数手先の局面が見えないのですが詰将棋以外で克服する方法はありますか?という質問に対する回答

Q 質問
将棋ウォーズ四段・24 三段の大学1年生です。
駒がぶつかったあとに経験のある序中盤の形ならまだしも終盤になると急に手が見えなくなりミスをして負けてしまいます。そこで、数手先をイメージできる脳内将棋盤を形成したいと思っているのですが長手数の詰将棋を解くのが苦手です。なんとか読みの精度を高める方法はないでしょうか?目標は24で五段くらいになり来るべく大学の団体戦でチームに貢献したいと思っています。なんでもよいのでアドバイスをいただければ嬉しいです。よろしくお願い致します。 

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A 回答
要するに、数手先が読めない・見えないのですが詰将棋以外で克服する方法はありますか?ということですよね。

質問者さんが仰るように長手数の詰将棋を解く過程は脳内将棋盤の形成には大事です。

脳内将棋盤が正確であればあるほどX手先の局面を正確に把握することができます。
      ↓
まぁX手先の局面が見えても
・その局面に誘導する技術
・見えた局面の形勢判断は合っているか(弱いと不利な局面に誘導してしまう)
・誘導した局面から勝ちきる技術
など棋力が伴わないと脳内将棋盤を有効活用できないので弱いです。
      ↓
脳内将棋盤 棋力強さ !!

したがって脳内将棋盤と棋力、どちらかが欠損していると爆発的に伸びるのは厳しいという印象です。

でもそれはほんとに全国優勝や奨励会とかそういうレベルの話で、正直24五~六段くらいなら長手数の詰将棋は解かなくてもいけると思います。

※長手数の詰将棋は頭が硬くなってからだと解くのがしんどいので将来性のある選手や棋士を目指すのであればぜひとも柔らかいうちにチャレンジしてもらいたいところです。

さて、24五~六段というと全国区の強い大学でもないかぎり将棋部でレギュラーにはなれますし卒業後もそこそこ楽しい将棋選手人生は送れると思います。そんな感じでよけれ私が昔やっていた勉強法を聞いてください。

まず、脳内将棋盤を詰将棋を経由せずに作るには手段は違えど脳内で盤面を動かす修行が必要です。そこで当たり前にやっている以下のことに負荷をかけてやっていました。

実戦では時間をしっかり使い先の局面を脳内で読むことを心掛けました。
通っていた道場は30分切れ負けだったのですがそれはもう毎回フルに使って先の先まで眉間にしわを寄せて読もうとしていました。時間を使わなくても勝てる相手にさえ自分との戦いだと思いじーっと盤面を見て読み切るようにしていました。
なのでぜひ詰将棋がダメな方は、持ち時間の長い将棋を真剣に考えてみてください。今流行っている持ち時間切れ負けのアプリ将棋は暇つぶしや序盤チェックとしては良いですが上達を望むならばよくないと思っています。

また、普段の研究でも手を動かす前に先の局面を読むようにしていました。昔はそれしかなかったんですよね。今はソフトが勝手に手を教えてくれるので便利な反面、自分で読む訓練にはならずBADな面も感じます。

次の一手や簡単な詰将棋・必至・凌ぎ問題を解くときタイムアタックや暗記パラパラ詰将棋ではなく、全ての変化を読み切るためかなり時間を使っていましたね。

結果、目隠し将棋可能な脳内盤を作る事は出来ませんでしたが、苦手な詰将棋を回避して県代表くらいまではなれたのでわりと楽しい将棋人生かなと思っています。そこらへんの自己評価は各々の目標に拠るところなので心の中の自分に聞いてみてください^^ 

 こんなもんじゃ満足できない人はぜひ長手数の詰将棋を、以前も書きましたがここが才能の分かれ道だと思います。解ける人は有望、解けない人はダメではないけども別の面でアドバンテージを見つける事が必要になるといった感じです。藤井聡太二冠王は詰将棋が神レベルですごかったからなぁ。最近山形の小学生にも『詰むや詰まざるや』の39手詰を解く人が出てきてびっくりです。
 
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・アマ五段(県竜王戦優勝)
・中学、高校、大学、社会人で全国大会出場
・四間飛車歴およそ25年
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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