中学生名人戦や奨励会試験が今年も開催されると聞いた時は良かったね~と思った。
その時はコロナも収まってきており明るい展望が広がっていた。
しかし!!
今月から再び蔓延しているではあ~りませんか( ゚Д゚)!
地方では絶望と混乱が広がっていた。。
もし東京に行ってコロナに感染しようものならありえないくらい叩かれる。職場・学校・行動歴などすべてが新聞にでる。 なぜかというとそれを強く求める市民がいるから。 県や市のSNSに陽性発表があると「どこの誰ですか?東京へは何しに行ったんですか?遊びですか?職場はどこですか?」と熱心に絡んでいるアカウントがたくさんある。おそらく電話もガンガンしているんだろうなと思う。
そ~いう感じで田舎ではあっという間に情報が伝わるのですぐに村八分。
結果、その土地には住めなくなり引っ越すはめになった例もある。
扱いが異常なくらいひどいんだよな~。
そんな中で地方→東京へ行くというのはかなりのリスク。
これは子どもだけの問題ではなく家族などの濃厚接触者の問題でもある。 病院など医療従事者であれば今も内部通達で「東京から来た人との接見禁止」を言い渡されてる人もいるだろう。真面目な話、仕事を辞めるか一定期間子どもと別居しなければいけない。
したがって地方の親はガチで覚悟を決めないといけないレベルだったと思う。
中学生名人戦や奨励会試験で活躍が期待されたであろう選手も山形にはいたのだがほぼキャンセルとなった。
は~。
私はこんな状況でイベントを開催することをとやかく言っているわけではないですよ。 むしろ第2の藤井聡太さんのような才能を発掘する上で将棋連盟はよくやっていると思う。日程をずらしたからといって状況が改善するとも限らないので中止にしないで開催した意義の方が大きいと思っています。運営側も決断を迫られていたのでしょう、中止にするだけなら簡単なのをわざわざリスクをとっているのだから。
次は8月12日の中学生王将戦と高校生王将戦の大阪場所。こちらも感染者が増えており地方からの参加を躊躇する人も多いのではないかと思う。全国各地から有力選手が集まるような大会にはならないのかもしれない。コロナにかかっても国民全体がインフルエンザにかかったと同じノリであればもっと参加も増えるんだろうけど…。地方は偏見がすさまじいのでなかなかね。
コロナが収束しない限り地方民の苦悩は続く。
才能で戦う競技の1年はあまりにも大きい、この世代の子どもたちの無念は誰が背負うのか。
将棋連盟の憎きマスコットキャラクターSHOちゃんが背負うのか。
いいえ、
子ども達自身が時代と共に背負っていくのだ。
この世代から伝説の棋士が現れる事を祈っております。
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