲームプランが白紙に。以下△79飛成から攻めたが▲34飛、57角成、同金、45桂、47金とされてみると…
次に▲46角打のような手が発生しておりこれは容易じゃないと思った。と、同時に飛車は△78に成るんだったなぁと後悔×2。
進んで下図。
ここでは確実に勝ちたいという思いから以下△44歩とトラップしたのが弱者の判断で攻めがワンテンポ遅れた。すかさず▲56香と打たれて勝ちがなくなった。上図ではダイレクトに△55銀ボレーと突っ込んでいく手が良かった、見えてはいたんだけどなぁ。
チャンスで弱気になってしまい負け、参りました。アマ名人戦の内陸予選でN君に勝ったのはまぐれだな~。IくんからもよくN君に勝ちましたネ!(笑顔)と言われたっス。
□vs I君 1回目
I君は勝負勘が良く、常に何か狙っているので怖さがある、直近も全く勝てない。先手が私。
序盤は圧倒したと思ったが決め手を逃しておりややグダグダに。
しかし上図以下▲11飛とあたりを避けながら打った手が我ながらなかなかの好手。
以下仮に△同王なら32龍で一手一手の寄り。
なので上図以下△33王に▲91龍と逃げた手も緩急自在自画自賛の好手だと思った。
焦って龍切っても寄らないしね、距離感を見切って確実に寄せるプラン。
以下、△36歩。
ここでは▲21桂成で勝ちでしたね~。
いや、△26角からの入玉狙いがちょっとうるさいかな~と思い、▲37歩と合わせた。
つまりこれは玉頭をパフュ~ムと押し返して「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」なゲームにしようと思ったわけです。以下、△37歩成、同銀、25桂、36銀、37角、57王。
これ、どうするのかな~Iくん投了かな~と思ったら・・・
以下△64角( ゚Д゚)のっちぃぃぃ!!
詰めろ龍取り…これはおかしいゆか、かしゆか・・・。
あの日 あの場所で 凍りついた時間が~(△88手目)♪
逢えないまま どれくらいっ たったのかなきっと(秒読みだから30秒くらい)♪
手を伸ばしても もう届かない (I玉に届かな~い)♪
いきなり負けになりました・・・。
I君と将棋指すとラスト3手で簡単にまくられて負けるという状況が続いております。こういうミス減らしたい・・・。
□vs I君 2回目
後手が私。
優勢を意識していたのですがここで間違うと一気にもっていかれるので何か受けの決め手がほしいところ。切り札は△63飛なのですがそれをどこのタイミングで実行するのが一番良いのかを吟味していた。
以下、△54銀、32と。
正解はここで角を見捨てて△63飛でしたね。飛車さえ持てば▲77銀からばらして勝ち。▲21龍なら53角と形よく逃げることができる。うーーーん。本譜は以下△51角と逃げて△73角の合体を目指したのだが途中銀交換をしたのをうっかり忘れており▲52銀くらって終了。
以下、△71飛、51銀成、同飛、73歩、62金、42角で…
「また後進を育ててしまった( *´艸`)」
結局、△63飛を指さないまま負けるとか狂ってるぜ。
序盤中盤は悪くないんだけど高校生の何としても勝つという勢いにやられている~。
□禁じ手
今まで反則負けの類はやった経験が無いのだが今年に入って本当に多くなった。下は中学生との対局。
まさかの王手放置までやってしまうとは…。前回は、馬を龍と間違えて動かして負け。
公式戦でもそのうちやらかす日が近そうです。
この日は将棋はひどかったけど、全国ベスト16・東北高校新人戦女子の部で優勝経験のあるMさんが大学生になって顔を出してくれたので良い日でもあった。
□GWの楽しみ
将棋は勝てないのでウノとジェンガをやります。
これをやるためにGWあべしん道場やってる感がある。
とりあえず、5人分の手札を切った。
そんで「やりたい人~」と尋ねてもみんなどこか遠慮がち。
こういうところ、都会の子ならならどんどんアピールしてくるよ~、田舎っ子遠慮しがちだよ~。
そしたら、いつもおとなしいMくんが「じゃ、やります」と名乗りを上げた。
いいですね~!
