棋力がここ数年停滞していますがどうしたら?という質問に対する回答【スランプ脱出】

将棋の質問に答えていきます。

◎質問
・将棋歴は6年
・ウォーズ・クエスト・大会での段位とも2段です。
ここ3-4年ほど2段から中々棋力が伸びないことがご相談したい内容です。 


日々の日課としましては、ここ半年ほど毎日3-5手詰の詰将棋を5問+前日間違えた問題はぱっと見てわかるまで繰り返しといています。

・棋譜並べはゴキ中の定跡書を1週間に1時間くらい、
・実戦はウォーズを毎日3局指しています。
戦型は4年間ゴキ中のみ、最近半年はダイレクト向かい飛車もゴキ中が成立しないときに指しています。 

中々棋力が伸びず、半年前から詰将棋に取り組んでいますが、中々レーティングに反映されません。長文になりましたが、ご指導、ご指南のほど、よろしくお願いいたします。

◎回答
ゴキ中といえば角道を開ける振り飛車ですね。
角道を止めるノーマル振り飛車党の私としてはすぐにでも「三間か四間やろうぜ」と言いたいわけですが…


まぁ、中飛車でどう頑張っていくかという話ですよね、これは。

まず!

停滞期間が長い場合はいったん実戦を中止して、しっかりとした知識(定跡)を入れることが大事かなと思います。やみくもに指しても前に進むことができないです。

そして勝てない時って大体序盤で悪くなっていることが多いです。というか序盤で悪くなっていることにすら気がつかない事が多いんですよね。自分では普通と思って指していても実はその将棋自体がもう終わっていたり…。序盤→中盤→終盤の流れで序盤がダメだとその後もずるずる引きづるので最初が大事、知識をつけましょう。
     
では知識負けしないようにするにはどうしたらよいのか。
定跡書も基本を覚えるには良いのですが昇段を目指して結果を出すという観点ではちょっと情報が古いのかなと。ではおススメは何かというとあらきっぺ氏の最新戦法の事情 振り飛車編(2020年12月号)シリーズが現時点で最強だと思います。
これはプロの最新棋譜を戦法ごとに毎月分析している神ブログです。そもそもまとめるという作業は棋力と時間がないと無理なのですがそれを元奨励会三段のあらきっぺさんがやってくれている~!はっきり言って有料300円も含めて買う一手です。振り飛車編では毎月各戦法(四間・三間・中飛車・角交換振り飛車…)のトレンドを取り上げてくれているのでバックナンバーも含めて時系列で印刷したほうがよいでしょう。もちろん全部するとページ量が300円のそれではないのですごいことになる、したがって中飛車の部分だけを自分用に印刷していきます。これによって中飛車のトレンドの最新の工夫と栄枯盛衰が分かってきます。(市販の定跡書でおススメされている変化がもう潰れているということも分かってくると思います)。

また、私は中飛車党でないので読んでないですが元奨励会三段Youtuberの石川氏の中飛車本も読んでみてはいかがでしょうか。
 
レビューを見るとかなり評判がよいみたいです。扱っている戦型も守備範囲が広くて良いと思います。
    ↓
とりあえず、定跡の核を作ったらようやく実戦です。

なお、将棋の実戦は持ち時間が最低でも30秒の秒読みがある対局をお勧めします、時間が切れるプレッシャーや時間を切らして勝ってやるというテクニックは上達に必要がないのでやらなくてよいと思います。
    ⇓
実戦では勝ち負けよりも実際に相手が何をやってきたかを確認します。

もし自分が知らない変化があれば定跡書をめくる、あらきっぺさんの記事を再検索するなどします。
一発食らってから調べると記憶の定着がよいですよ…(とほほ)。

調べても書いていない変化があれば将棋ソフトなど使って正しくはどんな対応がよかったかを書き足していく。

また、もし中飛車が得意な人がいれば棋譜を見てもらった方がよいかと思います、私はゴキ中使いではないのであかんです…。

棋譜並べなどで本には書いていないけど実戦で現れる中飛車の筋を習得するのも大事。

でもプロの棋譜にこだわる必要はありません。私はあまりYoutuberには詳しくないのですが現役奨励会三段の古田さんのチャンネルは良いですね。

どんな手で勝負していくのか!!(本に書いていない、教科書では学べないところ)がかなり参考になると思います。

※Youtubeはかなり時間の浪費なので設定から「倍速」で見るなどして対応するとよいと思います。

    
詰将棋について。
まぁ、詰将棋を勉強してもそっくりそのまま実戦で出るってことはまれですね。しかしやらないよりやった方がよいです。詰将棋が得意であればどんどん長手数を解いた方が脳内盤を作る練習になると思いますよ。

ちなみに私は3手詰すら怪しいです、詰将棋の才能0です。でも、まぁそれでもなんとか生きていけてます。特に自分で指した将棋の終盤は良い教材です。例えば、実戦で「詰みそうだけど~~確信がないから別の手を指した~」という局面は後から必ず調べるようしています。【その感覚は正しかったのか】を知るのが大事。実際に読み通りであれば自信になりますし、違っていればどこで間違っていたかを精査。時には読みを打ちきった先に簡単な3手詰があったりすることも…。終盤は「詰みあり」という嗅覚がないと「詰将棋の力」を活かすところまでいかないというゲームですからね。最近は、ソフトを使って「詰む詰まない」は簡単に調べられるので便利なのでぜひ自分の将棋を調べてみてください。

以上、こんな感じでやってみてください~。

スランプ
脱出!!

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abcn

・アマ五段(県竜王戦優勝)
・中学、高校、大学、社会人で全国大会出場
・四間飛車歴およそ25年
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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