【低将2巻】将棋漫画から学ぶ初心者向けの切れ負け勉強法【ものの歩2巻】

最近読んだ将棋漫画で初心者向けの面白い勉強法が描いてあったので紹介する。

□切れ負けラッシュ!
池沢春人著『ものの歩』2巻からです。

将棋を覚えてちょいちょいの主人公は大会に出ることになる。

覚える戦法は矢倉に絞る。相手が振り飛車だろうが居飛車だろうが何やられても矢倉の経験値で勝ちましょうという方針。


問題は、短期間でどうやって経験値をつけるのかという事。

藤川くん曰く、
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池沢春人著『ものの歩』2巻150P
とにかく回数と言っています。

では具体的に何をやるか?

切れ負け将棋!

秒読みだとグダグダになって時間かかるという事でしょうか。

持ち時間は5分!

5分で指せるようになったら4→3→2→1と持ち時間を減らしていき徹底的に指に戦法を染み込ませるというもの。

ただし、藤川くんも言っていますが「賭け」なんですよね。

合わない人はとことん合わない、頭を使わずただただ指を動かす特訓になりそうで将棋が雑になるリスクもあります。

個人的にうまくいく条件としては、

・早指しでも前局の教訓を活かしながら指せる人。
・集中力が持続する人。
・1局終わるたびに的確なアドバイスができる指導者から教われること。

この3点が大事なのかな~と思います。

初心者は基本的に実戦の絶対量が足りていない(そこで身につける手筋や詰み筋が足りない)ので切れ負けで経験値を積むのもありなのかな~。

主人公の成長が気になる方は『ものの歩』2巻を読んでみよう!


□タイムアタック!

学校や職場で「俺と将棋打ったら〇分もつかな?」と言われたことはないだろうか。将棋関係者であれば「〇分ってなんだよ!〇手の間違いだろ」と口に出さないけど思うはず。


題材は安藤たかゆき著『こんなレベルの低い将棋見たことがない!』2巻第15話から。指導棋士田中誠氏が連盟道場13級の安藤氏と指導対局をするのだがすごかった。


「5分で何局勝てるか試してみましょう」

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安藤たかゆき著『こんなレベルの低い将棋見たことがない!』2巻49P

注:5局やって何局勝てるかではありません。


・先生は10枚落ち(王1枚)からスタート、徐々に駒を増やしていく。

・先生が勝ち筋に誘導してくれる。


著者の安藤氏は最初の5分で5局、次の5分で7局指した。


そして田中先生は言った。


「安藤さんの改善点が見えてきました!」と。


力のある指導者であれば何局か指せばその人の癖みたいなものは分かる。将棋って長考しても直観で指しても変わらない部分、その人の大局観の源流が正しい方向に流れているかをみたかったのかと思いました。


指導の続きが気になる方は『低将』2巻を購入して読んでみよう。



参考記事→有名将棋関係者登場!『こんなレベルの低い将棋見たことがない!』2巻の感想


【まとめ】

切れ負けルールは時間に追われて将棋本来から外れてしまい得られるものが少ないと思っていました。ましてやじっくり考えて基礎力をつける時期の初心者には良くないだろうにと。

ただし、切実な話

・指導者も時間が無い

・教わる側も時間が無い

・目標とする大会まで時間が無い

という条件下であれば、

「切れ負け」にして無理やり対局数を爆増させて自分より強い人から沢山アドバイスをもらった方が伸びる可能性はあります将棋を覚えて最初のうちは自分で考えだすっていうよりもたくさん手筋や考え方を頭に詰め込むという作業が大事ですからね~。いやー将棋って色んな勉強法があるもんだな~と思いました。


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コメント

Y

僕の考えるメリット
切れ負けって終盤のキレを磨くのに有用だと思ってるんですけど、僕だけですかね?
どんなに評価値高くても終盤もたもたしたら負けちゃうんで。

abcn

Re: 僕の考えるメリット
Y 様

私も似たようなこと思っていたよ、勝ちに対する嗅覚を鍛える的な。

最近は、経験値の習得にも使われているようで「切れ負け革命」かもしれませんね。


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abcn

・支部対抗東日本優勝四段→県竜王戦優勝五段
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

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