みんなももっとやる気みせていこうぜ~。
将棋やって疲れているかもしれないけどこっからが勝負だぞ!
勝ちにこだわっていこう~
山大Y田君が「遊びじゃないよ~~、本気だよ~」と煽った。
UNOのルール知らないと修学旅行でハブかれるよ~っと重要性も説いていた。
さて、ゲームが始まってみるとそれぞれ認識しているルールが違うではないか。
たとえばドロ4のあとにドロ2で返せるのか、ラスト1枚でウノ!と言う時とあがりの時に英字カードを使ってよいのか、出せるカードがないときは山から1枚のみ引くのか・出るまで引くのかなどなど。
山形市・〇〇市・△△市、下手すると〇〇小によってルールが違う。そんな混沌とした状況で存在感を示したのが山大新入生のH君だった。彼は千葉出身なので「千葉では~」という千葉ルールで攻めてくる(笑)。関東圏から何か言われるとビビるのが田舎の県代表、千葉に屈して数多くの千葉ルールが採用・参考されることになった。
そして様々な文化がヘレニズムのように交じりあい今年のUNOのルールが完成した。
結果、私がめちゃくちゃ調子がよくて3回やって1位・2位・1位のハイスコア、UNO界のアレキサンドロス大王と呼んでくれ。
次点は女子選手のT・Kさん、将棋はこのメンバーで勝つのはなかなか厳しいところがあるがウノで2位・1位をとり存在感をアピール、私はすごく良いと思った。やっぱり将棋が強いだけではダメなんですよね、むしろ将棋で勝ってもUNOで負けたら意味ないんですよねということを今日何度も言っておきます!
ちなみに今回使用したのは『ワンピース』のUNO、実に3,980円。
Y・K君は何かを察したのかUNOではなく説明書を読んでいた。
そして、こう言った。
「あぁぁ!!これ、ラスト1枚になったらUNOじゃなくて・・・
海賊王に俺はなる!
って叫ばなくちゃいけないんだ!!」と。
さすがにこれにはみんな笑った。
そして、以後「海賊王に俺はなる!」という怒号が境内に鳴り響いた。
ラスト1枚から上がれなかった人たちは何度でも海賊王チャレンジをしなくてはならず最後はヤケクソで叫んでいた。
それにしても、みんながUNOゲームに夢中になっているところで説明書を確認しにいく着眼点はなかなかですね、その結果「ワンピース=ひとつなぎの大秘宝→ひとつなぎの笑顔」を手に入れたのだから。
高校生のN君はウノは初めてということでY田くんから付き添われながらのPLAYとなったが容赦なく+2+4を浴びせられ火だるまになっていた。やる気なくさないか心配だったので帰宅後にフォローのLINEを送っておいた。
感謝されました。
2日目はジェンガがメインだった。
ジェンガの醍醐味はガラガラと木片が倒壊するところで、いくら優勢でも一瞬にして終わりになる将棋と似ている。
1周目、2周目と回っていくうちに徐々にタワーは不安定になり不思議と指も震えてくる。中には、ゲームスタート前から俺絶対倒すわ~と弱気になっている子もいてすでにその時点で気持ちで負けている。
だめだよ~そんなんじゃ将棋も勝てないよ~!
気持ちの部分とか特に山形の子達弱いよ~!!
自分に限ってやらかすわけがないという強いメンタルで臨むのがコツです。
というわけでメンタルを強化するためにターンが回ってきたプレイヤーをヤジることにした。
「そんなんで〇〇大会勝てるの?またソルコフ負けするよ~」
「みんな見てるよ~君の弱いところみてるよ~」
「大丈夫?揺れてるよ?本当にそこが正解なの?オイッオイッオイッ!」的な。
ヤジに反応すればするほどさらにヤジられる…というね。
ここでまさかの事実、山大の千葉代表君が医学部だった。終始冷静で危ないところが一つもないプレースタイルだったのには納得した。少しは動揺してほしかったので「おいおいおい~加〇門下で一体何学んできた~?」と積み木触診中に煽ったら「飛車落ちですね」と返された(笑)。彼は良いジェンガをするので良い医者になれると思った。
I君は一昨年ジェンガをやったさい両手を使うという禁じ手を披露した。それをその場にいた中学生(当時小学生)も覚えていて「また反則やるのか?」みたいな感じで年下からいじられていた。Iくんはポテンシャルが高く何かを派手にやらかしてくれる才能を持っているのでその場にいたみんなが期待していたのだが耐えた。メンタルを強化して高校選手権へ向けて弾みをつけたのだった。
それにしてもI君のSGE高校の先輩であるY田くんがまさかのド素人!まず安牌の取り方が分かっていないのでタワーごとグラつくことが結構あった。「これ倒したら引退する」「ジェンガの呼吸」などと言ってはいるが発言と技術が一致していない…。ポテンシャルはI君以上かも。そしてちょうどY田くんの番のときにN君が会場に来たのでハメるために自分の順番の1つ後にN君を入れたのだが…あえなく倒壊!みんなに笑われていた。これがSGE芸か…。
同じくA小学生名人は会場に入った瞬間に「君の番だよ」と言われグラグラのジェンガの前に座らされた。Aくんならこういうのはスッとやってくれると思ったが予想外に困っていた。かなり長考に沈み、「M先輩に代わる?」と聞いたら「いやいや」と言いつつまだ考える。そして、結局倒しおったぁぁぁ~~~!
てか!!将棋ではかなりの強キャラなのだがプライベートではこういう感じなのか!?新たな一面を見つけてしまった。
T棋童は、相変わらずの勝負強さをみせた。Mくんが半壊芸を披露して千葉ルールで救済されたものの手番はT棋童へ。2周くらいジェンガが回っておりもうかなりガタガタで願わくば誰もが自分のところにきてほしくないと思っている状況。しかしここで1本ジェンガを取ることが出来れば次は実力者GNT君である。GNT君は序盤から変な箇所を取り続け不安定にすることに定評のある愉快犯なので彼が敗れるところをぜひ見てみたい。なので、T棋童に「ここで1本とったらすごいで!」と言ったらスリーポイント級の1本決めおった~~、おまえは流川🏀か! そしてGNT君が倒壊、面白かった。
T棋童の弟はとても思いきりがよい。でも抜いた瞬間に喜んじゃうのが不安(笑)。取ったジェンガを上に重ねるまでがジェンガだからね(*'▽') 最後までボールから目を離さない!集中!集中!!しゅ~ちゅ~~~(^^)
結局、倒さなかったのは、あべしん・Nくん・Iくん・千葉代表・T棋童の5人、ジェンガ柱と呼んでください!
今回負けた人達は、山大OBおのdくんに3人制ジェンガの必勝法「オノデラスの定理」について聞いておくとよいかと思います。
ちなみにT・Kさんから「呪術廻戦」は鬼滅路線のアニメですという情報をいただきました。知らね~と思い周りの小学生に聞いたらみんな知っていた( ゚Д゚)。
実を言うと、UNOとジェンガは少なくとも5年以上前からつちやん・おがっしーなどなどたくさんの若手強豪達と旧あべしん亭や県大会会場の宿泊場所で密かに行われてきた立派なトレーニングである。
あべしん道場からUNOのプロやジェンガのプロ、たまに将棋のプロなんてのも輩出できればよいと思っています。
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コメント
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2021/05/08 編集
あべしん
初期音源しかわからないんですがね、、。
2021/05/08 URL 編集